親戚への結婚報告、いつすべき?報告はどこまで?
結婚が決まったら家族や親戚、友人、職場の同僚など、結婚の報告をしなければならない人はたくさんいます。このとき、報告のタイミングや、親戚の中でも誰に報告をすれば良いのかなど頭を悩ますことはよくあります。
結婚式の報告をすべき親戚にはきちんと挨拶をして、二人の結婚を祝福してもらいましょう。そこで今回は、結婚式の報告をすべき親戚や、報告のタイミングなどについて詳しく解説していきます。
目次
1.結婚式報告をすべき親戚は?どこまで招待するのが正しい?
結婚式をする場合、「親戚はどこまで招待するのが良いのか」という点で悩む人は少なくありません。結婚式に招待する親戚の範囲は明確に定義されていないため、新郎新婦で相談するなどして報告や招待をする範囲を決めておき、スムーズな結婚報告を心がけることがポイントです。ここでは、結婚の報告や挙式に招待すべき親戚の範囲について見ていきましょう。
◇結婚の報告は誰まで伝える?
挙式の日取りが決定したら、親戚にも結婚式の報告をするのが一般的です。結婚後も親族とのつながりを維持することはもちろん大切ですが、親戚の人数が多い場合は特に「どこまでの人に報告したら良いか」という点は悩みどころです。
「結婚する」という報告は、おじいさま・おばあさまやおじさま・おばさままでは極力伝えるようにしましょう。結婚式の報告をする場合も同様で、招待するかどうかにかかわらず、近しい親戚には挙式をする旨を伝えておくことがポイントです。両家の立場もあるので、挙式へ招待しない場合でも結婚するという事実だけでなく、式を挙げることも伝えると良いでしょう。
◇結婚式はどこまで招待すべき?
結婚式をする場合は、招待するゲストの人数や予算などを決めたうえで式場選びをするケースがほとんどです。そのため、招待する親族の人数によっては挙式プランや規模に影響する可能性は十分にあります。
結婚式をする場合、親族の中でもおじいさま・おばあさま、おじさま・おばさままでを招待するのが一般的です。ただし、海外ウエディングや1.5次会ウエディングなどの挙式スタイルを選んだ場合は、予算や規模、移動手段などの関係から、親族を招待することができない場合もあります。
結婚式をするのであれば、予算やコンセプトなどを考慮したうえで規模を決め、ゲストとして招待する親戚を厳選するという方法もあります。「結婚は個人の自由」と考える人が増えつつありますが、結婚した後も家同士の付き合いをしていかなければならないことは多いので、悩んだときにはご両親に相談してみることが大切です。
◇いとこなどはどうする?
いとこに対して結婚式の報告をすることは、一般的には不要といわれています。ただし、普段から仲良くしていたり、頻繁に連絡を取り合っているのであれば、結婚の連絡をしておきましょう。
また、年齢が離れたいとこにフラワーガールやリングガールをお願いしようと考えているのであれば、「結婚式に出席してほしい」と早めに連絡をしておく必要があります。フラワーガールなどの演出があると結婚式そのものが華やかになりますので、親族のなかにお子様がいる場合は相談してみましょう。
2.結婚式報告のタイミングはどのくらい前?
結婚式の日時が決まったら、結婚式報告の適切なタイミングについても把握しておきましょう。
◇日取りが決まったら早い段階で伝えよう
近しい親戚の場合には、挙式をおこなうかどうかにかかわらず、結婚が決まったタイミングで報告することがポイントです。その後、挙式の日取りや式場など細かいことが決まったら、早い段階で伝えるようにしましょう。結婚式よりも入籍が先になるのであれば、親しい親戚には入籍のタイミングで伝えるのが無難です。
◇誰が伝えるべき?
結婚の報告は、本来ならば新郎新婦が自らおこなうのが良いとされています。特におじいさま・おばあさまやおじさま・おばさまなど、幼い頃から近くで成長を見守ってくれていた親族の場合には、自分から結婚の報告をするととても喜ばれるでしょう。
しかし、場合によっては両親から伝えてもらうほうがスムーズな状況もあります。たとえば、普段あまり付き合いがなく、疎遠になっている親戚に結婚の報告をするのであれば、ご両親が電話で報告しても構いません。親戚への結婚報告は家族の関係性にも影響を与えることもあるので、ご両親に報告する手段だけでなく、「誰が伝えるか」をたずねてみると良いでしょう。
◇挙式をしない場合のタイミングとは
結婚をするすべての人が挙式をするとは限りません。挙式をしない場合でも、「親戚に結婚の報告をしたほうが良いのか」という疑問を抱く方もいるかと思います。たとえば、親戚が遠方に住んでいたり、それほど親しい間柄ではなかったりする場合は、「結婚の報告を控えたほうが良いのではないか」と考える人も多いでしょう。しかし、挙式をしないと決めた場合でも、親戚には入籍をしたタイミングで結婚の報告をするのが無難です。
また、遠い親戚であれば、入籍後にはがきなどで報告をしても構いません。「親戚といってもそれほど親しい付き合いはしていない」などの事情があるのであれば、年賀状を送るタイミングで報告するという方法もあります。
3.報告の方法を紹介します
結婚の報告を親戚にする場合、タイミングだけでなく報告の仕方も重要です。ここでは、親族を結婚式に招待する場合と招待しない場合に分けて、報告の仕方を紹介します。
◇結婚式に招待予定の親族への報告
結婚式に招待する予定の親族に対しては、招待状を渡す前に「結婚が決まった」ということを口頭で伝えておきましょう。その際には、挙式にも招待予定だと伝えておき、後日招待状を送付することがポイントです。
また、おじいさま・おばあさまなど家族にとって重要な立場にある親族については、直接出向いて結婚の報告をするのが望ましいといえます。しかし、体調など相手の事情を考慮したうえで、直接会うのが難しいと判断した場合は、電話などでの結婚報告でも良いでしょう。
◇挙式に呼ばない親族への挨拶
挙式に親族を呼ばない場合も、結婚の報告を兼ねた挨拶をしておきましょう。ただし、挙式に呼ばないのであれば結婚が決まったからといってすぐに報告をする必要はありません。たとえば、入籍や挙式を行ったタイミングで、はがきなどで報告をすると失礼にあたりません。
親族への結婚報告をはがきで行う場合、時候の挨拶をしたうえで、報告をします。たとえば、「私たちは○月〇日に結婚し 新たな人生をスタートさせました」など書き、「未熟な二人ではありますが 今後も変わらぬお付き合いのほど よろしくお願い申し上げます」などの言葉で今後のお付き合いのお願いもしておきましょう。
4.結婚式をしない場合の報告は?
結婚式をしない場合も、親戚への結婚報告をしておきましょう。結婚式をしないのであれば、親戚の家へ一軒ずつ挨拶回りをするとより丁寧な印象になります。しかし、挨拶回り以外の方法でも、結婚の報告をすることはできます。
ここからは、挙式をしない場合で、結婚の報告を親戚にするときの方法について3点紹介します。
◇挨拶回りをしよう
結婚の報告のために親戚の家に出向いて挨拶回りをすると、「礼儀を重んじている」「丁寧だ」などの印象につながる可能性が高いといえます。特に、ご両親から見て年長者となるおじいさま・おばあさまに結婚の報告をするのであれば、直接会って報告しましょう。
ただし、挨拶回りをすると先方が必要以上に気を使うこともあるので、挨拶先はご両親に事前に相談することが重要です。加えて、行き違いになるのを防ぐためにも、先方には前もって電話連絡をするなどして日時の相談をしておきましょう。
◇はがき等で報告をしよう
「遠方に住んでいる」や「お互い忙しくて都合が合わない」などの理由で挨拶回りができない親戚については、入籍のタイミングで報告をしましょう。はがきを使った結婚報告は、電話よりも丁寧な印象になる場合もあります。たとえば、年賀状や暑中見舞い、新居への引っ越しのタイミングでの報告も検討してみましょう。
結婚式をしない場合で親族に入籍報告をするなら、時候の挨拶は忘れずにするのがマナーです。そのうえで「私たちは〇月〇日に入籍し 現在は新居で新しい生活をスタートさせております」などと記すのがポイントです。挙式をしていない状態でお祝いをいただいているのであれば、はがきを送るときに感謝の気持ちも伝えておきましょう。
◇食事会などでお披露目をする
家族どうしのつながりが強い場合や地域によっては、お披露目を兼ねた食事会を開くこともあります。食事会を行う場合も、ご両親に日時や場所などを事前に相談しておきましょう。
5.まとめ
結婚が決まると、親しい人には結婚の報告をするのが一般的です。このとき、普段あまり付き合いのない親戚の場合でも、挨拶回りやはがきなどで結婚の報告をすることが欠かせません。結婚後も親戚付き合いをスムーズに行うためには、挨拶や報告は必ずしておきましょう。
ホテル椿山荘東京のウエディングプランでは、少人数婚礼や、ご親族へのお披露目のための小規模会食なども対応可能です。結婚報告の際には、ぜひご利用ください。