家族だけの挙式とは？一般的な挙式スタイルや会場の選び方、費用を詳しく解説！
家族や親族だけをゲストに招いて行う家族だけの挙式は、アットホームでゆったりと時間を過ごせるとあって人気の挙式スタイルです。
挙式といえば、大勢を招いて盛大に行うスタイルが思い浮かび、家族だけで挙式するイメージがつかめないという方も多いでしょう。
そこで今回は、家族だけの挙式とはどのようなスタイルで行う挙式なのか、メリットや演出例なども詳しく解説します。アットホームな挙式を考えている方は、ぜひ参考になさってください。
目次
- 1.家族だけの挙式とは？どういったスタイルが一般的？
- 2.家族だけの挙式の流れ
- 3.家族だけの挙式のメリット
- 4.家族だけの挙式に最適な会場の選び方
- 5.家族だけの挙式の費用
- 6.家族だけの挙式にぴったりの演出や引出物
1.家族だけの挙式とは？どういったスタイルが一般的？
家族だけの挙式と一括りにしても、挙式スタイルは様々です。まずは、一般的な家族だけの挙式について詳しく解説します。
家族だけの挙式とはどういった結婚式？
家族だけの挙式とは、その名の通り両家の家族や親族のみを招待して行う小規模な結婚式のことです。招待人数は30人以下が一般的で、大人数が参加する挙式と比べると、ゲストとの距離も近く非常にアットホームな印象です。それぞれのゲストとゆっくり話せるため、日頃の感謝を伝えやすいでしょう。大人数だとゲスト全員と話せなかったというケースも多いため、大切な方との時間を満喫したいという方におすすめです。
また、規模が小さい分、プランをアレンジしやすい点も魅力です。カジュアルな挙式や、フォーマルな挙式を演出することも十分に可能です。
家族だけの挙式ではどういった挙式スタイルが一般的？
家族だけの挙式に決まったスタイルはありませんが、一般的には「会食と記念撮影だけ」、「挙式と会食と記念撮影」のいずれかが採用されるケースが多いです。よりシンプルなスタイルを望む場合、会食と記念撮影だけ行う挙式をおすすめします。費用面で考えてもリーズナブルに済むため、魅力的な挙式スタイルといえるでしょう。
一般的な挙式の雰囲気も味わいながらアットホームな挙式をしたいと思う場合は、会食と記念撮影に挙式を加えたスタイルが向いています。披露宴の写真だけでなく、いわゆる「挙式」をイメージした写真も撮れるため、挙式に憧れがある方でも満足できるでしょう。
2.家族だけの挙式の流れ
前述の通り、家族だけの挙式で一般的な挙式スタイルは以下の2パターンです。
- 会食と写真だけ
- 挙式と会食と写真
挙式スタイルによって、所要時間や当日の流れが異なります。続いては、挙式スタイル別の流れについて詳しく見ていきましょう。
会食と写真だけの場合
カジュアルな挙式を望む方に人気がある挙式スタイルが、会食と写真撮影だけを行うタイプです。
親しい身内だけのリラックスした空間で行う会食のため、堅苦しさもなく和やかな雰囲気で進めることが可能です。会食が終わったら記念撮影を行い、ゲストをお見送りするという流れになります。
全体の所要時間は2時間程度で、ゆっくりと楽しい時間を過ごせるでしょう。
服装も一般的な挙式で着用するウエディングドレスだけでなく、ボリュームの少ない控えめなドレスを選ばれるケースも多いです。式だけでなく服装もカジュアルなタイプを選べるため、堅苦しい雰囲気が苦手な方にとっては魅力的なスタイルといえるでしょう。
挙式と会食と写真の場合
きちんと挙式も行いたいという方におすすめなのが、このスタイルです。はじめにチャペル挙式、神前式や人前式などいずれかのスタイルで挙式を行います。挙式にかかる目安の時間は30〜40分程度で、挙式会場での記念撮影も同時に行うケースが多いです。
挙式に続いて会食が行われますが、所要時間は2時間程度が一般的で、挙式と合わせると2時間半程度を目安としておくと良いでしょう。挙式とは違う雰囲気で写真を撮りたい場合は、会食のタイミングで再度記念撮影を行うことも可能です。
3.家族だけの挙式のメリット
家族だけの挙式のメリットは多岐に渡ります。特に代表的なメリットを4つご紹介します。
大切な人たちにきめ細やかなおもてなしができる
家族だけの挙式では、ごく親しい親族のみが集まるスタイルです。親族は、これから長い付き合いになる大切な人たちであり、パートナー側の親族には挙式ではじめて会うというケースも少なくありません。そのため「挙式に参加して良かった」と思ってもらいたい新郎新婦は多いでしょう。家族だけの挙式であれば、ゲストの好みに合わせた空間作りや食事の手配が可能なうえに、リラックスできる演出が可能です。細やかなおもてなしは、ゲストの満足度を上げるためのポイントであり、親族間の交流を図るうえでも重要な役割を担うでしょう。
また、普段なかなか話せない親族ともじっくり会話ができる点も、家族だけの挙式のメリットといえます。大規模な挙式だとゆっくり話す時間が取れませんが、家族だけでの挙式であれば日頃の感謝を伝えやすいでしょう。記念撮影も気兼ねなく行えるため、親族との思い出を作るうえでも魅力的な挙式スタイルです。
準備がスピーディーに進む
家族だけの挙式であれば、ゲストの数が少ない分、招待状の準備や引出物の選定、席次表の作成などの準備が楽になります。
通常の準備が半年～1年かかるところを、式の内容によっては2～3ヶ月程度で整えられます。
アットホームな式ができる
家族だけの挙式がもつ一番の魅力です。家族や親族だけを招待するので、新郎新婦も気を遣いすぎずリラックスして式にのぞめます。「賑やか過ぎるのは苦手」、「ゲストが多すぎると緊張しそう」という方にぴったりです。
良心的な費用で挙式できる
家族だけの挙式ではゲストの数が少ない分、従来の結婚式に比べると準備の費用が抑えられます。全体の費用がリーズナブルになった分、料理や衣装などふたりがこだわりたい部分に予算をかけられます。
4.家族だけの挙式に最適な会場の選び方
より良い挙式にするためには、会場選びも大切です。続いては、最適な会場選びをするためのポイントを3つご紹介します。
料理の美味しい会場
家族だけの挙式に限らず、挙式では美味しい料理も楽しみのひとつです。特に、家族だけの挙式では親族との語らいの時間を大切にするスタイルであり、食事があることでより一層会話が弾みます。久しぶりに顔を見る親族やはじめて出会うパートナーの親族との会話も、美味しい食事があれば場が和み緊張感から解放されやすくなるでしょう。そのため、会場を選ぶ際は、料理の美味しさにも留意することをおすすめします。また、料理のバリエーションが多い式場を選ぶと、親族の好みに合う食事を提供できるでしょう。
ロケーションが良い会場
ロケーションも会場選びをするうえで押さえておきたいポイントです。例えば、料理を食べながら美しい景色が見られると、ゲストの心も開放的になり交流しやすくなるでしょう。また、家族だけの挙式では集合写真や親族との何気ない写真など、撮影の機会が多いのも特徴です。写真映えのするロケーションの良い会場を選ぶと、記念になる美しい写真が撮れます。会場選びをする際は、挙式の流れやゲストの視点も踏まえながら、ロケーションを検討することが大切です。
招待する人数に適した会場
会場選びは、ゲストの人数に合わせることも大切です。家族だけの挙式は、10〜30名程度のゲストをお迎えして行うケースが一般的であり、規模によってふさわしい会場が異なります。
例えば10名程度のゲストをお迎えするのであれば、レストランや料亭の個室などを利用すると良いでしょう。20名規模になると個室では入りきらない可能性があるため、20名でもゆったりと過ごせる料亭の会場や小規模な披露宴会場がおすすめです。30名を超えると、家族だけの挙式の中でも大規模なスペースが必要となります。広めの空間があるレストランや料亭、演出内容によっては結婚式場の宴会場を利用すると、アットホームな雰囲気を保ちながらゲストと一緒に盛り上がることが可能です。
ホテル椿山荘東京には、都内にありながら都会とは思えない広大な庭園があります。ロケーションに優れており、挙式を行う際の記念撮影にもおすすめです。また、料理のクオリティの高さにも定評があり、ご親族とのゆったりとした時間を楽しむことができるでしょう。
イメージが湧かない、どのようなプランがあるのか気になるという方は是非一度ブライダルフェアへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
会場の雰囲気を直接体感していただくことでより具体的なイメージが湧くかもしれません。
家族だけでの挙式を検討している方は、ぜひ以下のページをご覧ください。
5.家族だけの挙式の費用
家族だけの挙式にかかる費用は、挙式スタイルや規模によって異なります。家族だけの挙式を検討している方は、事前に費用感をつかんでおくことが大切です。続いては、家族だけの挙式の費用を規模ごとにご紹介します。
家族だけの挙式：10名以内
ごく身近な親族のみで行う10名以内の家族だけの挙式にかかる費用は、100万〜130万円程度が目安です。これは、挙式と会食を合わせた額であり、会食のみや挙式のみで行う場合はさらにリーズナブルになります。
挙式費用として挙式料金や衣装、記念撮影の費用がかかる他、会食費や会場を演出する装花、記念品にかかる費用が必要です。なお、会場の装飾や記念品は、一般的な挙式よりもシンプルなタイプを採用するケースが多いでしょう。
家族だけの挙式：20名以内
20名以内で行う家族だけの挙式の場合は、130万〜150万円程度が費用の目安です。基本的な内訳は、10名以下で家族だけの挙式を行う場合と変わらないものの、食事代や記念品にかかる費用は参加する人数に比例します。また、親族だけでなく近しい友人も招待する場合は、キャンドルリレーやケーキ入刀などの演出を行うケースも少なくありません。この場合、演出にかかる費用も念頭に置いておくことが大切です。
家族だけの挙式：30名以内
30名以内の家族だけの挙式にかかる費用は、160万〜180万円程度が一般的です。参加する人数が増えればテーブルのサイズも大きくなるため、装飾に使う花の数が増えたり、メインテーブルを設置したりすることも考えられます。その他、音響設備が必要になるケースもあり、その分費用も嵩む点に留意しておかなければなりません。
40名近くになれば「少人数」の家族だけの挙式とは呼びにくく、規模としては一般的な披露宴と同じです。そのため、結婚式場が提供している一般的な披露宴のプランを活用できる可能性があります。プランを活用したほうが費用を抑えられることもあるため、じっくりと検討するようにしましょう。
6.家族だけの挙式にぴったりの演出や引出物
家族だけの挙式を行いたいけれど、どのような演出や引出物を用意するべきか悩む方も多いでしょう。続いては、家族だけの挙式にぴったりの演出や引出物の一例をご紹介します。
新郎新婦とゲストが同じテーブルで会食する
参加する人数が少ない家族だけの挙式だからこそできる演出のひとつが、新郎新婦とゲストが同じテーブルで行う会食です。大規模な挙式の場合、新郎新婦は別のテーブルが設けられます。また、親族もそれぞれのテーブルが設けられるケースが一般的でしょう。
しかし、家族だけの挙式であれば、大きめのテーブルを使って会食することが可能です。親族同士の会話が弾みやすく、気軽に写真も撮れます。同じテーブルで会食をする演出によって、ゲストと新郎新婦の距離が近くなるため、アットホームな雰囲気を十分に楽しめるでしょう。
親族のプロフィールを紹介する
それぞれの親族が同じテーブルで食事を楽しめる家族だけの挙式では、互いの親族を紹介し合うのもおすすめです。一般的な披露宴の場合、形式張った紹介になりがちですが、家族だけの挙式であれば和やかな雰囲気の中で紹介しやすく、両家の仲を深めるチャンスにもなるでしょう。また、関係性や肩書きなどを伝える挨拶だけでなく、新郎新婦とのエピソードや人柄が伝わるような話を紹介すると、より一層場が盛り上がります。また、新郎新婦へのお祝いの言葉を伝えてもらうのもおすすめです。
会話を楽しむだけでなく、親族同士が交流しやすいような流れや演出を用意できると良いでしょう。
ゲスト全員に手紙を送る
挙式といえば、親御様に対して手紙を読む演出が人気です。家族だけの挙式の場合、親御様だけでなくゲスト全員に手紙を送る演出もあります。一般的な挙式とは異なり、参加するゲストが身近な親族だからこそできる素敵な演出です。例えば兄弟姉妹や小さい頃から仲の良かったいとこ、お世話になった叔父や叔母などにも手紙を書けば、ゲスト全員が幸せな気持ちになるでしょう。家族だけの挙式ならではといえる特別な演出であり、思い出深い一日になります。また、新郎新婦との関係性が伝わり、より一層親族の仲が深まるでしょう。
引出物は親御様に相談し、地域に合った物を選ぶ
家族だけの挙式を行う際に、迷うことのひとつが引出物です。会費制で行う場合であれば引出物を出さないケースもありますが、ご祝儀をいただく場合には、引出物を用意する必要があります。どのように対応すれば良いか迷った場合は、親御様に相談したほうが無難です。
また、引出物は地域によってマナーがあるため、用意する場合は注意が必要です。あまりに突飛な内容にすると、親族に対して不快な思いをさせることになりかねません。地域の風習についても、わからないことがあれば親御様を頼るようにしましょう。
引出物を用意しないと決めた場合も、ゲストに対する配慮をすることが大切です。引出物の代わりにプチギフトや引菓子などを用意して、ゲストに対する感謝の気持ちを示しましょう。ちょっとした心遣いをするだけで、ゲストにとっても思い出深い挙式になります。
家族だけの挙式は、大切な親族に感謝を伝えられるアットホームな挙式スタイルです。また、新郎新婦互いの親族を知るうえでも、効果的な挙式といえるでしょう。結婚後、長く付き合いの続く親族との関係を良いものにするためにも、素敵な挙式にしたいものです。
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