自然の温もりにあふれたラスティック・ウエディングとは?
いま、欧米の結婚式で人気を博しているウエディングスタイルが、「 ラスティック・ウエディング 」です。
ラスティック・ウエディングとは、どんな結婚式なのでしょう?
ラスティック・ウエディングの魅力や、どんな結婚式場がラスティック・ウエディングに向いているのかをご案内いたします。
ラスティック・ウエディングとは?その魅力は?
ラスティック・ウエディングとは、近年、欧米で注目を浴びているウエディングのスタイルです。
ラスティック( rustic )は、その言葉の意味通り、「 飾らない 」「 素朴な 」ウエディングという意味です。
ただしそれは必ずしも「 質素な 」とか「 シンプルな 」とかいう意味ではありません。
ニュアンス的に言えば「 より自然に近い 」「 よりエコな 」ウエディングを表現した方がいいでしょう。
四季の草花が美しく咲き、ナチュラルな雰囲気に満ちたウエディング。それが、ラスティック・ウエディングと言えます。
自然に身を委ね、自然に祝福されているような雰囲気に、新郎新婦もゲストもリラックスして一日を過ごすことができます。
ラスティック・ウエディングとガーデン・ウエディングは何が違うの?
緑や四季の草花に囲まれて行う結婚式は、今までも同様のシーンで、ガーデン・ウエディングとして開催されてきました。
では、ガーデン・ウエディングとラスティック・ウエディングは何が違うのでしょうか?
明確な定義はありませんが、ガーデン・ウエディングに、よりナチュラルでエコな要素が加味されたものが、ラスティック・ウエディングと言われています。
ラスティック・ウエディングには、華美な装飾は基本不要です。
できるだけ自然そのままの姿でいることが、最上のコーディネートになります。
四季の情景を大切にしてきた日本人にとって、大変受け入れやすいウエディングスタイルと言えます。
どんな結婚式場がラスティック・ウエディングにおすすめ?
自然に祝福されるような雰囲気が演出できるラスティック・ウエディング。
開催するなら、ガーデンが美しく整備された結婚式場が最適です。
ポイントは、いかにも結婚式用に作り込んだような庭園ではなく、長い年月をかけて周囲の環境と融和した、歴史と落ち着きを感じさせる庭園がベストです。
洋風のガーデンはもちろん、和風の庭園も十分ラスティック・ウエディングの対象になります。
和装婚でのラスティック・ウエディングも、日本ならではのスタイルで斬新でしょう。
なお「 自然豊かな環境 」というと、どうしても郊外などの交通アクセスの不便な会場を選んでしまいがちですが、ホテルの庭園などを利用する方法もあります。
なるべくゲストが集まりやすい、バランスの取れた結婚式場を選びましょう。
ラスティック・ウエディングを引き立たせるアイテムとは?
ラスティック・ウエディングの演出には、アイテムの工夫も大切です。
そのポイントを案内します。
【 インテリア 】
インテリアは、なるべく木のぬくもりを感じさせるウッディなものか、アンティーク調のものがいいでしょう。
結婚式場に相応のものがなくても、ナチュラルカラーや木綿、コットンといった自然の風合いを醸し出す色のクロスを敷くだけで、十分ラスティック・ウエディング風になります。
【 ウエルカムスペース 】
ゲストを出迎えるウエルカムスペースは、新郎新婦の個性を存分に発揮できる場です。
ブリキのバケツや切り株など、ガーデニングに使われるような小物を工夫すれば、ラスティック・ウエディングの雰囲気にゲストを包み込むことができます。
【 ウエルカムボード 】
ゲストを出迎えるウエルカムボードは、ラスティック・ウエディングの世界への入口のような存在です。
木の板を組み合わせた案内ボードなど、あえて素朴なウエルカムボードがおすすめです。
新郎新婦で手作りすれば、よりウエディングの思い出が深まります。
【 装花 】
装花の花は、なるべくガーデンと世界観が一つになるような季節感を感じさせるものを選びましょう。
装花の小物にも、アンティーク調の小物などを配すると、より引き立ちます。
一輪挿しにはアンティーク風のガラス瓶を使うなど、ワンポイントの工夫次第で、グッと雰囲気が変わります。
【 ブーケ 】
通常のウエディングでは、清楚で気品を感じさせるブーケが人気があります。
ラスティック・ウエディングでは、よりナチュラルで落ち着いた風合いのブーケがおすすめです。
ナチュラルを意識しすぎると幼い感じになってしまうので、大人の雰囲気を感じさせるものを選ぶとよいでしょう。
ラスティック・ウエディングにおすすめのドレスやヘアデザイン
自然の風合いを大切にしたいラスティック・ウエディング。
ガーデンで結婚式を挙げる場合は、太陽光に映えるナチュラルなテイストのドレスが
お似合いです。
スタイリッシュなドレスより、空気感のあるふわっとしたドレスの方が、
ラスティック・ウエディングにはおすすめです。
例えば生地の色は、純白よりも新婦の肌の色にマッチしたものにするなど、シンプルさの中に、新婦の個性が光るものを選びたいものです。
ヘアデザインは、ナチュラルテイストの『 ゆるふわ 』がおすすめ。
風に優しくなびくダウンスタイルにしたり、軽く編み込んだり。
草花を髪の毛に飾っても素敵です。
ナイトウエディングやウィンターウエディングでも、ラスティック・ウエディングになる!
ナイトウエディングやウィンターウエディングでも、インテリアや演出に工夫すれば、
十分ラスティック・ウエディングの雰囲気を味わえます。
ナイトウエディングなら、自然光に近いライトをガーデンやインテリアに組み込めば、
夜に草花やインテリアが照らされ、独特のロマンチックなムードを演出できます。
ウィンターウエディングでは、寒いのでガーデンに出る演出は控えることが多いですが、
館内のインテリアはナチュラルな雰囲気にまとめ、輝くLEDや雪をあしらうなど、
自然に満ちた世界観を演出しましょう。
ラスティック・ウエディングをするために、ウエディングプランナーに相談を
ラスティック・ウエディングで結婚式を挙げたいときは、まずはウエディングプランナーに相談しましょう。
ラスティック・ウエディングは、日本ではまだ一般には馴染みの薄いものです。
またガーデンのある結婚式場でも、コーディネートや演出などには制限がかかる場合もあります。
ウエディングプランナーに相談すれば、どのような用意をすればいいのか、どのような演出が効果的なのかを、
豊富な経験からアドバイスしてくれます。
ウエディングプランナーと相談しながら、素晴らしいラスティック・ウエディングを実現しましょう!