結婚内祝いの相場とは?相手別の相場やおすすめの品まで紹介

結婚内祝いの相場とは?相手別の相場やおすすめの品まで紹介

おふたりにとって人生の新たな門出となる結婚。これから結婚するおふたりにとって、決めるべきことや準備することは数多くあります。その中でも、結婚祝いのお返しである「内祝い」について、「何を贈ろう」「お返しの相場はどのくらい?」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

今回は、結婚内祝いについて解説します。結婚内祝いについて把握すべきポイントや相手別の相場、金額別のおすすめの品などについて詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1.結婚内祝いとは?

本来、内祝いとは身内の中で起きた祝いごとを周囲に報告することや喜びを分かち合うことを指します。内祝いは結婚だけでなく出産などのときにも行うことで、「幸せのおすそわけ」という形でお祝いをすることを表します。
従来の結婚内祝いは「自主的に贈る」ことが習慣でした。現在は変化しており、披露宴に参加できなかったものの結婚祝いを贈ってくれた方に対してお返しを贈るものとして使われています。結婚内祝いの金額は結婚祝いでもらった品によって異なるため、まずはいただいた贈り物の金額などを把握することから始めると良いでしょう。

2.結婚内祝いについて把握すべきポイントとは

結婚のお祝いをいただくシーンはさまざまであるため、「この場合のお返しはどうしたら良いの?」と悩むこともしばしばです。結婚内祝いを贈る際の把握すべきポイントとして、以下の3点が挙げられます。

  1. 連名の場合はいただいた金額に対する人数で考える
  2. 高額の場合は無理のない範囲でお返しをする
  3. お返し不要の場合は少額でお返しを用意する

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

1. 連名の場合はいただいた金額に対する人数で考える

結婚祝いを連名でいただいた場合は、ひとりずつ個別にお返しするのがマナーです。いただいた品の金額を人数分で割り、3分の1から半額程度で返すのが良いでしょう。お礼状も個別につけるとより丁寧な印象を与えます。
職場の大勢の方からいただいた場合やお祝いの金額が少額の場合は、全員に内祝いを贈るとなるとひとりあたりの予算が低くなりすぎてしまうこともあり得ます。その際は、全員で食べられる小分けのお菓子などを用意して代表者に渡す形でもかまいません。

2. 高額の場合は無理のない範囲でお返しをする

結婚祝いをいただいた際に、場合によっては10万円などの高額な品をいただくこともあるでしょう。一般的な内祝いの相場は、3分の1から半額程度とされていますが、高額な品をいただいた場合は金額が大きくなります。およそ半額前後を目安に贈るため「半返し」と呼ばれていますが、高額なお祝いに対してきっちり半額の品をお返ししてしまうとかえって気を遣わせてしまうことになります。
高額な結婚祝いを贈る方は、おふたりの祖父母や親御様、親族や目上の方で、「これからのおふたりの生活に役立ててほしい」という気持ちを込めて贈るケースが大半です。お祝いを贈った方も相応の内祝いを望んでいるわけではなく、相手にとって不本意になる可能性もあります。失礼のない程度に無理のない範囲でお返しを選ぶと良いでしょう。

3. お返し不要の場合は少額でお返しを用意する

結婚祝いをいただく際に相手から「お返し不要です」と伝えられるケースもあります。言葉どおり受け取ったほうが良いのか、それでは失礼になってしまうのではないか、と気にされる方も多いでしょう。本音と建前という言葉があるとおり社交辞令の可能性もあるため、念のためお返しするのが基本です。お返しする品の金額は、いただいた品の3分の1程度に抑えて「気持ちだけお返しさせていただきます」とお礼を添えて渡すのがおすすめです。
お返しを辞退する申し出が一筆書きや手紙などだった場合は、お返しを渡すと厚意を無下にすることになり、かえって失礼にあたります。この場合は、お礼状で感謝の気持ちをお伝えし、新婚旅行のお土産や相手に慶事があったときにお祝いを贈ると良いでしょう。

3.【相手別】結婚内祝いの相場

結婚内祝いの相場は、いただいた品の金額と相手との関係性によって異なります。必ずしも相場に合わせる必要はありませんが、お悩みの際は相場を参考に品物を選んでみましょう。ここでは、相手別の結婚内祝いの相場について詳しくご紹介します。

親御様へ贈る品物の相場

おふたりの親御様へ贈る品物の相場は特にありません。親御様からの結婚祝いは、結婚式やこれからのおふたりの新生活のためにと支援の意味を込められていることが多いため、お返しの相場にこだわる必要はありません。相場を気にするのではなく、感謝の気持ちを込めた贈り物を選びましょう。食事や旅行などといった、おふたりと一緒に時間を過ごせる機会を作り、感謝の気持ちを伝える場を設けることが大切です。

兄弟姉妹へ贈る品物の相場

兄弟姉妹から結婚祝いをいただいた場合は、相場に合った品物を贈るのが基本です。兄弟姉妹へ贈る品物の相場は、3分の1から半返し程度がおすすめです。兄弟姉妹からの結婚祝いは1万〜5万円程度が相場であるため、金額にするとお返しは3千円から2万5千円程度になります。
お返しをする際、年上の方には控えめに、年下の方には手厚くするというのが基本なため、年上の兄弟は3分の1、年下の兄弟には半返しのお返しを贈ると良いでしょう。品物としては、お菓子の詰め合わせやタオル、洗剤などの日常生活に必要なものがおすすめです。

祖父母や従兄弟・従姉妹へ贈る品物の相場

祖父母への内祝いは、親御様と同様に食事などの場を設けると良いでしょう。祖父母からの結婚祝いも、親御様と同じようにこれからのおふたりの生活への支援として贈られることが大半のため、感謝の気持ちを伝えられる機会を作ることが大切です。
従兄弟へのお返しの相場は関係性によって異なります。従兄弟への結婚祝いは3万円が相場であるため、お返しを3分の1〜半返しとして考えると1万円程度の品を選びましょう。

職場の同僚や友人へ贈る品物の相場

職場の同僚や友人へのお返しは、いただいた品の金額の半分である半返しが一般的です。例えば、お祝いが1万円だった場合は半額の5千円程度の内祝いを用意しましょう。具体的には、高級なお菓子や日常で使用できる生活雑貨などで、相手の好みに合わせたものを贈るのがおすすめです。
しかし、職場の後輩や部下にあたる方から結婚祝いをいただいた際には注意が必要です。おふたりより目下の方からお祝いをいただいた場合は、内祝いの相場の基本どおりの3分の1〜半返しではなく、お祝いと同等程度の内祝いを選ぶのが目上の人間としての一般的なマナーです。例えば1万円の品をいただいたら、半返し以上の8千円から1万円程度の内祝いを贈りましょう。

職場の上司や先輩へ贈る品物の相場

職場の上司や先輩のようなおふたりより目上の方にお返しをする場合は、いただいた品の3分の1程度がマナーです。目上の方にお祝いをいただいた場合、半返しや高価すぎる内祝いは失礼にあたる可能性もあるため、注意しましょう。例えば、1万円のお祝いをいただいた場合は3千〜4千円程度の品を選びましょう。
高額なお祝いをいただいた場合は、内祝いを3分の1程度に抑えて、それ以上に感謝の気持ちを伝えることが重要なポイントです。電話や手紙でお礼の気持ちを伝えたり、新婚旅行のお土産を持参してお宅に伺ったりといったように、行動で感謝の気持ちを表すと良いでしょう。

4.【金額別】結婚内祝いにおすすめの品

前述のとおり、結婚内祝いの相場はいただいた金額の3分の1〜半返しが基本ですが、相手との関係性によって相場が異なり、費用によって購入できる品物が変わります。金額別の結婚内祝いにおすすめの品は、以下の表のとおりです。

金額 おすすめの品
3千円以下 洋菓子や和菓子の詰め合わせ、タオルセット
3千円から5千円 グラスやお皿のセット
5千円から1万円 高級ジュースやフルーツ、ブランドのタオルセット
1万円以上 日本酒やワインなどのお酒、高級なお肉のセット、ブランドの食器セット

ここでは、金額ごとの結婚内祝いのおすすめの品について詳しく解説します。

3千円以下のおすすめ品

3千円以下の結婚内祝いにおすすめの品物は、洋菓子や和菓子の詰め合わせ、タオルセットなどが挙げられます。後述で詳しく解説しますが、内祝いで食べ物を贈る場合は賞味期限が長いものを選ぶのがポイントです。お菓子の詰め合わせであれば比較的賞味期限が長いため、贈り物として適しています。また、タオルは普段日常的に使用するものでもあるため、実用性が高く喜ばれます。
職場やご友人など数人の方から結婚祝いをいただいた場合は、実用的な雑貨や「寿」や「ありがとう」などメッセージ性のあるパッケージに入っている小分けのお菓子などが配りやすくおすすめです。

3千円から5千円のおすすめ品

予算が3千円から5千円の場合は、グラスやお皿のセットなど実用性のあるものが良いでしょう。以前は食器やグラスなどは「割れる」ため、縁起が悪く不向きとされていました。しかし、食器は感謝の気持ちをいつまでも残しておくことができることや使い勝手の良さから、近年では内祝いの定番のギフトとされています。人気のブランドや相手が好きなキャラクターのものなど、相手の好みに合わせて選ぶと喜ばれます。
また、すでに結婚しているご友人などであれば、ペアマグカップなどを選ぶのもおすすめです。

5千円から1万円のおすすめ品

5千円から1万円の結婚内祝いにおすすめの品物は、高級ジュースやブランドのタオルセットなどが挙げられます。高級ジュースやフルーツなどは個数の調節できる場合も多く、贈る方によって合わせやすいメリットがあります。また、普段自分では買わない高級な贈り物は特別感を与えてくれるうれしい効果もあります。贈る際には、相手のご家庭に配慮することがポイントです。例えば、高齢の方のみの場合は飲みきりサイズのセットなどを選ぶことによって、期限を気にせずに消費しやすくなります。
ブランド品のタオルセットも普段使用するものでもありながら自分では購入する機会が少ないため、お返しに贈ると喜ばれる可能性が高い品物だといえるでしょう。

1万円以上のおすすめ品

予算が1万円以上の結婚内祝いは、金額が高い分、選ぶのを難しく感じる方もいらっしゃるでしょう。日本酒やワインなどのお酒、高級なお肉のセット、ブランドの食器セットなどがおすすめです。
ワインや日本酒などのお酒は、相手がお酒好きな方の場合に喜ばれます。お酒は消えものですし、昔から「祝杯をあげる」という言葉があるように、おめでたい席ではお酒で乾杯することも多いため、結婚内祝いとして適しています。お酒を贈る場合は、ワインや日本酒など相手の好みに合わせて贈るのが良いでしょう。
高級なお肉のセットやブランドの食器は、普段の生活では購入する機会が少なく、特別感があります。お肉を贈るときは、相手に事前に連絡を入れるようにしましょう。相手が旅行や出張などで留守の場合は受け取れないこともありますし、お肉は冷蔵や冷凍で送られることが多いため、冷蔵庫の整理など受け取る準備が必要かもしれないためです。
また、相手の好みがわからない場合は、カタログギフトもおすすめです。カタログギフトにはさまざまな価格帯のものが用意されており、予算に応じて選ぶことができます。

5.結婚内祝いの品を選ぶ際に注意すべき点は?

結婚内祝いの品を選ぶ際はいくつか注意点があります。結婚内祝いの品物を選び間違えないためにも、事前に把握しておくことが重要です。結婚内祝いの品を選ぶ際に注意すべき点として以下の3点が挙げられます。

  1. 食品関係で賞味期限の短い品は選ばない
  2. 縁起の良くない品は選ばない
  3. もらった品と似た品は選ばない

ひとつずつ見ていきましょう。

1. 食品関係で賞味期限の短い品は選ばない

お菓子などの食品を選ぶ際、賞味期限が短いものは避けるのがおすすめです。受け取ってから1週間以内に食べ切る必要があるものは、相手にとって負担になることがあります。賞味期限は最低でも2週間以上、可能であれば1ヶ月以上のものを選ぶと安心です。
送る相手のアレルギーがわかっている場合は、避けて選ぶ必要があります。また、贈る時期や品物の内容によっては、保冷剤を添えるなどの工夫も考慮しましょう。缶詰セットは比較的賞味期限が長く、定番の贈り物として適しています。

2. 縁起の良くない品は選ばない

内祝いには、縁起の良くない品を避けることも注意点のひとつです。贈る品の数量は、割り切れてしまう偶数や「死」や「苦」を連想させる忌み数字である「4」や「9」を選ぶのは避けましょう。具体的な品物としては、「切る」を連想させるハサミや「お別れ」を連想させるハンカチも選ばないようにしてください。

3. もらった品と似た品は選ばない

もらった品と似たようなものを選ばないように気をつけましょう。自分が贈ったものと似たような品を贈られることで、相手によっては「不要なものだったのか」や「喜んでもらえなかった」などと思われることもあります。一般的に好意的に受け取る方は少ないため、例えご自身が贈られて気に入ったものだからといっても似た品は選ばないようにするのが無難です。

今回は結婚内祝いの相場についてご紹介しました。これから結婚するおふたりにとっては、結婚内祝いだけでなく新生活や結婚式の準備など決めることが数多くあります。中でも、これからおふたりで歩んでいくうえで思い出として残る結婚式の準備についてお悩みの方は多いのではないでしょうか。
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