幸せいっぱいな『 授かり婚 』は会場とプラン選びで!
時代の変化とともに、結婚式の前にお子さまを授かるカップルが増えています。
そんな方々を対象にした結婚式は、「 授かり婚 」や「 おめでた婚 」また「 マタニティウエディング 」など、さまざまな名前で呼ばれています。
花嫁がプレママの授かり婚は、体調面やスケジュール面など、さまざまな点で配慮が必要となります。
しかし、お腹のベビーと3人で執り行うウエディングは、素晴らしい喜びの時間となります。
そんな、幸せいっぱいな授かり婚を実現するためのポイントをお伝えします。
授かり婚で結婚式をした方がいい理由
妊娠・出産は、女性にとって人生最大級のイベントです。しかし、それは時として想定外の場合もあります。
そのため授かり婚の場合、時間的な問題やコストなどを考慮し、「 結婚式を行わない 」という選択をするカップルもあります。
確かに結婚式をしなくても、生まれてくるお子さまの存在が、何よりも結婚の証となるでしょう。しかしそれでも、可能なら結婚式は挙げるべきだと考えます。
【 結婚式で、ご両親に安心してもらう 】
授かり婚はご本人同士以上に、両家のご両親にとっても突然のこと。心の準備も整っていないでしょう。
だからこそ、結婚式というセレモニーがご両親への結婚の挨拶となります。
また結婚式をめぐる一連の行事の中で、両家がともに家族となり、お子さまの出産と成長を、両家で安心して見守ることができます。
【 結婚の決意と家族の絆を深められる 】
プレママになることが分かってから、出産まではおそらく半年程度しか期間がありません。
新生活の準備や出産の準備などをしていると、時間はびっくりするほど早く過ぎてしまいます。
精神的な余裕がない中での、なし崩し敵な結婚・出産となってしまう可能性があります。
結婚式を挙げることで、結婚に対してきちんと心にけじめをつけ、出産や子育てにも覚悟を持つことができます。また、結婚式を通して家族の絆もぐっと深まることでしょう。
【 出産後は忙しい!結婚式ができなくなる? 】
プレママの段階で結婚式を挙げるよりも、産後に落ち着いて結婚式を挙げたほうがいい。そう考える人もあります。
しかし、産後には育児が待っています。数年間は育児にてんてこ舞いで日常の生活を送っていると、つい時間が過ぎてしまうものです。
気がつけば「 結婚式を挙げていなかった 」ということにもなりかねません。
ですから可能であれば、なるべくプレママのときに結婚式を挙げておいた方が無難です。
【 新しい命と一緒に式の思い出を作れる 】
授かり婚の結婚式は、ふたりだけの結婚式だけではなく、新しく授かった生命も一緒です。お腹の赤ちゃんは花嫁ママとともに、純白のウエディングドレスや和装に身を包みます。
お子さまが成長したら、3人の思い出の写真を見せて「 ママのお腹の中で、一緒に結婚式に参加したんだよ 」と教えてあげましょう。お子さまは大きく感動することでしょう。
授かり婚におすすめの挙式スタイル
授かり婚は、急に決まることが多いもの。そのため、準備にあまり多くの時間をかけられないという事情があります。
そのため授かり婚では、チャペルや神殿での挙式はしっかりと行い、その上で母体への負担が軽い披露宴やパーティーを開催するのが、一般的なスタイルです。
さまざまな条件や希望を考慮して、ふたりにもっともマッチした挙式スタイルを選びましょう。
【 ご家族での食事会:少人数婚礼 】
両家のご家族へのお披露目として、レストランや料亭での食事会を披露宴とするスタイルです。
親族同士の気心の知れた顔ぶれとなり、リラックスした祝福のひと時となるでしょう。ご親族には高齢の方もいらっしゃるので、ゆったりとした雰囲気の飲食施設が好適です。
【 パーティー形式:1.5次会など 】
ご家族はもちろん、広く知人や友人も呼びたい。でも披露宴ほどフォーマルにはしたくない。そんなときは、カジュアルなパーティー形式( 1.5次会 )がおすすめです。
特に立食形式のパーティーなら、人数も大まかで大丈夫なので、多くの人に結婚を祝ってもらうことができます。
比較的自由な雰囲気なので、途中の入場、退場も比較的自由です。
【 挙式婚】
披露宴やパーティーの開催は考えていないけれど、新生活の門出として結婚式は行いたい。そんなときはチャペルや神殿で、挙式だけを行うことも可能です。
ふたりだけの結婚式でも、多くの参列者に見守られての挙式でも、新郎新婦にとっては大切な記念日となるでしょう。
【 写真婚:フォトウエディング】
結婚を大げさにはしたくないけれど、結婚記念の写真は残しておきたい。そんな希望に応えるウエディングです。
スタジオでのフォトではなく、庭園での撮影が可能などロケーションの素晴らしい場所を選びましょう。
授かり婚の結婚式場の選びかた
授かり婚のプランを扱っている結婚式場は少なくありません。
しかし、プランの内容や対応しているサービスやサポートには、それぞれ違いがあります。
どのような点がポイントになるか、見ていきましょう。
【 挙式会場と披露宴会場が併設されているか 】
プレママの花嫁は、なるべく移動距離が少ないほうが安心です。挙式会場と披露宴会場が別々の場所にあるなら、移動が大変です。
ホテルのように、挙式の場であるチャペルや神殿を併設している施設なら、挙式後にそのまま施設内を移動して、敷地内の飲食施設で食事会やパーティーを開催できます。
【 授かり婚向けのオールインプランはあるか 】
一般的なウエディングに比べてシンプルになりがちな授かり婚。それでも料理や飲物、装花や印刷物といったアイテム選びには、それなりに時間がかかります。
こういったアイテムをあらかじめオールインワンにして提案してくれるプランがあれば、大変スムーズに準備を進められます。
なお、当日はホテルの宿泊が用意されていたり、お子さまの誕生後にお食い初めの膳や家族でのスタジオ撮影も込みになっているプランもあります。
また当日は式場内に看護師が常駐してくれるなら、より安心です。
なお、おふたりが「 結婚式総合保険 」に加入していれば、体調の変化などで日程が変更になった場合でも、変更料の補償を受けることができます。
【 急な予約にも柔軟に対応してくれるか 】
授かり婚は、花嫁の体調が安定している妊娠安定期( 5~7ヶ月 )に行うのがベスト。またなるべく過ごしやすい季節が望ましいといえます。
となると、日程はある程度絞られるので、急な予約になることもありえます。最短で1ヶ月後の予定でも可能な限り対応してくれる結婚式場を選びましょう。
【 おめでた婚サポートプランナーやママプランナーはいるか 】
授かり婚をサポートできる知識を持っている「 おめでた婚サポートプランナー 」、妊娠経験のある「 ママプランナー 」といった専門スタッフが結婚式場に在籍していれば当日の介添えなどはもちろん、準備段階から万全のサポートをしてくれます。
例えば、可能な打合せであれば自宅でも可能なので、花嫁の負担を大幅に減らすことができます。
【 マタニティ用のウエディング衣裳が種類豊富か 】
授かり婚でも、かわいらしいウエディングドレスが着たいと思うのは、女性なら当たり前のこと。
お腹のふくらみにも対応するウエディングドレスを豊富にそろえている結婚式場を選びましょう。
和装を希望する場合は、お腹の状態に合わせて適切な着付けをしてくれる、経験豊富なスタッフがいる結婚式場を選びましょう。
プレママの花嫁は、体調が第一。疲れたりしたら、すぐ休憩できるスペースは必須です。
その意味では、ホテルが授かり婚のベストな結婚式場といえます。
ホテルなら宿泊施設を備えているので、前日から余裕を持って宿泊すれば、当日に慌てる必要もありません。
また疲れたら、プライバシーが確保されている客室で、ゆっくりと休憩できます。
ホテルは万全のホスピタリティと満足度の高いサービスを備えている点も、プレママ的にはメリットが大きいといえます。
万が一体調が悪くなっても、適切な対応をとってくれるので安心です。