おふたりらしい挙式スタイルの選び方

おふたりらしい挙式スタイルの選び方

結婚式での挙式スタイルには、大きく分けてキリスト教式、神前式、人前式、仏前式と4つのスタイルがあります。
挙式スタイルはどうやって選べばいいの?
挙式スタイルの違いと特徴を把握して、おふたりらしい“どんな”挙式にしたいかを絞り込んでいきましょう。

4つの挙式スタイル

キリスト教式、神前式、人前式、仏前式と4つある挙式スタイルの中で、まず大きな違いは誰に向かっておふたりの誓いを立てるのかということです。
◆神(仏)様に誓いを立てる ⇒ キリスト教式 ・ 神前式 ・ 仏前式
◆人(列席者)に誓いを立てる ⇒ 人前式

挙式は、ホテル内にある挙式場、または、教会や神社、寺院などで行われます。選んだホテルによっては、挙式場の種類が決まっており、自動的に挙式スタイルが限定される場合もあるので、会場選びの段階から挙式スタイルは決めておきましょう。

キリスト教式

キリスト教の教えをもとに、新郎新婦が手と手を取り合い、ふたりがこれから互いに助け合い、尊び、変わらぬ愛をもって生きていく事を神の御前にて誓う。
キリスト教では、特に結婚は、「神の合わせたもうものである」という信仰に基づいて執り行われます。愛と真理の御言葉の聖書を通して、神は、ふたりの新しい門出を祝福し、見守り、導いてくださることでしょう。

【 おすすめポイント!】
・神聖な雰囲気の中で、ふたりの永遠の愛を誓いたい 。
・ヴェールダウンやヴァージンロードなど、ご両親との絆を感じる儀式を大切にしたい 。
・お世話になった人全員に見守られ、祝福されたい。

プロテスタント と カトリック
教会の宗派には大きく分けてプロテスタントとカトリックの2種類があります。どちらの宗派も、信じる神、そして結婚に関する考え方はほぼ同じですが、それぞれに制度の違いがあります。
・プロテスタント 信仰宗教に関係なく誰でも挙式できる。ホテルにあるチャペルはほとんどがプロテスタント
・カトリック  両者、あるいはどちらかが信者でなければ挙式することはできない。信者でなくても前もって結婚講座を受ける必要があるのが通例。

湯島天満宮(東京・湯島)

現在の神社における結婚式は、明治33年、当時の皇太子殿下(後の大正天皇)のご婚儀に基づいた神前式の次第が全国各地に広まり、定着したといわれています。
式次第自体は、家ごとに行われてきた挙式を参考にしています。古来より伝わるしきたりに基づいた厳かな式を執り行い、「家」と「家」が固く結ばれ、ふたりの結婚とともに親族の絆も深いものとなるように、日本の伝統的な婚儀やしきたりを現在に受け継ぐ挙式です

【 おすすめポイント!】
* 「結婚」はふたりだけの問題ではなく、「家と家とのつながり」が大切。
* 古来から受け継がれてきたふたりで執り行う儀式を通して、より夫婦の絆が深まります。
* 日本の伝統的なスタイル、憧れの大和撫子。

人前式

人前式とは、その言葉通り、「人=列席者」を証人に、結婚の誓いをする挙式のことです。
自由なスタイルが魅力の人前式は、宗教上の事情や、おふたりらしさを希望する方に好まれています。ゲストの記憶に残る式としても人気です。

【 おすすめポイント!】
* 宗教にとらわれず、神前ではなくご両親やご友人の前で結婚の誓いをしたい。
* ブーケプロポーズやリングリレーといったゲスト参加型の演出でゲストとの一体感を大切にした、絆が深まる挙式にしたい。
* ふたりらしい誓いの言葉で結婚生活に向けた宣言をしたい。

仏前式

結婚を「誓う」のではなく、おふたりが出会ったこと・結婚に至ったことの「縁」を、仏様とご先祖に感謝し、報告すること。そしてお互いの家族の絆も大切にすることができる挙式スタイルで、和やかな情緒ある雰囲気が特徴です。

【 おすすめポイント!】
* おふたりや家族が信仰する仏教の教えに基づいた挙式がしたい
*「縁」を大切にしたい
* 祖父母など亡き家族に見守ってほしい

大切なのは、おふたりで挙式をされる意味とその想いをしっかり共有しておくこと。おふたりだけでなく、ご両親の想いも汲み取って、おふたりらしい挙式スタイルをみつけてくださいね。実際に模擬挙式などを見学してイメージを膨らませましょう。

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