ご祝儀や結婚祝いの相場は?関係性ごとの金額やマナーなどを解説
友人や知人、親類の結婚式に招待された方は、ご祝儀の相場を把握して金額を決めることが大切です。結婚式に参列しない場合でも、結婚祝いをギフトとして贈るケースがありますが、「結婚祝い」ではお金ではなく品物を贈ることが一般的です。本記事では、ご祝儀や結婚祝いについて、相場やマナーなどを詳しく解説します。
目次
- 1.ご祝儀の相場は「3万円」がひとつの基準と考える
- 2.ケース別のご祝儀の額
- 3.ご祝儀で気を付けたいマナーにはどんなものがある?
- 4.ご祝儀以外に必要な費用
- 5.ご祝儀と結婚祝いの違い
- 6.結婚祝いとしてギフトを贈る場合の相場
- 7.結婚祝いにギフトを贈る際のマナー
- 8.結婚祝いにおすすめのギフト
- 9.結婚祝いは「おめでとう」の気持ちを込めて贈ろう
1.ご祝儀の相場は「3万円」がひとつの基準と考える
ご祝儀とは、結婚や出産などの慶事に対して「おめでとう」というお祝いの気持ちを表すために贈るお金や品物のことを言います。結婚式の場合、参列者がご祝儀としてお金を包みます。
ご祝儀は「3万円」がひとつの基準です。これは披露宴でかかる飲食代や引出物代を自己負担してもらう意味合いがあります。一般的な披露宴の費用は、ゲスト1人あたりで、料理と飲み物で1.5万円~2.5万円、引出物が5,000円です。合計すると、ゲスト1人あたりに2万円~3万円ほどがかかることになります。
仮に費用を2万円と仮定した場合、お祝いの気持ちとして1万円をプラスし、3万円をご祝儀にするという計算です。友人や会社の同僚などの場合は、ご祝儀として3万円を包むことが1つの基準となります。ただし、状況に応じてご祝儀の金額は検討するようにしましょう。また、新郎新婦の新たな門出のお祝いには、シワや折り目のないまっさらな新札を用意するのがマナーです。
2.ケース別のご祝儀の額
前述の通り、ご祝儀は「3万円」が基準ですが、新郎新婦との関係性や招待のされ方によって金額が変わります。ここでは、関係性や招待されるケース別にご祝儀の相場を解説します。
関係性別のご祝儀相場
兄弟・姉妹、親族、友人や会社の同僚・部下など、新郎新婦との関係性によってご祝儀の金額がどのように変わるのか紹介します。
兄弟・姉妹
兄弟や姉妹は自分との関係性が近いため、相場よりも高い金額を包むことも珍しくありません。兄弟・姉妹の場合、相場は5万円程度です。ただし、渡す側が未成年や学生、就職したばかりという場合は3万円程度でも問題ないと考えられています。また、兄弟・姉妹との関係性や渡す側の立場によっては、7~10万円程度を包む場合もあるようです。
親族(いとこなど)
兄弟・姉妹以外の親族やいとこなどから結婚式に招待された場合のご祝儀も3万円程度が相場です。ただし、相手との関係性や自分の立場によっても変わってきます。例えば、近くに住むいとこで、よく一緒に遊んでいた親しい間柄なら5万円程度包むケースもあります。一方、遠方に住んでいてほとんど会う機会のない親族であれば、3万円で問題無いでしょう。
友人や会社の同僚・部下
友人や会社の同僚・部下の場合から結婚式に招待された場合も、ご祝儀の相場は3万円程度ですが、親友と呼べるような親しい友人の場合は少し多めに包みます。また、会社の部下の結婚式では、自身の立場より下の相手となりますので、相場より多い5万円程度包むことがあります。
会社の上司や取引先
会社の上司や取引先から結婚式に招待された場合は、3万円~5万円が相場です。上司の場合は自分の立場が下になるため、3万円程度で問題ないでしょう。目上の人に高い金額を包むことは、マナー違反ととられる可能性もあるため気を付けなければいけません。
また、取引先に会社からご祝儀を贈るケースでは、5万円程度が相場です。ただし、個人でご祝儀を贈る場合は3万円程度となります。
招待されるケース別のご祝儀相場
ここでは、どのように招待されたかに着目して、一般的なご祝儀の相場を紹介します。地域の慣習によっては相場と異なることもあるため、親や親族などに確認しておきましょう。
夫婦で招待された
夫婦で招待された場合、ご祝儀は連名で包むのが一般的です。1人あたりのご祝儀の金額を3万円とした場合、ふたり分を合わせると6万円になります。しかし、ご祝儀の金額は割り切れる数はふさわしくないといわれているため、5万円または7万円にするケースが多いようです。もし6万円を包むなら、1万円分は商品券にする、または五千円札を2枚用意して、お札の数が7枚になるように包むといった方法があります。
子連れで招待された
子連れで招待された場合は、子ども用に用意される料理の金額を目安に、ご祝儀にプラスするのが一般的な考え方です。幼児や小学生であれば5,000円程度、中学生以上であれば1万円程度が相場です。また、子どもが社会人や大学生なら一般的なご祝儀と同じ3万円程度を包むと良いでしょう。
親や兄弟などと一緒に招待された
親や兄弟などと一緒に招待された場合は、親の分に自分のご祝儀を上乗せしてまとめて包んでもらうのが一般的です。社会人や大学生の場合は、相場と同じく3万円程度が目安になります。ただし、既婚者の場合は個別に招待されるケースが多いため、その場合はそれぞれでご祝儀を用意しましょう。
参考: 結婚式の「ご祝儀相場」こんな時、いくら包めばいい?を詳しく解説|ゼクシィ
3.ご祝儀で気を付けたいマナーにはどんなものがある?
ご祝儀を贈る際のマナーには、金額や形式などがあります。誤ってしまうと失礼にあたるため気を付けましょう。また、結婚式が会員制の時や、招待されたけど参加できないケースについても解説します。
金額のマナー
ご祝儀の金額は、4万円や6万円などの偶数は避けたほうが良いとされています。偶数は割り切れる数字なので、「分かれる=別れる」を連想させるためです。ただし、偶数でも8万円は、「末広がり」につながるため良いとされています。また、2万円は「新郎新婦のペア」を連想させるため、近年ではOKとする風潮もありますが、相場より安い金額である点には注意しましょう。一方で、4万円は「死」、9万円は「苦」を連想させることから、ご祝儀の金額としてふさわしくありません。結婚式は新郎新婦にとって新しい門出となります。そのため、ご祝儀に贈るお札はシワのない新札を用意しましょう。新札は、銀行や郵便局の窓口などで交換してもらえます。
ご祝儀袋のマナー
ご祝儀は、「のし」と「水引」がついたご祝儀袋に入れるのが一般的です。水引とは、袋にかけてあるリボンのようなもののことで、結び方によって使うシーンが決まっているのが特徴です。ご祝儀(結婚式)の時は、あわじ結びや結び切り、梅結びのものを選びます。その上で、金額に見合ったデザインのご祝儀袋を選ぶと良いでしょう。色は金銀や紅白が一般的です。
ご祝儀袋の表側上部には「寿」や「御結婚御祝」などと表書きをします。下部には自分の名前を記載しましょう。また、中袋には、表側にご祝儀の金額、裏側の左下に住所、氏名を記載します。金額は漢数字で記入するのが一般的です。より丁寧に記入するなら、「円」を「圓」とするといいでしょう。
【例】
- 1万円 ⇒ 壱萬円(圓)
- 2万円 ⇒ 弐萬円(圓)
- 3万円 ⇒ 参萬円(圓)
- 5万円 ⇒ 伍・五萬円(圓)
- 7万円 ⇒ 七萬円(圓)
- 8万円 ⇒ 八萬円(圓)
- 10万円 ⇒ 拾萬円(圓)
包み方のマナー
ご祝儀には包み方にもマナーがあります。紙幣をそのままご祝儀袋に入れるのではなく、中袋あるいは中包みに入れてからご祝儀袋に入れます。
紙幣の表が中袋や中包みの表側にくるようにし、お札の肖像画が上になるように注意してください。開いて紙幣を取り出した際に、真っ先に肖像画が見えるようにしましょう。
結婚式が会費制の時ご祝儀は必要?不要?
いわゆるフォーマルな披露宴はご祝儀制がほとんどですが、近年では「アットホームな結婚式がしたい 」という希望から、会費制でパーティー形式の結婚式(1.5次会)を行う新郎新婦が増えています。会費制の結婚式は「 誰でも気軽に結婚式に参加してほしい」という新郎新婦の思いによるものです。そのため、会費と別にご祝儀を包む必要はありません。
また、会費とご祝儀は違うものです。勘違いさせないためにも、会費はご祝儀袋に入れず、そのまま受付の人に渡しましょう。その際はお釣りが出ないように用意しておくとスマートです。
結婚式に参加できないけれど、ご祝儀を渡したい時は?
結婚式に参加できない時に、ご祝儀だけ渡したいというケースもあるでしょう。その場合は、大安や友引といった日取りの良い日に、自宅に足を運んでご祝儀を手渡しすることをおすすめします。渡すタイミングは、結婚準備の忙しさを考慮すると、できれば結婚式当日の1か月前までが妥当です。それが困難であれば、結婚式後に落ち着いてから新居に届けにいく方法もあります。
ご祝儀を郵送する場合は、ご祝儀袋に入れてから現金書留の封筒に入れ、郵便局の窓口から送ります。この時、「本来なら持参すべきですが」というお詫びの一文と、お祝いのメッセージを添えると良いでしょう。
最初から欠席を伝えている場合
結婚式の参加を打診された段階か、あるいは招待状に欠席と返信した場合は、3万円から料理代の2万円を差し引いた1万円程度をご祝儀にするのが妥当です。
急遽欠席する場合
招待状に出席と返信していても、急用などでやむを得ず欠席になることもあります。タイミングによっては料理のキャンセル料が発生することもあるため、出席した場合と同じ3万円をご祝儀に包むのがマナーです。結婚式の1週間前を目安に、手渡しするか現金書留で送りましょう。
4.ご祝儀以外に必要な費用
結婚式に出席するとなると、ご祝儀以外にも以下のような点で費用がかかります。
- 交通費や宿泊費
- ヘアセットやドレス代
- 2次会の参加費
これらの費用は必ずしもゲストが負担するものとは限りません。遠方からゲストを招く場合、交通費や宿泊費を全額または一部を新郎新婦が負担することも多いです。あるいは、交通費や宿泊費はゲスト側に自己負担してもらう代わりに、ご祝儀を辞退することもあります。
ヘアセットやドレス代については、基本的にゲスト側の自己負担です。しかし、これも遠方からゲストを招く場合は、新郎新婦側が費用を負担してくれることもあります。例えば新郎新婦の方から「振袖で来てほしい」などとリクエストを出した場合は、新郎新婦側が全額負担することがマナーです。
また、結婚式の後には2次会が行われることも多くあります。2次会に招待された場合、ゲストは会費を払う必要があります。2次会の費用は、5000円~8000円程度が相場です。
5.ご祝儀と結婚祝いの違い
ご祝儀も結婚祝いも、お祝いとして新郎新婦に贈るものです。ご祝儀は現金のみであるのに対し、結婚祝いは品物か現金のどちらかを選んで贈ります。結婚式の際に持参するご祝儀に加えて贈る品、あるいは結婚式に出席しない場合に贈る現金や品などが結婚祝いです。結婚祝いは必ず贈らなくてはいけないものではありません。
6.結婚祝いとしてギフトを贈る場合の相場
結婚式に出席しない場合、ギフトの金額は、出席する場合に渡すご祝儀の3分の1程度が妥当です。つまり、一般的なご祝儀の相場は3万円なので、1万円程度のギフトを用意すれば良いことになります。
結婚式に出席する場合、ご祝儀は結婚祝いも兼ねます。ご祝儀から結婚式の食事代・引出物代を差し引いた額がギフトの金額として妥当です。関係性ごとの費用相場については、前述の「関係性別の結婚祝いの費用相場」を参考にしてください。
一般的に、結婚式の食事代・引出物代は2万円のため、ご祝儀とギフトの両方を贈る場合の費用相場は以下の通りになります。
- 新郎新婦が兄弟姉妹…3万円~10万円
- 新郎新婦が姪・甥…3万円~5万円
- 新郎新婦が職場の同僚・友人…2万円~3万円
- 新郎新婦が部下…5万円~10万円
ただし、先に結婚祝いをいただいている場合はその金額と同じにしましょう。また、友人や職場の同僚などにギフトを贈る際は、1人で用意するのではなく、有志でお金を集めて贈る場合もあります。1人あたり3,000円程度ずつ出し、合計で2万円~3万円のギフトを贈るのも良いでしょう。贈る側の負担も過度にならないため、おすすめの方法です。
7.結婚祝いにギフトを贈る際のマナー
結婚祝いにギフトを贈る際は、タイミングやマナーに気をつけましょう。
贈るタイミングは、結婚式に出席するかどうか、また結婚式に招待されているかどうかなどによっても変わってきます。まず、結婚式に出席して結婚祝いを渡すなら、ご祝儀は結婚式当日、ギフトは結婚式の1~2か月前に贈ります。結婚式を欠席する場合は、結婚式の1~2か月が目安です。
結婚式に招待されていない場合は、結婚式が終わってから1か月以内。結婚式をしない場合は、結婚報告の後1か月以内が目安となります。
包装のマナー
結婚祝いのギフトには、のし紙をかけましょう。のしは品物を包装した上からつける「外のし」が一般的です。ただし、郵送する場合はのしにキズがつくのを防ぐため、包装の内側につけることもあります。水引は銀色か紅色の結び切りで、7~10本程度のものを選びます。蝶結びは、ほどいて何度も結び直せるため、繰り返しの慶事に用いられることから、結婚祝いにはふさわしくないとされているので避けましょう。
渡し方のマナー
結婚祝いは、相手の家まで出向き直接顔を見て手渡しすることが望ましいです。しかし、予定が合わない・遠方で気軽に赴けないといった事情がある際は、郵送でもかまいません。郵送する際は、お祝いのメッセージを添えることを忘れずに。また、事前にいつ頃に届くかを電話で知らせるようにしましょう。
注意!贈ってはいけないギフト
結婚祝いでは贈ってはいけないギフトもあるため注意が必要です。
一般的に、以下のギフトはタブーと言われています。
項目 | 理由 |
刃物 | 縁が切れるという意味合いを連想させるため |
食器やグラス、鏡などの割れるもの | 割れてバラバラになるということから縁起が悪いと捉えられることが 多いため |
ハンカチ | 漢字では「手巾」と書き、「てぎれ」と読めるため縁切りの意味合いに なってしまうため |
緑茶 | 弔事の贈呈品として定番なので、お葬式や死を思わせるため基本的に 避けたほうが無難 |
白いタオル | 慶事で故人の顔にかける白い布を連想させるため |
櫛(くし) | 「く」が「苦」を、「し」が「死」を思わせるため |
ベビーグッズ | 無事に出産を終えられる保障がない以上、ベビーグッズを贈るのは控える |
縁起が悪いとして避けた方が良いとされるものは、昔からの慣習や伝統に拠るところが大きいです。昔は縁起が悪いとして避けられてきたものも、最近では結婚祝いとして贈られることがあります。
例えば、お菓子や石鹸、洗剤などの消えものは、「夫婦の縁が立ち消える」、「喜びが消える」などという意味から、昔はタブーとされていました。しかし、近年ではそういった意味合いを気にせず、気軽に贈れるギフトとして人気を集めるようになっています。
また、タブーとされるギフトであっても、新郎新婦側からリクエストがあった場合は贈ってもかまいません。迷う場合は、新郎新婦に前もって相談をするのが良いでしょう。
8.結婚祝いにおすすめのギフト
結婚祝いのギフトは、相手の趣味や考え方も考慮し、新郎新婦に喜んでもらえるものを選びましょう。ここでは、おすすめの理由と一緒に結婚祝いのギフトを紹介します。
ペア食器・カトラリー
夫婦で使えるペア食器やカトラリーは、結婚祝いに人気のギフトです。お椀やお箸、マグカップなどがあります。食器は日常的に使うものなので、デザインと機能面の両方から選ぶことがポイントです。
タオルギフト・バスギフト
タオルは糸を紡いで作られるため、人のつながりを連想させる縁起物として選ばれています。また、入浴剤やバスソルトなどのバスギフトもさまざまな種類があり、結婚祝いに喜ばれるアイテムです。
タオルやバスグッズをギフトとして選ぶ際は、少し高級な品物を選ぶと良いでしょう。特に、高品質のタオルは肌触りが良く、長く使ってもらえる可能性があります。種類もデザインも豊富なので、予算に合わせて選びやすいのもメリットです。
家電
デザイン性に優れたおしゃれ家電や機能性の高い家電を贈る方法もあります。しかし、家電は新婚生活を始める際にふたりで揃えていることがあるため、必要かどうかを事前に確認しておくと良いでしょう。
コーヒーメーカーやアロマディフューザーなどの生活に彩りを足してくれるものや、電子レンジやオーブントースター、掃除機など実用的なものなど、幅広い選択肢から選べます。
カタログ式ギフト
カタログ式ギフトは、受け取った側が品物を選べるのが魅力。不要なモノを贈ってしまったらどうしよう、と不安な方におすすめです。また、カタログ自体に価格が設定されているため、相場や予算に合わせて選びやすいのもポイントです。低価格帯であれば数千円、高価格帯では十数万円まであります。
アルバム
結婚や出産を経ると、家族で写真を撮影する機会が増えます。新しい家族で素敵な思い出を写真に残してほしいという思いを込めて、アルバムを贈るのも良いでしょう。
ただアルバムだけをそのまま贈るのではなく、何か工夫を加えてオリジナルに仕上げるとより印象的なギフトになります。例えば、あらかじめアルバムの中に新郎新婦の写真を入れておく、メッセージを表紙の裏に書いておく、などが挙げられます。
たくさんの写真を保存できるように、分厚くて長期保存可能なアルバムを選んで贈ると喜ばれるでしょう。好みの色やデザインもリサーチしておくとなお喜ばれます。
お菓子
結婚祝いにはお菓子もおすすめです。縁起の良い意味を持つお菓子を贈るようにしましょう。結婚祝いに選ばれる代表的なお菓子として、以下が挙げられます。
- バウムクーヘン・・・木の年輪のような形をしているため、長寿の願いが込められている
- マドレーヌ・・・二枚貝の形をしているため、2つで1つという夫婦円満の意味がある
- マカロン・・・「特別な人」、「大切な人」という意味が込められている
- パウンドケーキやロールケーキ・・・太くて長さのあるケーキのため夫婦の絆を意味する
注意が必要なのは、お菓子によっては縁起の良くない意味が込められたものがあることです。例えば、マシュマロは「あなたが嫌い」という意味を持つお菓子のため、結婚祝いでは避けたほうが良いです。
また、小分けのお菓子を贈る際には、個数に気を付けましょう。4、6、9は縁起が良くないとされているので避け、割り切れない奇数の個数で贈るようにします。
欲しがっているもの
何よりも喜んでもらえるのは、相手の欲しがっているものを贈ることです。結婚式の直前に慌てて聞くようだと印象が悪いため、目安として1か月前までには聞いておきましょう。また、結婚祝いは、贈り主が相手のことを考えてギフトを用意するものです。ただ何が欲しいか尋ねるよりも、いくつか候補をピックアップしてどれが良いか尋ねるようにすると相手もリクエストをしやすくなります。
直接聞きづらい場合は、誰か他の人に頼んで、さりげなく欲しいものを聞き出してもらうのも良いでしょう。
9.結婚祝いは「おめでとう」の気持ちを込めて贈ろう
今回は、ご祝儀や結婚祝いの相場について詳しく解説しました。おふたりの結婚に心温まるお祝いを贈ることは、喜びと感謝の気持ちを表す素敵な行為です。しかし、タブーとなるものもあるため、何も知らずにギフトを選んでしまうと、不快な思いをさせてしまうかもしれません。結婚お祝いにふさわしいものや避けたほうが良いものの両方を踏まえた上で、ギフトを選ぶことが大切です。場合によっては、新郎新新婦の欲しいものをリサーチしながら、相手の幸せを願う気持ちが伝わるようなギフトを用意しましょう。
また、新郎新婦の側からも、結婚に際してお祝いの品を贈ることがあります。結婚式には参加していなくてもお祝いをいただいた方に、お返しとして結婚式から1か月以内に内祝いを贈るのが一般的です。
結婚内祝いの相場は、いただいた結婚祝いの半額程度が一般的です。しかし、高額な結婚祝いをいただいた場合は、相手のご好意に甘えて3分の1程度の金額でもかまいません。お菓子やタオル、茶器、お皿などが結婚内祝いの品としておすすめです。避けるべき品は、基本的に結婚祝いでタブーとされているものと同じです。
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