結婚式場が安い時期は?挙式する季節を工夫して式場費用を節約
新しい生活をスタートさせるおふたりにとって、結婚式にかかる費用は悩みのひとつかもしれません。このページでは、費用を抑えながらも満足できる結婚式を挙げるコツを紹介。結婚式場が安くなる時期やその理由、節約ヒントなど、役立つ情報を解説いたします。
目次
- 1.結婚式場が安い時期は夏・冬
- 2.夏・冬のシーズンに結婚式を挙げる際のポイント
- 3.結婚式場の費用を抑えるためのヒント1:タイミング編
- 4.結婚式場の費用を抑えるためのヒント2:アイテム編
- 5.結婚式場の費用を抑えるためのヒント3:ウエディングスタイル編
1.結婚式場が安い時期は夏・冬
日本の四季で過ごしにくい印象が強いのは夏と冬。結婚するおふたりやゲストの皆様にとっても、それは同じことでしょう。そんな季節は、結婚式を挙げるのも不向きと考える人が多いため、結婚式場はいわゆるオフシーズンとなります。費用を抑えて式を挙げていただこうと、各式場からもさまざまなプランが打ち出されます。
夏・冬の結婚式が少ない理由
オフシーズンは、品質やランクを下げずに安く挙式をすることが可能です。にもかかわらず結婚式が少ないのには、次のような理由があります。
暑さや寒さの心配があるため
極端な暑さや寒さは、結婚式に大きな影響を与えます。過去と比較しても、近年の日本の夏はどのエリアでも熱中症の注意喚起がなされるほど暑さが増しています。
ここ30年間の東京を例に挙げると、1991年8月の最高気温の平均値は29.1度だったのが、2024年の最高気温は35.9度。最高気温の平均値だけでも、実に約7度の差があることがわかります。気温上昇は体調不良のリスクが増えるだけではなく、台風やゲリラ豪雨の発生頻度にも影響。豪雨による交通機関の乱れなど、結婚式をするにあたっては不安要素が多い季節です。
その他、暑さによってせっかくのおしゃれが台無しになってしまうのも悩みのタネです。とくに、女性ゲストはヘアメイクやドレスアップなど、結婚式にお祝いにはかなりの力を入れてくださいます。そんな気遣いが夏の暑さで台無しになってしまうのはやはり心苦しいものです。
一方、冬には、厳しい寒さが待っています。平均気温にフォーカスするなら冬の気温も上昇傾向にありますが、暖冬でない限り積雪による交通トラブルが報道されることも珍しくありません。ゲストの皆様に無理なく安全にお越しいただくことを考えて、冬の挙式は二の足を踏んでしまう方が多いのです。
参考: 気象庁|過去の気象データ検索
お盆や年末年始と重なりやすいため
夏はお盆やバカンス、冬は年末年始といった時期と重なり、帰省や旅行でゲストの都合がつきにくいため、この時期も結婚式を挙げるのは避ける傾向にあります。観光のオンシーズンのため交通費や宿泊費が高くついてしまうのも理由のひとつです。
また、ゲストによっては、お盆や年末年始の飛行機や宿泊先の予約を、半年以上前から入れるので、ご招待のタイミング次第ではそれらの手配をキャンセルしていただく必要もあるでしょう。ふたりの門出とはいえ、ゲストや親戚の方々に無駄な出費や手続きをさせてしまうのは避けたいと考えて、この時期に結婚式を挙げるのも控えられています。
逆に費用が高くなりやすいのは秋
夏や冬のオフシーズンとは対照的に、1年を通して費用が高くなりやすいのは秋です。過ごしやすさという点では春もポイントが高いのですが、春は年度末を迎え卒業や就職・引っ越しといった大きなイベントが目白押しの季節。ゲストの皆様だけでなく、新郎新婦のおふたりも同様に忙しい場合があるでしょう。
対する秋は、それらのイベントが発生しにくい時期であり、時間調整がしやすいタイミング。気温も暑すぎず寒すぎずと丁度よく、天候による交通トラブルの心配が少ないのも大きなポイントです。また、「実りの秋」とされるこの季節は、おふたりの愛が結実する姿を披露するのにぴったり。そして旬の食べ物が多く、結婚式で振る舞うお料理が美味しくなる点も、秋が結婚式に向いている理由です。
2.夏・冬のシーズンに結婚式を挙げる際のポイント
避けられがちな夏・冬の挙式ですが、季節に合った対策を立てることで問題なく挙式できます。とくに、気温や天候が問題となる夏・冬は、ゲストの皆様にいかに快適に過ごしていただけるかがテーマでしょう。
暑さ・寒さ対策はマスト
結婚式場内の温度管理以外では、次のような対策を立てると良いでしょう。
タオルやブランケット・アメニティグッズを用意しておく
厳しい暑さや急な雷雨が心配な夏場は、ゲスト用のタオルを用意するのがおすすめ。汗や雨に濡れたカバンや足元などを拭いていただき、会場内の冷房で体を冷やさないようにといった心配りが伝わります。それでも寒さを感じるゲストには、ブランケットがあると良いでしょう。ご年配のゲストが多い場合は、多めに用意しておくのをおすすめします。その他、メイクや髪型の崩れを直すためのアメニティグッズがあると喜ばれるでしょう。
冬場は寒さ対策に気を配り、カイロやブランケットといった暖かいグッズを用意するのがおすすめです。室内は温度管理が徹底されているのでコート無しでも問題なく過ごせますが、おしゃれ着は素材によって寒さの感じ方が違います。そんなゲストには足元を温めるサイズのブランケットがあれば、客席でも暖かく過ごしていただけるでしょう。
季節に合ったウエルカムドリンクを用意する
乾杯の前にいただくウエルカムドリンクにも気を配りましょう。夏なら冷たく飲みやすいドリンクを多めに用意しておくのがおすすめです。汗をかいているのでミネラル補給ができるタイプの他に、微炭酸タイプのさわやかなドリンクも喜ばれます。その他には、会場内の冷房が寒いというゲストのために温かい飲み物を準備しておくのも良い案です。とくに、ご年配の方や冷えが気になる方は、暑くても温かいものを飲む習慣がついている方がいらっしゃるので、どちらも用意できるかをプランナーへ相談しておくと良いでしょう。
天候による交通機関の乱れも想定しておく
急な天候の変化により、交通機関が乱れることを前提に準備しておきましょう。ご家族・ご親族には駅から結婚式場までの送迎バスを用意する他、遠方からのお客様なら前日入りでご案内するのも一案です。また、駅からのアクセスが良い会場であれば、大雪や雨が降ったとしても安心です。会場へのアクセスの良さや交通手段は事前に確認し、ゲストへもご案内しておくと良いでしょう。
充分に楽しんで満足いく結婚式のためにも、「もしも」を想定した準備は大切です。
とくに、お式の時間変更は、前後のお客様との兼ね合いで難しいケースが多く、披露宴の進行を早めることで時間調整をすることがほとんどです。せっかくプランニングした結婚式や披露宴がせわしくなってしまうのはとても残念なことですので、季節に合わせた対策をしておきましょう。
ホテル椿山荘東京は、春夏秋冬どの季節でも絶景を楽しんでいただけるウエディングが可能です。避けられがちな夏や冬でも、ゲストに喜んでいただけるロケーションを用意しております。
夏場は緑が青く若々しい庭園を望む結婚式を実現できます。その他、ホテル独自の演出で雲海が広がる壮大な風景に変化するのもホテル椿山荘東京の庭園の魅力です。冬場は、寒さに咲き誇る椿や梅、早咲きの桜などが見られ、雪が舞い散る風景は水墨画のようです。
このように、夏・冬のウエディングを素敵に過ごせるよう、ブライダルフェアも開催しています。お気軽に会場までお越しください。
3.結婚式場の費用を抑えるためのヒント1:タイミング編
夏や冬以外でも、タイミングを選べば出費を抑えながら結婚式を挙げられます。
結婚式を平日にする
「土日がお休みなので結婚式も土日で」という方は少なくありません。新郎新婦が、土日がお休みの場合、会社関係の方も同様のことが多いため、土日に式を挙げたい方が多いのです。
そうした事情があり、予約が集中しない平日の式場は価格をお手伝いできることがほとんどです。お仕事がシフト制の方や平日がお休みという方には嬉しいプランです。ゲスト選びには少し悩むかもしれませんが、「結婚式を理由に有給休暇を取れる」と喜んでくださるゲストもいます。平日だと出席いただけないご親族用に、別途ウエディングパーティーを開催するのも良い案です。
連休中日の開催を検討する
とくに、ゴールデンウィークや年末年始などの連休は、バカンスや帰省をする人もいらっしゃるため、式を挙げる人が減ります。そのため、結婚式場の予約が取りやすく、価格を抑えやすい時期です。
ただし、長期休暇を使ってバカンスや帰省といった予定を立てるゲストももいらっしゃるため、早めに式のご案内をすると安心です。
仏滅や赤口などの日柄を狙う
お祝いの席なのでお日柄を気にする方はまだまだ多いもの。人気なのは大安・友引の日で、お祝いには向かないとされている仏滅・赤口は敬遠されがちです。それだけに、仏滅や赤口の日の結婚式場は費用が安くなる傾向にあります。
お日柄を判断する方法はいくつかあり、大安・仏滅といった六曜(六輝)以外では、二十四節気と干支から判断される吉日などもあります。代表的なのが一粒万倍日で、その他には天赦日、寅の日なども有名です。最近では、これらの吉日に挙式される方が増えていて、もし仏滅や赤口と被っているなら、吉日でもお安く挙式ができます。もちろん、お日柄を気にすることなく選ぶのも良いですが、おふたりが良くても親族に気にされる方がいるときは、事前に説明をして理由を納得してもらいましょう。
最新のお日柄をチェックしたい方は「【2024年/2025年版】入籍に良い吉日カレンダー!避けた方が良い日もご紹介」の記事をご確認ください
ナイトウエディングを検討する
夕方から夜にかけて行われるのがナイトウエディングは、比較的価格を抑えて挙げられる結婚式です。必然的に披露宴が終わるのが遅くなるので、ゲストのお帰りまで考えるとチョイスしにくい時間帯のため、価格を抑えられるようになっています。
しかし、ナイトウエディングならではのメリットもあります。夜の帳が下りる頃の美しい日没の風景や、キャンドル・ライトによるロマンティックな演出はラグジュアリー感を格段にアップ。夜景という自然を味方につけたナイトウエディングは、ゲストの満足感も得られるお式なのです。
予約~挙式までを半年以内に収める
早い方は、式の1年前から式場を押さえて結婚式を挙げますが、その場合は特典や割引が無いケースがあります。そのため、挙式予定日の半年前頃に予約をするのがおすすめです。また、さらにお安くするなら、3か月前に予約する方法もあります。
「式場にこだわりがある」「人気の式場である」といった場合は、予約ができないリスクがありますが、そうでない場合や早めに結婚式を挙げたいと考えているなら、予約から挙式までの期間を短く設定してみましょう。
4.結婚式場の費用を抑えるためのヒント2:アイテム編
結婚式のアイテムを節約すれば費用を抑えられます。その際に気をつけたいのが節約して良いものかどうかの判断です。
節約して良いもの
結婚式のアイテムで節約できるものには、次のようなものが挙げられます。
- ペーパーアイテム:招待状や席札、席次表(おふたりのプロフィールやプログラムなど)
- 動画:プロフィール紹介や余興など
- 装花・ブーケ
- 写真・アルバム
- お色直しの回数
ペーパーアイテムは自分たちで手作りして持ち込む方が多いアイテムです。動画撮影や編集が得意なご友人に頼むというお話もよくあり、持ち込みで経費を抑えるのは有効な節約方法といえます。
写真・アルバムは会場側で制作するのが普通だと思われるかもしれませんが、データで受領してオリジナルのアルバムをつくられる方も少なくありません。重厚感のあるつくりや装飾、会場のロゴ入りなど、やはりお任せするほうが良いと判断される方もいらっしゃるので、まずは検討すると良いでしょう。
お色直しに関しては打ち合わせで、回数を減らしたりヘアメイクや小物のみといった工夫ができます。
きちんとお金をかけたほうが良いもの
おもてなしの心を表すお料理や引出物については、過度な節約はするべきではありません。「料理が美味しくなかった」「引出物のランクに納得がいかなかった」などと内心思われてしまうと、せっかくのお式にネガティブな記憶が残ってしまいます。そうした礼を失すると、親族や会社の人、友人、知人との後々のお付き合いで苦労が増す可能性があります。
5.結婚式場の費用を抑えるためのヒント3:ウエディングスタイル編
日取りやアイテム以外で費用を抑えるには、結婚式のスタイルを考えるのが効果的です。
少人数結婚式を挙げる
費用は人数単位で減るので、節約という観点では、少人数での開催はもっとも有効でしょう。例えば、ご招待はご夫婦のうちおひとりだけと限らせていただくのも一案です。遠方から出席するご親族なら、逆に旅費負担が減るのでありがたいと考える方もいらっしゃいます。
また、思い切って海外ウエディングにすれば、おふたり以外の参列者が限られてくるので、旅費や宿泊費を考慮しても安くなるケースがあります。ただし、お祝いをいただける機会が少なくなるので、持ち出し費用は逆に増えることがあるので、しっかりと検討しましょう。
レストランウエディングを検討する
会場規模を控えめにすることで費用を抑える案です。雰囲気のあるレストランなら、お料理や演出にこだわりをもてるうえに、華美な装飾は不要なので、節約効果は大きくなります。そこで、注意したいポイントは以下の2つです。
1つ目は持ち出し費用です。一般的にレストランウエディングを選ぶのはゲストの方々の負担を減らす目的も大きく、お祝儀ではなく会費制で出席いただくケースが多くみられます。さらに、節約することを考えると料理や飲み物のランクを下げるしかなくなりますが、そうしてしまうとゲストの満足感も下がってしまうので、ある程度の持ち出し費用は用意しておきましょう。
2つ目は衣裳です。衣裳も用意してくれるレストランは少ないので、おふたりで準備するしかありません。結婚式場や写真館でレンタルしているドレスはふわりと広がったタイプが多く、歩くスペースが狭くなりがちなレストランウエディングには不向きです。スラッとしたマーメイドタイプやカクテルドレスなどを選ぶと、ゲストとも交流しやすくなるでしょう。
相対的に考えて結婚式場よりも安く抑えられるなら、レストランウエディングは有効な選択といえます。
フォトウエディングのみの結婚式にする
もっとも費用を抑えた結婚式といえば、フォトウエディングです。撮影場所にリゾートを選ばなければ、さらに安くできます。ホテル椿山荘東京でもフォトウェディングプランを用意していますが、他にも写真館を利用する手もあります。
フォトウエディングには、スタジオ撮影とロケーション撮影がありますが、どちらを選ぶかはおふたりの希望によります。また、おふたりの思い出の地で撮影する出張フォトサービスを提供しているところもあるので、スケジュールや費用などと合わせて検討してみましょう。受け取った写真データを自分たちでアレンジするのも楽しい試みです。
海外のフォトウエディングだと為替の影響を考慮する必要があります。ドルでしか見積もってもらえないケースだと、予約した時点と挙式日のレート差が出る場合があります。また、近年は円安傾向が続いているので、予算よりも高くなってしまう可能性にも注意が必要です。
ホテル椿山荘東京では王道の結婚式だけでなく、少人数の結婚式やレストランウエディングなど、さまざまなウエディングプランをご用意しております。
自然豊かな庭園やチャペル、神式用の神殿も備えたホテルは、お式だけでなく記念撮影やフォトウエディングにも最高のロケーションです。フォトウエディングにはムービープランもありますので、幸せなおふたりを美しい眺めとともに残しておけます。
予算を抑える以外に「ブライダルローン」を利用する方法もあるのでプランナーへ相談してみると良いでしょう。
ホテル椿山荘東京は、ブライダルフェアを開催していますので、ぜひおふたりの希望する理想の結婚式についてご相談ください。