招待状② 招待状の作成
招待状の作成はまず招待客リストの作成とともに、 本文の決定を。
親御さまへの相談や報告を忘れずに。
ゲストのリストアップ
- 会場の最大収容人数に注意しながら、招待客リストを作成。
- 封筒の宛名書きのために「住所」を、席次表のために「肩書き」や「ふたりとの関係」を確認しておくと、この先の準備がスムーズ。
- 新郎側・新婦側の招待客人数や、親族、会社関係、友人のバランスも考えて。
招待状の作成
- 招待状は挙式日の約3ヵ月前に作成スタート。
- 招待状は、「本文」「返信はがき(私製)」「封筒」「挙式付箋」「スピーチ付箋」「地図」をもって一組となる。
- 招待状の印刷組数は、多少の予備枚数も考慮する。ゲストの追加や、欠席連絡後に、他の方を招待する可能性も。
なお、追加する場合は、最小印刷部数が決まっている場合もあるので注意を。 - 印刷には通常、1~2週間かかるため、余裕をもった計画を。
- 披露宴の主催者を決める
結婚は「家と家とのつながり」という考え方から、以前は、主催者は両親になることがほとんどでしたが、最近では、新郎新婦が主催する披露宴も多く見られます。 - 披露宴の主催者=招待状の差出人
招待状の差出人は、披露宴の主催者の名前で作成(「本文」「封筒」)。
以下の3つの方法がありますが、両親ともよく相談を。 「本文」「封筒」の差出人
①両家両親の名前(一般には父親名)で出す―――ご両親名
②本人(新郎新婦)の名前で出す――――――――ご本人名(新郎新婦名)
③両家両親・本人の連名で出す―――――――――ご両親・ご本人(新郎新婦)連名 -
- デザインを決める
招待状のデザインを決める際には、差出人も考慮して。
両親名のときにカジュアルになりすぎたり、本人名のときにあまり堅苦しくなりすぎないように。
縦書: 和風・フォーマルなイメージ
横書: 洋風・カジュアルなイメージ
など
本文
- 招待状のデザインが決まったら、「本文」を考える
- 「本文」には、結婚の知らせと、披露宴への招待の旨を記入。披露宴の日時、場所、返信はがきの返信〆切日を明記。
- 一般に結婚式の招待状は、披露宴に招待するためのものなので、挙式の日時は記入しなくてよい。
挙式にも参列をお願いする場合は、「付箋」を同封する。挙式の日時を本文にも記載する場合は、参列をお願いする文章を添えることもある。これは、神前式が多かった以前は、挙式の列席は親族が中心だったため。
挙式から披露宴までの参列は、ゲストの拘束時間も長くなるので、あくまで先方の都合を考慮すること。 - 発送月
- 返信はがき〆切
本文例披露宴の雰囲気によって、やわらかい文章で作成することも可能。
「返信はがき」
一般に、新郎側の招待客は、新郎両親もしくは新郎に、新婦側は新婦両親もしくは新婦に届くようにする。
出欠確認の取りまとめの都合により、どちらか一方へ届くようにする場合もある。
「返信はがき」の切手は、招待状のセットには含まれていないので、自身で用意を。
招待状を手渡しする場合でも、「返信はがき」に切手を貼ること。
招待状には、慶事用の切手を使用する。
「封筒」差出人は、主催者の名前(「本文」と同じ)にする。
「付箋」「本文」に記載していない内容や、一部の人にだけ伝えたい内容を付箋に記入して同封します。
- 挙式付箋
「本文」は、披露宴を案内するもの。挙式への参列をお願いする方へは、「挙式付箋」に記し同封する。 - スピーチ付箋
「主賓祝辞」「乾杯の発声」をいただく方へはあらかじめ口頭でお願いをした上で、覚書として「スピーチ付箋」にその旨を記し同封する。 友人のスピーチ・余興は、進行の時間配分にもよるので、おおまかな進行の打合せ後にお願いするほうがベター。招待状と同時に送らなくてもよい。