秋の結婚式が人気の理由を解説

秋の結婚式が人気の理由を解説

結婚式はどの季節に挙げても素敵なイベントですが、秋の挙式は特に人気があります。1年で結婚式を挙げるカップルがもっとも多いのは秋だといわれているほどです。
一般的に秋は、9月から11月までの期間。過ごしやすい季節のため、結婚式を挙げる時期として人気があるのもわかります。
本記事では、秋の結婚式が人気の理由や月ごとの気候、秋の結婚式で使える演出などについて詳しくご紹介します。秋の挙式を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

1.秋は結婚式の人気シーズン?その理由とは

結婚式は人生の一大イベント。2人にとってベストな時期を選びたいですよね。1年の中でどの時期に結婚式を挙げる人が多いのか、結婚式場の利用件数を見てみると、下記のデータから10、11月に人気が高いことがわかります。

どうして秋は、結婚式の人気シーズンなのでしょうか。その理由には、主に次の3つが挙げられます。

過ごしやすい気候

まず、理由として一番多いのが気候です。暑すぎず寒すぎない、一年の中でも過ごしやすい季節なので、結婚式に参加するゲストも、スーツやドレスなどのおしゃれを楽しみやすくなります。

祝日が多く遠方のゲストを招きやすい

次に、秋は祝日が多く、遠方のゲストを招きやすいという点も人気の理由につながります。9月はシルバーウィークがありますし、10月はスポーツの日、11月は文化の日や勤労感謝の日が挙げられます。

自然や庭園を使った演出の幅が広がる

また、自然や庭園を使った演出の幅が広がるという点も、秋の結婚式が人気の理由のひとつです。暑さが和らぐため、夏場は暑くて断念することが多いガーデンウエディングや外でのフラワーシャワー、バルーンリリースといった演出も可能です。

同じように過ごしやすい気候の春も結婚式の人気シーズンですが、春よりも秋に結婚式を挙げる割合は多いという意見もあります。
春は新年度ということもあり、入学や入社などで忙しい季節でもありますが、秋は年度を区切るような大きな行事が少なく、ゲストも参加しやすい点も挙げられます。
これらの理由から、秋の結婚式は人気が高くなっています。

人気のシーズンは、気候が良く演出もいろいろと楽しめる反面、予約が取りにくいこともあります。秋以外で結婚式を計画したい方は、以下のページで四季ごとの結婚式のスタイルについてご紹介していますので、ご覧になってみてください。

2.秋の気候は月ごとにどんな違いがあるの?

一般的に秋は9月から11月を指します。過ごしやすい季節ではありますが、その期間には、爽やかな秋晴れの日が続く時期もあれば、秋雨と呼ばれる長雨の時期や台風が近づく時期もあります。ここでは月ごとの気候の違いをご紹介しますので、結婚式の日取りを決めたり、結婚式の準備をしたりするときの参考にしてください。

9月

9月は、夏の暑さが和らぎ始める時期です。東京都の平均気温は19〜27℃前後となり、猛暑の夏に比べると過ごしやすい気候となります。
屋外も利用しやすくなりますので、緑に囲まれた素敵なプライベートガーデンで欧米のウエディングパーティーのようなスタイリッシュなおもてなしも演出しやすくなります。
ただ、9月初旬~中旬頃までは残暑が続くこともあります。もし暑さが気になるようならナイトウエディングを検討してみてはいかがでしょうか?日が落ちていく黄昏時は心地いい風が吹き、過ごしやすい時間帯。日が落ちた後にはライトアップされた夜のガーデンで披露宴を行えるため、非常にロマンチックな一時を過ごすことができるでしょう。

10月

10月は秋雨前線の影響が弱まる時期のため、降水量が少なく気候が良い月です。1年の中でも比較的晴れの日が多く、穏やかな気候で過ごしやすい時期のため、挙式自体をガーデンで行う「ガーデン挙式」をするにも最適な時期だといえるでしょう。
平均気温は14〜22℃前後のため、新郎新婦はもちろん、ゲストもおしゃれを存分に楽しんで参加できる月です。

11月

11月も10月同様、降水量が少なく気候が良い月だといえます。平均気温は9〜18℃前後で過ごしやすいですし、東京では11月末から紅葉が見られるようになります。
近年は、屋外でのロケーション撮影を行うカップルも増加しています。
秋は過ごしやすい気候で撮影がしやすいだけでなく、11月末からはきれいな紅葉を背景に撮影することも可能です。
鮮やかな紅葉を背景に撮影することで、和装のあでやかな着物や純白のウエディングドレスは、どちらもより写真映えするといえるでしょう。

※参照: 気象庁 過去の気象データ検索

3.結婚式で使える秋らしいテーマ・演出

秋は、食欲の秋、芸術の秋、音楽の秋など、さまざまな代名詞がつくほど、時間を楽しむ心の余裕が生まれる季節。
結婚式でも、秋らしいテーマや演出を取り入れると、その時間を楽しめてより思い出深いものになります。
秋らしいテーマや演出には、一体どのようなものがあるのでしょうか。

秋の味覚を取り入れた料理の提供

秋は「実りの秋」や「収穫の秋」とも呼ばれ、旬の食材が豊富に出回る季節。例えば、秋刀魚や秋鮭、きのこ、茄子、銀杏や、フルーツにおいても葡萄や梨、柿など、さまざまな種類があります。また、秋に旬を迎える根菜類、栗やさつまいも、かぼちゃなどを使ったスイーツは女性にも人気ですので、デザートやプチギフトに使ってみるのもおすすめです。このような旬の食材を使った料理を結婚式で提供することは、味覚でも秋を感じてもらえるので、ゲストに喜ばれるでしょう。

ウエディングドレスや式場の色調をオータムカラーで統一

秋を感じてもらう演出として、式場の色調をボルドーやブラウン、深緑を基調としたオータムカラーでシックにまとめるのも効果的です。
式場のお花は、茶系をメインにペールピンクやオレンジを挿し色に使うと、シックな中にも大人かわいい雰囲気が演出できます。
大人っぽい雰囲気を演出したい場合は、深紅のバラや紫系の花がおすすめです。ウエディングブーケにブラウンやボルドー系のお花を使うのであれば、ウエディングドレスはアイボリーやシャンパンゴールドを選ぶと上品な仕上がりになりますし、相性も抜群です。
式場内の小物や装飾はウッディなテイストのものを使うと、アンティークな雰囲気でまとまり、オータムカラーのお花やドレスともぴったりです。
また、テーブル回りにはグリーンの挿し色としてアイビーを使ったり、ナプキンなどのリネン類をすべてベージュや茶系でそろえたりすると大人の秋を感じるウエディングになるでしょう。

秋の庭園を利用したガーデンウエディング

秋は気候が良い季節のため、庭園を利用したガーデンウエディングが人気です。
竹林のあるような庭園であれば和装の結婚式にもぴったりですし、もみじやイチョウの木がある庭園なら華やかな紅葉の赤や黄色に囲まれ、花嫁の純白のウエディングドレスが映えるでしょう。
紅葉や竹林のような庭園でない場合は、秋の花を取り入れたり、ナイトウエディングの場合はグランピング風の演出をしてみたりと、野外も会場に取り入れると、結婚式や披露宴で演出できることの幅が広がります。

ハロウィンを意識したかぼちゃアイテム(10月限定)

10月の結婚式の演出で特に人気があるのはハロウィンを取り入れた演出です。
ハロウィンは、近年はテーマパークのイベントはもちろん、家庭においても秋の一大イベントとしてすっかり定着しています。
ハロウィンカラーであるオレンジや黄色を基調とした会場装飾に、ハロウィン定番のかぼちゃを使った飾りつけをしてはいかがでしょう。
ポイントに、魔女やおばけのハロウィンモチーフを飾るとかわいらしい雰囲気を演出することができます。ブーケや髪飾りもオレンジのガーベラやバラを使うとより統一感が出るでしょう。
また、近年はフォトジェニックなフォトスペースを作る演出がトレンドです。
かぼちゃのランタンで飾りつけしたスペースを作ると参加者もよりいっそう楽しめるでしょう。
また、引出物はおばけの形をしたキャンディーにしたり、お色直しで魔女の帽子をかぶったりなどの演出をするのもおすすめです。

4.秋らしさを取り入れるなら会場選びも大切

せっかく秋に結婚式を挙げるのであれば、前述のガーデンウエディングや紅葉が見える会場での結婚式がおすすめです。
ガーデンウエディングや、紅葉が見える会場で披露宴を開くのであれば、結婚式場選びも大切です。
式場を選ぶ際には、実際に式場見学をすることが重要なポイントのひとつ。実際に式場見学をすることによって、イメージが具体化し、結婚式の計画が立てやすくなるといえるでしょう。

『ホテル椿山荘東京』の秋の様子は、以下のページでご紹介しています。

結婚式を成功させる大切な要素のひとつとして「ロケーション」が挙げられます。会場選びの際は、ロケーションを確認することが大切です。
式場をお探しの方は、ぜひ参考にご覧ください。

会場選びのポイントについては、以下のページでご紹介しています。

5.秋の結婚式だからこそのおもてなし

前述のとおり、9〜10月は台風の影響で雨が降ることも考えられるので、雨天だったときの対策を立てておきましょう。
また、11月は最高気温が低めでやや肌寒い気候でもあるため、秋の結婚式ではそういったことを見越したおもてなしが必要です。

最寄り駅から式場までのタクシーまたは送迎バスを手配

結婚式の会場がアクセスの悪い場所にある場合、招待したゲストに自家用車やタクシーに乗り合わせて来てもらったり、結婚式の会場の地域のバスを利用してもらうのは、ゲストに負担をかけることになります。最寄り駅から結婚式場までの送迎バスやタクシーチケットを手配することも考えましょう。
万が一、結婚式当日が雨天だった場合でも、出席してくれたゲストの荷物や衣装を濡らすことが防げます。

ポケットカイロを受付・待合スペースなどに用意

気温の低い11月の結婚式では、ポケットカイロを受付や待合スペースなどに用意しておくと良いでしょう。
受付の際に、受付の人から席次表と一緒に渡してもらったり、待合スペースやガーデンの入口、化粧室内、テーブルなどさまざまなところにあらかじめセットしておいたりするのがおすすめです。

ブランケットの貸し出し

11月にもなれば、寒い日はコートなどのアウターを羽織ることもありますよね。
しかし、一般的に挙式会場や披露宴会場の中でコートなどを着用するのはマナー違反です。
11月に結婚式を挙げる場合は、ゲストに対して少し多めにブランケットを用意しておきましょう。ウエルカムスペースなどに置いておくのがおすすめです。
特に妊娠中のゲストがいる場合は必ず用意しておきましょう。席に着いたら直接渡してもらえるよう手配しておくのもおもてなしのひとつです。
ブランケットは、新郎新婦が自分たちで用意しなければならないこともありますので事前に確認をしておきましょう。
コーディネートや結婚式のテーマにあわせたブランケットを用意するのもおすすめです。

6.秋の結婚式で注意したいこと

秋に結婚式を挙げる際、注意をしておきたいことについてご紹介します。

人気のある時期のため予約が埋まりやすい

前述のとおり、秋は結婚式のシーズンで特に人気のある時期です。人気である分予約が埋まりやすいので注意しましょう。
秋の挙式を検討しているという方は、少しでも早く式場選びを始めましょう。
また、秋は観光シーズンでもあるため、ゲストの予定と重ならないような配慮をすることも大切です。
ゲストへの出席を打診するのは、挙式の2〜3カ月ほど前に招待状を発送するのが一般的ですが、シルバーウィークなどの大型連休に結婚式を挙げる場合は、招待状を作成する前のタイミングで早めに伝えておくのがおすすめです。
また、地域によっては秋分の日を挟む彼岸の期間には慶事を行わない風習がある場合もあります。念のため、確認しておきましょう。

秋晴れという言葉もあるほど、秋は晴れる日が多く、1年の中でも過ごしやすい気候の良い季節です。そのため、結婚式を挙げる季節として人気があります。
秋に結婚式を挙げる際は、ガーデンウエディングや秋らしいカラーを取り入れた演出がおすすめです。人気のシーズンである分予約が埋まりやすいため、秋に挙式を検討しているという方は少しでも早く式場選びをすると良いでしょう。

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