お母さまに贈る「ありがとう」の想い。おすすめの演出&アイテム集
5月第2週の日曜日は「母の日」です。
お母さまへの感謝の気持ちをカタチにして贈る大切な日。
5月に結婚式を控えているおふたりなら、母の日にちなんだサプライズ演出やアイテムを取り入れることで、さらに思い出深い一日になるはず。親御さま参加形の結婚式のアイデアをご紹介します。
世界中にある「母の日」をお祝いするアニバーサリーイベント!
そもそも「母の日」はいつから始まったのでしょう?
さまざまな説がありますが、古代ギリシャ時代に、“神々の母”と親しまれたリーアに、感謝の想いを込めて春祭りが催されたことが始まったことが由来となっているそうです。
■100年以上前から定着していた、「母の日=カーネーション」
現在の「母の日」として定着したのは、今から100年以上前のこと。
アメリカに住む少女、アンナ・ジャーヴィスさんのお母さまが5月9日に亡くなられ、大切に育ててくれたお母さまを思い、教会でカーネーションを配ったことが、ルーツといわれています。
お母さまが亡くなった後も、敬う気持ちを忘れないためにと、 “お母さまのための祝日”の設立に向けて運動が始まります。 世界中でお祝いの日や方法は異なりますが、お母さまに感謝する想いは変わらずにあり続けています。
結婚式に取り入れたい、お母さまに感謝の気持ちを伝える演出&贈り物
結婚式は、おふたりが夫婦になる誓いを立てて、お世話になった方々に感謝をお伝えする日ですが、もう一方で、これまで大切に育ててくれた親御さまに気持ちを言葉やカタチにしてしっかりと伝えることのできる日でもあります。
プレゼントを贈ったり、一緒に演出を楽しんだり、素敵な思い出をたくさん作りましょう!
お母さま参加型の結婚式演出①:ベールダウン
2016年に行われたゼクシィ結婚トレンド調査によると、「親からベールダウンをしてもらう」演出を行ったカップルは、67.9%と半数以上を超え、今では定番のセレモニーとなっています。
ベールには、「邪悪なものから花嫁さまを守る」という意味があり、ベールダウンは、「これまで大切に守ってきたけれど、これからは祭壇で待つ愛する人と一緒に幸せな人生を歩んでね」という想いを込めて、ベールを顔の前に下ろすセレモニー。 お母さまが手伝う最後の身支度でもあり、自然と感謝の言葉が表れます。
お母さま参加型の結婚式演出②:紅差しの儀
和の結婚式でも、ベールダウンのようなお母さまに最後の身支度を手伝っていただける儀式があります。
「紅差しの儀」は、お母さまが花嫁の口紅を塗ってあげる儀式のことで、その昔は紅が希少だったこともあり、魔除けやお祝いごとの象徴として扱われていたそうです。白無垢姿の美しい花嫁さまを前に、涙するお母さまも多くいらっしゃいます。
お母さま参加型の結婚式演出③:筥迫の儀
控室で、また挙式場に入場される最初のシーンで取り入れられることの多い「筥迫(はこせこ)の儀」もまた、おすすめ演出のひとつ。
筥迫は、鏡やお香、そしてお守りを入れる、いわば小物入れのようなもので、江戸時代の女性が“たしなみ”として、懐に携帯していた入れ物のこと。結婚式では、お母さまが花嫁さまの胸元にその筥迫を差すことで「母として、女性としての美しさを忘れずに」という想いが込められているそうです。たくさんの思い出に包まれる幸せな時間をぜひ取り入れてみませんか。
お母さま参加型の結婚式演出④:中座のサプライズエスコート
お色直しのために花嫁さまが披露宴会場を中座される際に、どなたかにエスコート役をお願いするのが、定番になっていますが、その定番演出に映像を取り入れることで、ぐっと感動的に!
司会の方に、中座のエスコート役としてお母さまを指名してもらい、高砂に花嫁さまを迎えに来ていただいたところから、サプライズはスタート!
照明が落とされて、スクリーンにはお母さまとの幸せな思い出にあふれた生い立ちムービーが上映されます。
添えるメッセージには、感謝の想いをたくさん詰め込んで。お母さまだけでなく、ゲスト全員が感動すること間違いなしのおすすめ演出です。
お母さま参加型の結婚式演出⑤:お母さまからスタートするキャンドルリレー
お色直し後の再入場などで取り入れられることの多い「キャンドルリレー」は、会場一帯が幻想的な灯りに包まれる、ロマンティックな演出です。キャンドルリレーの「種火」を点火する役割をお母さまが担ってもらい、各テーブルの代表ゲストに点火して回り、その火をゲスト同士でリレーして点火していきます。
お母さまから生まれた火(命)が、親元を離れて、多くの人たちと出会い、おふたりが出会い、家族を作る、という、とても素敵な意味が込められています。
お母さまへのサプライズプレゼント①:花束贈呈は、カーネーションでアレンジしたお花を
親御さまへの花束贈呈のセレモニーは、今までの感謝の気持ちをしっかりと伝えられる大切なシーンです。
お母さまには、母の日にちなんでカーネーションでアレンジしたお花をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
カーネーションの花束を贈るのも素敵ですが、手元に残る贈り物として、プリザーブドフラワーを選んでみるのも一案です。 ボックスに入れてプレゼントされることで、そのまま飾ってもらうことができます。
お母さまへのサプライズプレゼント②:お母さまの席にだけ特別にプラスワンの装花を
披露宴会場を華やかに彩るテーブル装花とは別に、お母さまが着席されるテーブルには、カーネーションのお花アレンジをプラス!
装花の中にカーネーションをアクセントに飾ったり、ショープレートの上にブーケ状にアレンジしたお花を飾ったり。
お母さまへのサプライズプレゼント③:メッセージを添えたデザートプレート
食後のデザートは、お母さまもゆっくりとお楽しみいただけるリラックスタイム。
さりげなく母の日をお祝いしたいというおふたりには、こんなサプライズプレゼントを。
挙式用のブーケにカーネーションを使ったアレンジを
感謝にまつわる花言葉がたくさんあるカーネーションは、母の日というだけでなく、結婚式にぴったりのお花です。
赤いカーネーション:母への愛・情熱・真実の愛・信頼
ピンクのカーネーション:感謝・感動
フリルをたくさんまとったようなカーネーションのブーケは、ボリューム感も存在感もたっぷり。
おふたりにとっても、お母さまにとっても幸福感いっぱいの一日を迎えられるように、ぜひいろいろと検討してみてくださいね。