ホテルウエディングの魅力とは?会場選びのポイントや費用の相場などを解説
ウエディングスタイルの中でも不動の人気を誇るホテルウエディング。ホテルウエディングとは、ホテル内の施設を利用して結婚式を挙げることを言います。チャペルや人前式など多彩なウエディングスタイルを選べることや、宿泊施設に併設されていることなどが人気の理由です。前日泊や挙式当日の宿泊もできるので、新郎新婦やゲストが余裕を持って式に臨むことができます。格式のあるホテルでは施設としての質だけではなく、お料理やおもてなしのレベルが高いことなども選ばれる理由のひとつとなっています。
世代を超えて支持されているホテルウエディングには、魅力やメリットが多くあります。そこで、今回は結婚式の場として人気がある「ホテルウエディング」について、その特徴やメリット、デメリット、費用、会場選びのポイントから演出例について詳しくご紹介します。
目次
- 1.ホテルウエディングのメリット
- 2.ホテルウエディングのデメリット
- 3.ホテルウエディングの費用
- 4.ホテルウエディングの会場を選ぶ際のポイント
- 5.ホテルウエディングが向いている新郎新婦とは?
- 6.ホテルウエディングの演出
- 7.ホテルウエディングには魅力がたくさん!
1.ホテルウエディングのメリット
ホテルウエディングは、多くの方より支持される定番の結婚式なだけあって、多くのメリットがあります。ここではホテルウエディングのメリットをご紹介していきます。
1.ウエディングスタイルが選べる
ホテルウエディングは、さまざまなウエディングスタイルからお好みのスタイルを選べるのも大きなメリットです。教会式や人前式など、ホテル内には幅広いスタイルの式場がある場合が多く、新郎新婦や親族のご希望に添って選ぶことが可能です。「キリスト教挙式」「神前挙式」「人前挙式」「仏前式」から、新郎新婦の要望にあったスタイルが選べます。
2.結婚式の1日を贅沢に過ごせる
ホテルウエディングの大きなメリットは、なんといっても宿泊に便利な点です。専門式場やゲストハウスの場合は、遠方ゲストのためにホテルを別で手配したり、当日も宿泊場所から式場への移動が必要だったりと、手間がかかりがちになります。
一方ホテルに宿泊すれば、前日や当日の移動や準備に気を使うことなくゆったりと過ごすことができるため、新郎新婦やゲストが1日を贅沢に過ごせます。ご年配のゲストにも移動の負担をかけることなく、結婚式を楽しんでいただけるでしょう。
3.設備が充実している
宿泊施設が併設されていることから、設備面が充実していて質が高いところもポイントです。バリアフリーに対応していたり、駐車場が併設されていたりと、新郎新婦もゲストも使いやすいでしょう。また、ゲストの待機時間に利用できるラウンジや、着替えができるスペースや美容室があるところなどもホテルならでは。挙式前の早い時間に着いてしまったときや、挙式から披露宴まで時間が空いたときなども、ゆったりと過ごすことができます。
さらにホテルには宿泊施設だけでなく、宴会場、レストラン、美容サロンなどが1つの場所に集約されていることも多いです。新郎新婦やゲストが移動する手間や時間を節約でき、ウエディングプランナーや専属のスタッフが手配や調整をサポートしてくれるため、準備や段取りがスムーズに進みます。
4.サービスの質が高い
ホテルならではの質の高いサービスを24時間体制で受けられるのも、ホテルウエディングの魅力の1つです。ベビーシッターやペットシッターの手配、スーツやドレスなどのお洋服のランドリー・プレスサービス、通信機器の貸出などといったさまざまなサービスを受けることができます。
ホテルのスタッフは接客のプロです。高品質でホスピタリティあふれるおもてなしが受けられるのは、ホテルウエディングならではと言えるでしょう。
一流の接客を受けられるため、「ゲストに対して失礼があってはいけない」と心配する新郎新婦も安心して結婚式に臨めます。
5.多彩な料理とメニューの選択肢
ホテルの厨房は多くの経験を積んだシェフたちがおり、高品質な料理が提供されます。多彩なメニューやコース料理から選ぶことができ、食材の質や盛り付けの美しさにもこだわっています。特別な要望や食事制限にも対応できる柔軟性もあります。
6.知名度と格式がある
ホテルウエディングのメリットの1つは、知名度と格式があることです。目上の方や、ご親族の中には会場の格式を気にする方もいらっしゃいます。知名度や格式があるホテルで結婚式をすることは、新郎新婦のみならず幅広い年代のゲストに安心感を与え、喜んでいただけることでしょう。
7.挙式後も利用できる
結婚式当日だけではなく、結婚記念日や家族にとって大切な節目のときなどに、思い出のホテルで宿泊や食事ができることも魅力の1つです。ホテルによっては、結婚記念日に特別なサービスをうけられるところもあります。結婚関係の記念日以外にも、お子様のお食い初めや七五三などの行事や特別な日に利用しているご家族もいらっしゃいます。結婚式を挙げた思い出の場所で家族の節目を祝えるため、夫婦になった頃の新鮮な気持ちをいつまでも思い出せます。
2.ホテルウエディングのデメリット
ホテルウエディングのメリットをご紹介しましたが、反対にデメリットとなる要素はあるのでしょうか?ここではホテルウエディングのデメリットについてご紹介していきます。
1.プログラムの自由度が低い
ホテルウエディングの場合、プログラムの自由度が低いことが挙げられます。挙式や披露宴のプログラムがあらかじめ決まっているホテルも多く、演出や式全体の流れなどを自由に変更することが難しい可能性があります。
ウエディングに特化したホテルでは、さまざまな引出物やアイテムを幅広く取り揃えております。さらに、専任のプランナーが丁寧にヒアリングを行い、入念な打ち合わせを通じて、新郎新婦のご希望に可能な限り沿った式の提案をいたしますので、安心してお任せいただけます。
2.あくまでも宿泊施設がメイン
ホテルウエディングは宿泊施設に併設されている会場で挙式を行うため、建物のメインはあくまでも宿泊施設になります。さらにホテルは都市部や繁華街に集中していることが多く、自然環境や広大な敷地を持つ場所と比べると、周囲の景色や自然の美しさに制約がある場合があります。
そのため、結婚式場自体の景観が良くないというケースも。ロケーションにこだわる方は、一度ホテルへ足を運んでみて、周りの景観も確認しておくことをおすすめします。
3.費用が高額になる場合がある
ホテルウエディングは、サービスの質が高い分、ホテルによっては費用が高額になるケースがあります。特に知名度があり格式の高いホテルでは、価格が高くなる傾向があります。
持ち込みで費用を抑えようとしても、持ち込み不可のホテルやプラン外で別途料金が発生する場合もあるので、事前に内容を確認しましょう。
3.ホテルウエディングの費用
高級感のある会場で挙式を行えるホテルウエディング。他タイプの会場と比べたとき、費用面ではどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、ホテルウエディングの費用について解説します。
ホテルウエディングは一般の結婚式場よりも高い?
ホテルウエディングはなんとなく費用が高額になるイメージがあるかもしれませんが、実際に他の会場と比べるとどうなるのでしょうか。専門式場やゲストハウスなど、会場タイプごとの平均額は以下のとおりです。
式場タイプ | 費用平均額 | 平均人数 |
専門式場 | 約369万円 | 46.6人 |
ホテル | 約361万円 | 41.0人 |
ゲストハウス | 約418万円 | 48.7人 |
レストラン | 約320万円 | 40.8人 |
参考:ゼクシィ結婚トレンド調査 2022
ホテルウエディングに対して高級な印象を持っている方も多いと思いますが、比較してみると専門式場のほうが平均費用が高いことが分かります。
費用の内訳
費用全体の平均額については前述したとおりですが、何にどのくらいかかっているのかも気になりますよね。ここでは、挙式の費用内訳の平均額をご紹介します。
項目 | 費用平均額 | 備考 |
挙式料 | 平均40.2万円 | 教会式は約39.7万円、神前式は約31.9万円、 人前式は約45.7万円とウエディングスタイル によって異なる |
披露宴会場代 | 5~30万 | 立地やネームバリュー、人気度などによって異なる |
ゲストなどの 料理代や飲物代 |
(一人当たり)料理は平均 17,600円、飲み物は4,700円 |
ウエルカムドリンクの有無やデザートビュッフェ などのオプションでプラスで料金がかかる |
会場の装花代 | 平均21.1万円 | 飾る場所やボリューム、花の種類、生花か造花に よって異なる |
衣装 (ドレス・ブーケなど) |
衣装代 平均49.5万円 | ドレスの持ち込みでは持ち込み料がかかる こともあるので注意 |
写真や映像代 | カメラマン代 平均21.6万円 | 外注カメラマンの費用相場は11.7万円だが 持ち込み料がかかることも |
会場演出代 | 平均12.4万円 | 何をプラスするか、何を省くかによって 差が出やすい項目 |
引出物代 | (一人当たり)平均5,400円 | 持ち込みの場合は1つ300〜500円 持ち込み料がかかることも |
サービス代 | 全体の15%ほど | 料理や飲物、控室代などに対して かかってくる費用 |
これらの項目は、ホテルのランクやプラン、招待人数などによって金額が変動します。事前にブライダルフェアや見学などで見積もりを出してもらいましょう。また、手作りアイテムで費用を節約しようというアイデアもありますが、持ち込み料によって逆に高くなってしまうケースも。何にどれくらい持ち込み料がかかるのかも、事前に知っておくと安心です。
4.ホテルウエディングの会場を選ぶ際のポイント
ホテルウエディングの会場を選ぶ際は、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?ここでは、ホテルウエディングの会場を選ぶ際のポイントを4つ解説します。
予算内で収められるか
ホテルウエディングの会場を選ぶ際のポイントの1つは、予算内で収められるかどうかです。先ほどの費用例をもとに結婚式の予算を事前に設定し、それに合わせて会場を選ぶことが重要です。憧れのホテルウエディングだからといって理想を全て詰め込んでいくと、それだけ費用も多くかかってきます。予算内で収めるためには、柔軟性が求められることもあります。特定の日程や時間帯、シーズンによっては料金が変動する場合があるため、予算に余裕を持たせるためにも柔軟な日程選びが必要となる場合もあります。予算内で収めることは、結婚式全体の計画や準備のスムーズさにも影響を与えます。
演出に自由度があるか
ホテルによって異なりますが、ウエディングの演出の融通が利きにくいこともあります。新郎新婦にこだわりたい演出がある場合は、自分たちの理想に合った演出ができるかを事前に確認しておきましょう。また会場内外の利用やスペースの活用にも注目しましょう。屋外でのセレモニーやカクテルパーティー、ガーデンやテラスなど、会場周辺のスペースを自由に利用できるかどうかも重要です。新郎新婦の想いを反映させた演出や特別な場面を創り出すためには、会場の自由度が高いことが望ましいです。
ホテルウエディングの会場を選ぶ際には、演出に自由度があるかどうかを確認することで、個性的でオリジナルな結婚式を実現できます。会場の柔軟性や技術面の対応力を重視し、自分たちの理想に合ったホテルウエディングを選ぶことが大切です。演出の融通が利く場合でも、演出に使う物品の持ち込み料が必要になる可能性があるので、料金も併せて確認してください。
ブライダルフェアや試食会に参加
会場となるホテルを決める時期は、6ヶ月~1年前くらいが目安です。決定する前に、必ず試食会やブライダルフェアに足を運んで、会場の雰囲気を確かめましょう。実際に宿泊してみて、ホテルのサービス内容やホスピタリティの質などを体験しておくこともおすすめです。ホテルの周りにどのようなものがあるのか、主要駅からの交通アクセスや環境などはどうなっているのかなど、実際に足を運ぶことでイメージがしやすくなります。
2022年11月に開業70周年を迎えたホテル椿山荘東京の庭園には、「椿、桜、新緑、蛍、涼夏、秋、冬」七つの季節、いつ来ても、表情を変える豊かな自然と歴史を感じさせる史跡が多く存在します。季節ごとに表情を変化させる広大な庭園は、開業70周年を迎えた今もなお、多くのお客様から愛され続けています。まずはブライダルフェアへ参加し、会場の雰囲気や洗練されたサービスを体験してみてはいかがでしょうか。
5.ホテルウエディングが向いている新郎新婦とは?
ホテルウエディングは、上品さや華やかさ、利便性、料理の品質に重点を置く新郎新婦に向いています。高級感と充実したサービスを求める方々や、ゲストの満足度や快適性を重視する方々には特におすすめです。ホテルウエディングを選ぶことで、特別な日をより華やかに演出し、心に残る結婚式を実現できます。ここからは、ホテルウエディングが向いている新郎新婦の特徴についてご紹介します。
サービスの質にこだわりたい人
ホテルのスタッフは綿密なトレーニングと教育を受けています。接客やマネジメントのスキルを磨き、お客様への対応やニーズへの理解力を高めており幅広い場面に対応することに慣れています。結婚式には、自分の身内や気心の知れた友人はもちろんのこと、会社関係者や目上の親戚の方などさまざまな方が参列することが一般的です。ホテルウエディングは、「大切なゲストに失礼のないよう、サービスの質にこだわりたい」方や「ハイクオリティな空間でゲストをもてなしたい」という方にぴったりです。特にハイクラスなホテルなら、ゲストに非日常感のある贅沢な時間を提供できます。
ゲスト数が多い人
ホテルに併設してある挙式会場や披露宴会場は規模が大きいところも多く、ゲストを多く呼んでも窮屈になりません。あらかじめ招待する人数が多いと分かっている新郎新婦は、規模の大きいホテルウエディングをおすすめします。
宿泊を希望するゲストが多い人
親族や友人が遠方に住み、宿泊が必要になる参列者が多い場合は、ホテルウエディングが便利です。専門式場の場合は別でホテルを手配する必要がありますが、ホテルウエディングは1つの拠点で前泊や当日泊が行えます。ゲスト自身に宿泊場所を押さえてもらう手間や、当日の移動に負担をかけることもないので安心です。
6.ホテルウエディングの演出
せっかくホテルウエディングを行うなら、ホテルならではの演出にもこだわりたいですよね。ここでは、ホテルのロケーションを活かした演出やウエディングスタイルをご紹介します。ホテルウエディングを検討しているふたりは、ぜひ参考にしてみてください。
ガーデンウエディング
庭園が併設されているホテルでは、ガーデンウエディングが可能な場合もあります。四季折々の自然を感じ、開放感のある空間でゲストと幸せなひとときが過ごせます。家族や友人、親族たちとアットホームな雰囲気で過ごしたい方におすすめです。ガーデンウエディングの場合、あらかじめ屋外での催しであることを事前に伝えておくと、気温対策だけではなく花粉症や日焼けなどの対策もゲスト側で事前に考えておくことができます。
ガーデンウエディングの魅力についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。
少人数向けウエディング
ホテルウエディングでは大人数を問題なく呼べる広さが魅力の1つですが、実は少人数向けウエディングでも人気です。家族だけ、もしくは親しい人のみを招いた結婚式に対応しています。小さい規模の宴会場やスイートルーム、ホテル内のレストランなどでも結婚式を挙げられます。規模が小さめの会場でも貸し切り感やプライベートな雰囲気を演出できるので、親しい間柄のゲストと気兼ねなく過ごすことができます。
アットホームなウエディングの魅力についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。
ナイトウエディング
ナイトウエディングは夕方から夜にかけて行われる結婚式・披露宴を言います。日が落ちたロマンチックで幻想的な雰囲気の中で結婚式を挙げられるので、シチュエーションにこだわる新郎新婦におすすめです。夕方からのスタートになるため、開催日が平日であってもゲストが参加しやすい時間帯とも言えます。キャンドルやライト、夜景など、夜だからこそ映える演出でゲストにもナイトウエディングを楽しんでいただきましょう。ホテルウエディングの場合は夜の結婚式の後にそのまま宿泊できるので、ゲストを遠方から呼ぶ場合や遅い時間から開催される二次会などがあっても安心です。
ナイトウエディングの魅力についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。
7.ホテルウエディングには魅力がたくさん!
ホテルウエディングの魅力やメリット・デメリット、式場を選ぶときの注意点やおすすめの演出などをご紹介しました。費用の目安や内訳なども解説しているので、なんとなく結婚式のイメージが湧いてきたのではないでしょうか。ホテルウエディングは世代を超えて支持されている人気のウエディングスタイルで、どのようなゲストでも安心して招待できるところが魅力の1つです。高いサービスを提供するホテルウエディングは、上品で洗練された雰囲気を求める新郎新婦に向いています。サービスや料理の品質にこだわり、ワンストップで手配を済ませたい方や、ゲストの快適性や利便性を重視する方におすすめです。
挙式後も記念日や家族の節目のイベントなどで食事や宿泊を楽しむことができるので、結婚式の思い出が詰まったホテルで、今後の人生の大切なイベントをお祝いするのはいかがでしょうか。
ホテル椿山荘東京のホテルウエディングは、チャペルウエディング・神殿・レストランウエディング・ガーデンウエディングなどさまざまな挙式スタイルに対応可能です。季節ごとに表情を変化させる広大な庭園は、開業70周年を迎えた今もなお、多くのお客様から愛され続けています。まずはブライダルフェアへ参加し、会場の雰囲気や洗練されたサービスを体験してみてはいかがでしょうか。ホテル椿山荘東京の魅力はこちらのページをご確認ください。