新婚旅行の予算相場はいくらくらい?国内・海外の平均金額を紹介

新婚旅行の予算相場はいくらくらい?国内・海外の平均金額を紹介

おふたりにとって心に残る素敵な思い出にしたい「新婚旅行」。ハネムーンとも呼ばれ、おふたりにとっての特別な旅行ですが、どのくらいの予算が必要なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

新婚旅行の予算相場は行き先や日数によって変動します。しかし、目安を知っておくことで予算のやりくりがしやすくなるため、事前に把握しておくと良いでしょう。そこで今回は、新婚旅行の予算相場や国内・海外にするそれぞれのメリット、デメリット、注意点などについて詳しくご紹介します。

1.新婚旅行の予算相場は?

「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)」によると、新婚旅行にかかった費用の平均は43万4,000円(ふたり分・お土産代を除く)だと発表されています。

一言で新婚旅行といっても、行き先を国内にするのか、海外にするのかで予算相場は異なります。日数によっても予算は変動しますが、おおよその予算相場を把握しておくことで旅行先を決めやすくなります。ここでは、新婚旅行の行き先が国内の場合と海外の場合の予算、お土産費用の相場について解説します。

国内の場合

「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)」によると、新婚旅行で日本国内に行った方は80.4%を占めています。国内の新婚旅行にかかった平均費用は30万8,000円(ふたり分・お土産代を除く)と発表されています。

新婚旅行では、大きく分けてパッケージツアーを利用するか、個人で手配するかになります。パッケージツアーとは、飛行機代と宿泊代がセットになったプランのことを指し、国内パッケージツアーの総額の平均はひとり当たり13万8,000円です。

海外の場合

「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)」によると、新婚旅行で海外に行った方は19.9%となります。海外の新婚旅行にかかった平均費用は90万9,000円(ふたり分・お土産代を除く)と発表されており、国内と比べると費用が高い傾向にあることがわかります。

また、海外パッケージツアーの総額の平均はひとり当たり44万7,000円で、こちらも国内と比べると費用が高くなる傾向にあります。

お土産費用の相場

「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)」によると、お土産費用の相場は5万9,000円で、お土産代の各価格帯の割合は以下のとおりです。

購入金額 割合
0円 4.7%
10万円未満 72.1%
10〜20万円未満 18.3%
20〜30万円未満 2.9%
30〜40万円未満 1.2%
40〜50万円未満 0.3%
50〜60万円未満 0.2%
60万円以上 0.4%

上記から、70%以上のおふたりが10万円未満でお土産を購入したことがわかります。お土産はご家族やご友人だけでなく、新婚旅行で会社の休暇を取得した場合は、お礼として会社の上司や同僚にも渡すのが一般的です。

参考:「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)」
参考:ゼクシィ|結婚式のお金の相場【ハネムーン編】先輩花嫁の実例付き

2.新婚旅行を国内にするメリット・デメリット

おふたりにとって特別な旅行であるからこそ、行き先に悩んでしまうという方も多いでしょう。新婚旅行について詳しく決めるにあたり、まずは行き先を国内にするか、海外にするか決めましょう。どちらにするか選ぶ際は、国内と海外それぞれのメリット、デメリットについて深く理解することが大切です。まずは新婚旅行を国内にするメリット、デメリットをご紹介します。

メリット

前項で触れたとおり、近年は新婚旅行先として国内を選ぶおふたりが多い傾向にあります。新婚旅行を国内にするメリットとして、以下の4点が挙げられます。

  • 国内なので言葉が通じる
  • 海外と比べ日本は治安が良い
  • 緊急時でも対応してもらいやすい
  • 海外と比べて移動時間が短い

国内なので言葉が通じる

行き先にもよりますが、海外では日本語が通じないことが大半です。渡航先で使われている外国語や、一般的に通じやすいとされている英語を話せない方にとっては、せっかく旅行に行ったけどコミュニケーションをとるのが難しく疲れてしまった…ということも起こり得るでしょう。しかし、日本国内では言葉の壁がないため、コミュニケーションが容易で安心して旅行を楽しめる点がメリットとして挙げられます。

海外と比べ日本は治安が良い

海外と比べると日本は治安が良い点もメリットのひとつです。安心して散策や観光がしやすい点は、新婚旅行を国内にするメリットとして高く評価されます。また、治安が良いだけでなく、時差や気候の変化がない点、水や食べ物が合わない心配がない点も安心感につながるといえるでしょう。

緊急時でも対応してもらいやすい

国内の場合は、新婚旅行中に万が一の事態が生じても、緊急サービスが受けやすく、迅速な対応が期待できる点もメリットです。例えば、授かり婚の場合は旅行中体調の変化が生じても、すぐに病院に行くことができます。また、ご自身やパートナーが急な体調不良に見舞われてしまった際も日本国内なら安心でしょう。

海外と比べて移動時間が短い

海外旅行においては、飛行機で移動することが大半です。機内で同じ姿勢のまま長時間過ごすことになるため、人によっては体調に影響が及ぶこともあるでしょう。国内移動は海外旅行と比べると移動時間が短く、疲れを感じにくい点も大きなメリットです。電車や車で行ける場所も多いため、飛行機が苦手な方にも向いています。また、海外より交通事情を調べやすいため、効率の良い移動方法を選ぶこともできます。

移動にかかる時間が少ない分自由に過ごせる時間も増えます。仕事などで自由に長い日数のお休みを取れないというおふたりにとっても、うれしいポイントなのではないでしょうか。

デメリット

新婚旅行の行き先を国内にすることで得られるメリットは数多くありますが、その一方でデメリットも生じます。新婚旅行を国内にするデメリットとして、以下の2点が挙げられます。

  • 非日常感が薄くなる
  • 行先やプランによっては海外と同等の費用がかかることがある

非日常感が薄くなる

「新婚旅行=海外旅行」というイメージを抱いている方も少なくありません。国内旅行は比較的いつでも行けることもあり、人によっては国内を選ぶことで、新婚旅行という一大イベント感が低く感じられることもあるでしょう。

国内旅行は日常生活と環境が大きく変わらないこともあり、海外旅行のような非日常感が薄くなる点がデメリットだといえます。しかし、国内であってもこれまでに行ったことのない場所を選ぶなど工夫することによって、海外に劣らない満足感を得ることができます。国内を選ぶ場合は、より満足感にこだわったプランを立てるのがおすすめです。

行先やプランによっては海外と同等の費用がかかることがある

新婚旅行先を国内にした場合においても、場所や時期、泊まるホテルによっては海外と同等の費用がかかることもあるため、注意が必要です。例えば、リゾート地などでは高額になる傾向があります。

しかし、交通費など国内を選ぶことで浮いた費用を使って宿泊先のランクを上げたり、食事を豪華にしたりするということも可能です。それによって特別感を演出することもできます。張り切りすぎずに、予算や行きたい場所をしっかりと考えてプランを立てると良いでしょう。

3.新婚旅行を海外にするメリット・デメリット

新婚旅行の行き先を国内する場合、安心して楽しむことができるメリットがありますが、その一方で行き先を海外にする魅力もたくさんあります。どちらもメリット、デメリットがあるため、おふたりの理想や状況に適した行き先を選ぶことが大切です。ここでは、新婚旅行を海外にするメリット、デメリットについて詳しくご紹介します。

メリット

新婚旅行で海外を訪れることが夢だった、という方も多くいらっしゃるでしょう。新婚旅行を海外にすることで得られるメリットとして、以下の4点が挙げられます。

  • 非日常を味わえる
  • 日本とは違う文化に触れられる
  • 海外の免税店を利用できる
  • 行き先やプランによっては国内旅行より費用を抑えられることがある

非日常を味わえる

海外は日常とは全く異なる環境があるため、特別感を感じさせてくれる点が大きなメリットです。言語や文化が異なる海外の地で味わう刺激的な体験は、夫婦の絆が強まるきっかけにもなります。

また、日本では味わえないロマンチックな雰囲気を演出できることも魅力のひとつです。例えば、ヨーロッパの美しい街並みやケタ違いなスケールの大自然、美しいサンセットが見られるビーチなど、日本では見ることができないロマンチックな場所や景色がたくさんあります。ロマンチックで素敵な場所で、大切なパートナーと特別な瞬間を共有できるのが海外の新婚旅行のメリットとして挙げられます。

日本とは違う文化に触れられる

海外旅行は、日本とは異なる文化に触れられる貴重な体験です。おふたりにとって未知の世界でもある、異国の文化や美しい景色などに触れることで、視野が広がり新たな発見があるかもしれません。海外での刺激的な日々をおふたりだけで過ごすことは、特別な思い出になることでしょう。また、異国という開放的な空間は人目を気にすることなく過ごせるため、日本にいるときよりもさらに自由に楽しめることもメリットです。

海外の免税店を利用できる

ショッピングは、海外への新婚旅行の楽しみのひとつです。日本ではなかなか手が届かない憧れのブランド品も、海外の免税店を利用することで日本と比べるとリーズナブルに購入できることがあります。お目当ての商品を税抜き価格で購入できる点もメリットだといえるでしょう。おふたりで記念になるものをお揃いで買うのもおすすめです。

行先やプランによっては国内旅行より費用を抑えられることがある

国内旅行に比べると海外旅行のほうが費用相場は高い傾向にありますが、物価が低い国や地域を選べば費用を抑えることが可能です。例えば、旅行客が少ないオフシーズンや旅先をアジア圏にすることで、アメリカやヨーロッパなどに渡航するよりも交通費を抑えられます。

デメリット

新婚旅行で海外に行くことにおいて多くのメリットがありますが、その一方でデメリットも生じます。新婚旅行を海外にする場合のデメリットとして、以下の4点が挙げられます。

  • 言葉が通じないことがある
  • 治安の不安がある
  • 緊急時の対応が遅れる可能性がある
  • 準備や移動に時間がかかることがある

言葉が通じないことがある

行先にもよりますが、海外では日本語が通じないことが大半です。言語の違いによってコミュニケーションに困難が生じることがあります。言葉の壁については、近年は便利な翻訳アプリがあるため、準備しておくと良いでしょう。トラブルが起きたときは冷静に対処できるよう、事前に訪れる国の特徴を確認しておくのがおすすめです。

治安の不安がある

日本は海外と比べると治安が良いため、安心して旅行を楽しむことができます。しかし、海外では訪れる国や地域によっては治安が悪い場所もあるため注意が必要です。中東から北アフリカにかけては治安に心配があるエリアなため、タヒチやハワイ、バリ島などの治安の良い国を選ぶと安心です。

緊急時の対応が遅れる可能性がある

海外では、言語や緊急システムの違いから、緊急時の対応に時間がかかることがあり得ます。体調を崩してしまったり、スリや盗難に遭ってしまったりといったトラブルが想定できるため、緊急時についても対策をしておくことが大切です。

例えば、パスポートや財布、クレジットカードは服の下に隠して携帯できるセキュリティポーチに保管しておくのがおすすめです。健康面における不安は、旅行前に病院で診察を受けることでリスクを減らすことが可能です。かかりつけの病院で、予防接種や感染症の予防、旅行先での注意点、携帯したほうが良い薬について相談しましょう。

準備や移動に時間がかかることがある

海外では行き先によってはビザが必要な場合があるため、前もって準備が必要です。また、行き先によっては長距離移動となるため、移動だけで疲れてしまうこともあります。仕事の都合などであまり長い期間のお休みが取れない場合は特にもどかしく感じてしまうこともあるでしょう。

4.新婚旅行時の注意点

おふたりにとってせっかくの機会である新婚旅行を安心、安全に楽しむためには注意しておくことがいくつかあります。特に海外へ行く場合は、万全の準備をしておくに越したことはありません。おふたりの新婚旅行が素敵な思い出として残るよう、新婚旅行時の注意点についてご紹介します。

勤め先の規定に応じた休暇届を出す

まず、勤め先の規定に応じた休暇届を出しましょう。会社によっては、法定外休暇(特別休暇)を設定していることがあります。例えば、新婚旅行の休暇の場合は、慶弔休暇や結婚休暇を申請できることがあります。法定外休暇を取得する際は、事前に会社に証明書などの書類を提出する必要があるため、手順に則って申請しましょう。一般的に、5日〜7日間が法定外休暇の期間となります。

法定外休暇は企業が独自に設定している休暇のため、会社によって規定が異なります。新婚旅行のお休みとして取得できるもので申請しましょう。新婚旅行の休暇申請が慶弔休暇、結婚休暇、有給休暇のどれに該当するのかをはじめ、取得できる日数とタイミング、分割して利用することができるかなど、不明点は上司や人事に確認しておくと安心です。また、海外渡航を伴う場合は、海外渡航申請が必要な企業もあるため、併せて確認しておきましょう。

パスポートのコピーを取っておく

新婚旅行で海外に行く場合は、パスポート紛失の再発行に備え、念のためにパスポートのコピーを取っておきましょう。紛失や盗難に備える他、宿泊先や免税店で必要になることがあります。また、パスポートを紛失して再発行する際は証明写真も必要になるため、併せても用意しておきましょう。さらに、出発前にパスポートの有効期限も必ず確認しておきましょう。パスポートは申請から受領までに、通常1週間程度(土・日・休日を除く)かかるため注意が必要です。渡航先によっては、パスポートの残存有効期限が短いと渡航ができないケースがあります。渡航時にパスポートの有効期限が1年未満になっている場合には新しいパスポートの切り替えを検討したほうが良いでしょう。

参考:外務省|渡航前に,パスポートの残存有効期間をご確認ください!

旅行保険に加入する

海外での医療費は高額なうえ、荷物の紛失や破損、飛行機の遅延は珍しいことではありません。必ず旅行保険に加入しましょう。クレジットカードに付帯していることがあるため、事前に確認しておくのがおすすめです。また、付保証明書(英語版)を取り寄せておくと、万が一の際に安心です。

渡航先について、外務省のサイトで調べておく

新婚旅行で海外を訪れる場合は、渡航先の安全性を確認するために外務省のサイトを必ずチェックしておきます。外務省のサイトでは、渡航先の安全情報や必要なビザの情報などが掲載されているため、準備時と出発前に確認しておきましょう。目的地の治安や自然災害情報などを旅行前に確認しておくことで、より安全な旅行の計画を立てることができます。

渡航先の文化や慣習を調べておく

せっかくの新婚旅行で、渡航先の文化や慣習を知らずに失礼な行動を取って恥ずかしい思いをしてしまうことは避けたいものです。特に海外では、文化の違いからトラブルになることも考えられるため、事前に調べておきましょう。また、入国の際に入国カードが必要な場合もあり、国によってはオンラインで申請可能な場合もあります。文化や慣習については、行き先が国内でも地域によっては違いがあるため、注意することが大切です。

 

新婚旅行の行き先は国内でも海外でもそれぞれメリット、デメリットがあるため、おふたりの予算や新婚旅行で叶えたいこと、旅行の目的に応じて最適な選択をすることが重要なポイントです。挙式予定の方は、新婚旅行の準備と併せて式の準備も進めましょう。

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