海外挙式っていくらぐらいかかるの?国内挙式との費用の差もご紹介
憧れの海外ウエディング、検討しているけれど「一体どのくらいの費用がかかるの?」「国内での挙式と比べるとどのくらいの差があるの?」とお悩みのおふたりも多いのではないでしょうか。海外での挙式にかかる費用の総額はなかなかイメージしづらいものです。
そこで今回は、海外挙式の具体的な費用や、国内挙式の費用との差などについて詳しく解説します。海外挙式を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.海外挙式にかかる費用はどれくらい?
2.海外挙式にかかる費用の平均は117.1万円
3.現地でのパーティーにかかる費用の平均は21.8万円
4.おふたりの旅行代金の平均は84.2万円
5.海外挙式の費用を計画するときのポイント
6.国内挙式にかかる費用と比べると?
1.海外挙式にかかる費用はどれくらい?
海外挙式に憧れはあるものの、実際に行う場合は総額費用がどのくらいになるのか不安な方も多いでしょう。
海外挙式の費用は、大きく以下の3つに分けられます。
- 挙式費用
- 現地でのパーティーにかかる費用
- 旅行代金
2020年に株式会社リクルートマーケティングパートナーズ「ゼクシィ」が行った調査「結婚トレンド調査 2020【海外ウエディング編】 」によると、海外挙式にかかる費用(旅行代金、挙式、現地でのウエディングパーティー、会食費用)総額の平均は213.3万円と発表されています。なお、この海外挙式費用にゲストの旅費負担額は含まれていません。ゲストの旅費負担額の平均は69.9万円のため、挙式費用との総額は平均283.2万円になります。
では、何故ゲストの旅費負担額をプラスしても、海外挙式が国内での結婚式と比べてリーズナブルなのでしょうか?
それは、海外挙式の平均ゲスト数が8.0人と少なく、そのため、現地での披露パーティーにおける料理や引出物などにかかる費用が少なくすむためです。また、海外挙式においては少人数での会食メインのパーティーが多いため、会場装飾や演出にも大きくお金をかけない傾向にあることも要因のひとつです。これには円高・円安も影響します。
海外に来られなかったゲストに向けて帰国後パーティーを実施することもできます。
出典:海外挙式「ゼクシィ結婚トレンド調査2020【海外ウエディング編】
2.海外挙式にかかる費用の平均は117.1万円
海外挙式を行う際の費用の具体的な内訳は、以下のとおりです。
- 挙式料
- 衣裳代
- ヘアメイク&着付け
- フラワー・ブーケ代
- フォトプラン
- ムービー撮影
「ゼクシィ」が行った調査「結婚トレンド調査 2020【海外ウエディング編】 」によると、上記の項目を合計した挙式にかかる費用の総額平均は117.1万円だと発表されています。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
挙式料
挙式料の費用平均は、24.3万円です。ここでの挙式料とは、一般的に会場使用料や牧師手配料、介添料、BGM・音響使用料、結婚証明書料などを含む費用のことです。
旅行会社のパックやプロデュース会社が取り扱う挙式プランにおいては、挙式料が含まれていることが多い傾向にあります。しかし、その中に含まれている内容によって、後々のオプションの料金が変化するため、しっかり確認しておくことが大切です。
また、挙式料は地域や会場によって大きく異なります。
衣裳代
衣裳代の費用平均は、新郎新婦合わせて42.4万円です。新婦は平均28.7万円、新郎は平均13.7万円となっています。国内の結婚式での新婦の衣裳代は、平均47.8万円であるため、海外挙式のほうが比較的お手頃価格だといえるでしょう。その理由は、海外挙式ではお色直しがなく、ウエディングドレス1着のみという場合が多いためです。ただし、1着のみの着用のためドレスにこだわる方が多く、1着分の費用と考えると比較的高額といえるでしょう。
新郎の場合は、自前のタキシードを持ち込んだり、国内で決めて現地でレンタルしたりする場合が多いですが、挙式後にも着られる色やデザインのスーツを購入する方もいます。現地でレンタルする場合は、どのような衣裳を取り扱っているか事前に確認しておくと安心です。また、海外ウエディングならではの、ビーチ撮影での短パンスタイルや、アロハシャツやカジュアルなジャケットを選ぶ方もいます。
ヘアメイク&着付け
挙式当日のヘアメイクや着付けにかかる費用平均は6.2万円です。ヘアメイクの費用は挙式プランに含まれていることも多くありますが、新婦のこだわりで追加オーダーをする場合は別途費用が必要になります。別途費用が必要になる場合は、以下のとおりです。
- 日本人のヘアメイク担当者を指名する
- 現地で挙式前日にリハーサルメイクを行う
- 挙式後のフォトツアーやパーティー用にヘアチェンジを行う
フラワー・ブーケ代
フラワー・ブーケ代の費用平均は3万円です。ヘアメイク&着付け費用同様、挙式プランに含まれていることが多いため、事前に確認しておくと安心です。また、挙式をする地域によって価格が大きく変動するため注意しましょう。挙式プランに含まれているとはいえ、花材のグレードアップやボリュームアップによっても差が出たり、選べるデザインや花材が限定されていたりする場合があります。追加料金を払い好みのブーケに仕上げたり、別途オーダーしたりする花嫁も少なくありません。
フォトプラン
挙式とは別に、ビーチや観光地、街中などで記念に写真を撮影するフォトプランの費用平均は、20.6万円です。海外挙式を選ぶ方の中には、日本にはないロケーションに憧れる方が多いため、約7割以上の方がフォトプランを行なっています。帰国後にお披露目パーティーをする場合にも、撮影した写真を使用することができます。
ムービー撮影
近年はムービー撮影が身近な存在になったこともあり、挙式のムービー撮影を行った人は約半数を占めています。そのうちの8割以上はプロに撮影を依頼しており、費用平均は20.6万円となっています。お仕度から挙式風景、パーティーの模様など、撮影するシーンの範囲によって、かかる費用が異なります。
出典:海外挙式「ゼクシィ結婚トレンド調査2020【海外ウエディング編】
3.現地でのパーティーにかかる費用の平均は21.8万円
現地でのパーティーにかかる費用は、招待客数によって大きく変動します。「ゼクシィ」が行った調査「結婚トレンド調査 2020【海外ウエディング編】 」によると、現地でのパーティーにかかる費用平均は21.8万円です。現地でのウエディングパーティー・会食の出席者数の平均は13.2人で、1人あたり約1.6万円となっています。
場所別での平均金額は、ハワイが20.9万円、ヨーロッパは8.3万円、グアムが27.5万円、アジアは13.8万円と差があり、旅行代金を比較的に抑えられる地域に関しては、高くなる傾向にあるといえるでしょう。パーティーを開催する会場は、チャペルや教会に併設されているレストランや、宿泊先のホテル内、近隣のレストランで行われることが多いです。現地パーティーの費用で差が出てくるポイントとしては、以下の5点が挙げられます。
- 参加するゲスト人
- フリードリンクなど飲み物の内容
- コースやビュッフェなど食事のスタイル
- ランチかディナーかパーティー実施の時間帯
- ケーキカットやデザートビュッフェなどの追加品目の有無
出典:海外挙式「ゼクシィ結婚トレンド調査2020【海外ウエディング編】
4.おふたりの旅行代金の平均は84.2万円
海外挙式を行う地域によって最も大きく変動するのが、おふたりの旅行代金(航空運賃と宿泊代)です。「ゼクシィ」が行った調査「結婚トレンド調査 2020【海外ウエディング編】 」によると、おふたりの旅行代金の平均は84.2万円と発表されています。ハネムーンを兼ねて海外挙式を選ぶおふたりが多いため、航空券をグレードアップしたり、素敵なホテルに宿泊したりする方が多く、費用総額としては少し高めだといえるでしょう。旅行代金には、航空運賃と宿泊代が該当します。また、海外挙式を行う地域だけでなく、行く時期や利用する航空会社、ホテルによって異なります。
地域別の旅行代金の平均額は?
地域別の旅行代金の平均金額は以下のとおりです。
- ハワイ…89.9万円
- ヨーロッパ…102.5万円
- グアム…60.7万円
- アジア(ビーチ含む)…72.9万円
グアムは、距離が近いため滞在日数が短いことも多く、最も低い金額である60.7万円となっています。一方で、最も高い102.5万円であるヨーロッパにおいては、新婚旅行を兼ねて滞在日数が長くなる傾向があるため、居心地の良さを求めて高級ホテルへ滞在するケースが多いようです。
ハネムーンを兼ねた旅行の場合は、現地でかかる費用も必要
前述のとおり、海外挙式を選ばれるおふたりは、ハネムーンを兼ねていることが多い傾向にあります。ハネムーンも一緒に楽しめる点が海外挙式の魅力であり、メリットのひとつでもあるため、現地でかかる費用についても予算立てしておきましょう。観光名所をめぐるツアーや、マリンスポーツ、クルージングなど海外挙式ならではのアクティビティにかかる費用の平均は、おふたりで1~15万円です。海外でのお買い物も楽しみのひとつ。お土産やショッピングにかかる費用の平均は、5~20万円です。渡航先の物価によって予算の幅が変わるため、為替レートを確認しながら予算立てすることをおすすめします。また、アクティビティの費用とは別に、食事代やちょっとした買い物、入場料などの現地での滞在費も必要になります。現地での滞在費用の平均は、おふたりで2~10万円程度ですが、想定以上にかかる可能性もあります。渡航先によってはレストランやタクシー、ホテルのルームサービスなどにおいてチップが必要な国もあります。渡航先の文化やチップの相場も事前に調べておくと良いでしょう。
さらに、円高の影響で海外での費用が割安になる可能性があります。為替レートの動向に注目し、円高の機会を活かせば、より手頃な予算内で素敵な思い出を作ることができるでしょう。
出典:海外挙式「ゼクシィ結婚トレンド調査2020【海外ウエディング編】
5.海外挙式の費用を計画するときのポイント
憧れの海外挙式を成功させて、素敵な思い出にするためには、費用の計画段階で注意しておきたいポイントがあります。海外挙式の費用を計画するときには、以下の5点について注意しましょう。
- 挙式を行う地域
- 持ち込みで節約する
- ゲストの旅費を負担するか
- オフシーズンで安く挙式をする
- オプションを減らして節約する
それぞれのポイントについて、ひとつずつご紹介します。
挙式を行う地域
「地域別の旅行代金の平均額は?」の項目でもお伝えしたとおり、挙式を行う地域によって費用に大きな差が出るため、注意しましょう。
主な挙式地は、大きく分けると「自然を満喫できるところ」「ふたりだけのプライベート空間を味わえるところ」「お買い物を楽しめるところ」の3種類が挙げられます。
挙式後のハネムーンも考慮して、地域を選びましょう。
持ち込みで節約する
国内挙式と同様、結婚式に使用するアイテムは業者に手配するよりも、自己手配やご自身で手作りするほうが費用を抑えられます。席札やメニュー表などのペーパーアイテム、ウエディングドレスなどを持ち込みすることも節約の方法のひとつです。
近年は、手作りキットなども販売されているため、手軽に手に入れられ、さまざまなアイテムを簡単に作ることができます。
ゲストの旅費を負担するか
ゲストを招待する場合は、ゲストの旅費を負担するかどうかで総額が大きく変動します。「ゼクシィ」が行った調査「結婚トレンド調査 2020【海外ウエディング編】 」によると、ゲストの旅費は負担しなかったという方が約57.2%を占めており、最も多くなっています。なお、旅行代金を負担しない場合は、ご祝儀は辞退するのがマナーであるため注意しましょう。旅行代金を負担するかどうかは、おふたりの経済状況やゲストとの関係性によってもさまざまです。おふたりでしっかり話し合いましょう。
ゲストに参列の打診をする際は、旅行代金負担の有無を明確に伝えることが最も重要です。
オフシーズンで安く挙式をする
国内挙式同様、海外挙式においてもハイシーズン、オフシーズンがあります。GWやシルバーウィークなどの大型連休や、旅行シーズンは避けるのがおすすめです。それだけでなく、挙式を行う国の天候にも注意するとなお良いでしょう。乾季から雨季に変わる手前の時期は、旅行者が減り始めるタイミングであるため、お得なプランに出会えることもあります。また、挙式の日取りを数ヶ月先ではなく直近で選ぶことによって、直前割などのようなお得なキャンペーンが行われているケースもあるため、おふたりの時間に余裕がある際はチェックしてみましょう。
オプションを減らして節約する
挙式にはオプションがつきものです。素敵な式にするためについつい欲張ってしまいがちですが、見積もりに含まれているオプションの演出が本当に必要かどうかを見直しましょう。例えば、フラワーシャワーやバルーンリリースなどといった費用が発生する演出ではなく、ファーストダンスやラストダンスなどの費用をかけなくてもできる海外ならではの演出に変えてみることもおすすめです。また、写真にこだわりたいのであれば、フォトツアーではなく、フォトウエディングのみのプランにするのもひとつの手段です。
6.国内挙式にかかる費用と比べると?
前項でも触れたとおり、「ゼクシィ」が行った調査「結婚トレンド調査 2020【海外ウエディング編】 」によると、海外挙式にかかる費用(旅行代金、挙式、現地でのウエディングパーティーの費用)総額の平均は213.3万円です。同年の国内挙式にかかる費用(挙式、披露宴・ウエディングパーティー)総額の平均は362.3万円であり、2023年では356.3万円となっているため、こちらの数字だけで単純に比較した際には3割ほどお得ということになるといえます。しかし、海外挙式においては、地域によって旅行代金に違いがあり、ゲストの旅費を負担するとゲストの人数によって大きく変動するというデメリットがあります。
海外挙式と比べて、国内挙式には以下の5点がメリットとして挙げられます。
- 式場の選択肢が幅広い
- 多くのゲストを招待できる
- 実際に式場を見て選べる
- 打ち合わせがたくさんできる
- 会場を何度も見ることができるため、式のイメージがしやすい
上記の理由から、多くのゲストを招待したい、ご自身の目で見てたくさんの式場の選択肢の中から選びたいという方には国内挙式がおすすめです。
今回は海外挙式の費用について、ご紹介しました。
招待するゲストが少ない場合や、旅行代金が比較的安い地域での海外挙式は、国内挙式よりお得な場合があります。しかし、多くのゲストを招待したい、おふたりの目で見てたくさんの式場の選択肢の中から選びたいという方には国内挙式のほうがおすすめです。国内の式場であれば、何度も打ち合わせができるため、おふたりの結婚式イメージを担当者にしっかり伝えられます。また、ブライダルフェアなどへ行くことで、おふたりの目でしっかりと式場を見て選ぶことが可能です。実際に見に行くことによって、全体の雰囲気や、資料や写真ではわからない細かいところまで確認できる点は国内挙式の大きなメリットだといえるでしょう。
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