婚約指輪・結婚指輪の費用相場とは?価格を抑えるポイント教えます
これから結婚するカップルにとって、婚約指輪や結婚指輪は大切なアイテムの1つです。素敵なシチュエーションで渡される指輪に、憧れを抱いている人も多いでしょう。一方で、婚約指輪や結婚指輪に関するイメージは湧くものの、具体的な費用相場までは意外と知られていません。
今回は、婚約指輪・結婚指輪それぞれの費用相場や価格を抑えるためのポイントを解説します。素敵な指輪を選びたいが、できればリーズナブルに購入したいカップルは必見の内容です。
目次
- 1.指輪の価格が決まる要素
- 2.婚約指輪・結婚指輪の費用相場はどれくらい?
- 3.婚約指輪・結婚指輪を安く抑える方法
- 4.婚約指輪・結婚指輪を選ぶときのポイント
- 5.婚約指輪・結婚指輪の人気ブランド例を紹介
1.指輪の価格が決まる要素
一括りに婚約指輪・結婚指輪といっても、その価格はさまざまです。どんな宝石を使うか、リングの素材や太さをどうするかなど、指輪の仕様によって大きく異なります。まずは、指輪の価格が決まる要素について見ていきましょう。
宝石
婚約指輪や結婚指輪は、宝石があしらわれているタイプとそうでないタイプがあります。宝石があしらわれているほうが高いのが一般的です。
婚約指輪や結婚指輪では、ダイヤが多く使われます。ダイヤの重さを表す単位として用いられているのが「カラット(ct)」です。サイズが小さくても重量があれば、カラットも大きくなります。
ただ、基本的には重量に比例してサイズも大きくなり、カラット数が高いほど希少価値も上がります。婚約指輪や結婚指輪では、小粒のメレダイヤモンドをよく見かけます。小粒だとしても、何列も敷き詰められていれば、工賃も加わるため高くなる可能性があるでしょう。
リング
婚約指輪や結婚指輪に使われるリングの素材も価格に影響します。一般的に使われるのは「プラチナ」と「ゴールド」です。特に人気があるプラチナは、他の金属と比べると希少性が高いのが特徴です。また、加工がしにくいことも影響して、販売価格も高めの設定になっています。
ただし、ゴールドのほうがプラチナよりも安いかといわれると、必ずしもそうとは限りません。
ブランドや純度によっても異なります。あまりに純度が低い物を選ぶと、変色してしまう可能性があるため注意しましょう。
また、リングの幅や厚みも価格に影響するポイントです。幅や厚みが大きくなれば、比例して使用する金属量も増えます。そのため、全体的な価格が上がりやすくなります。
2.婚約指輪・結婚指輪の費用相場はどれくらい?
かつては、給料の3ヵ月分が婚約指輪の相場とされた時代がありました。これは、戦後に行われたジュエリー会社の広告やキャンペーンが影響しているといわれています。年齢によっては、こうした相場イメージを持っている可能性があります。
一方で、近年は費用に関する考え方も変わった影響で、給料の3ヵ月分をかけるカップルは少なくなりました。続いては、現在の婚約指輪・結婚指輪に関する費用相場について解説します。
婚約指輪
リクルート社が発行する結婚情報誌「ゼクシィ」がリサーチした「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」によれば、婚約指輪の全国的な相場は35万円前後です。この金額を見ると、「給料の3ヵ月分」というイメージよりもリーズナブルであることが分かります。
ただし、年齢によって購入金額は異なる傾向にあります。「結婚スタイルマガジントレンド調査2019」によれば、20代の場合は31.5万円程度、30代で37.1万円程度と、年齢が上がるにつれて金額も高くなっています。
最も購入されている婚約指輪の価格帯は30万円代であり、続いて20万円代が人気となっています。3番目に購入されている価格帯が40万円代ですが、全体を通して給料の1ヵ月分程度が相場といえるでしょう。
結婚指輪
結婚指輪は婚約指輪よりもシンプルな物が多いため、相場も低くなっています。ペアでの平均相場は25万円前後です。新婦がつける結婚指輪は、装飾が華やかなことから新郎よりも2万円程度高めになっています。
ゼクシィの調査によると、近年最も人気があるのが、20万円代の婚約指輪となっています。続いて、リーズナブルな10万円代を選ぶカップルが多く、3番目が30万円代です。ただし、これらはあくまでも相場であり、素材やデザインによって大きく変わってきます。二人にとって大切なアイテムである指輪に関しては、お互いが納得できる物を選びましょう。
婚約指輪の予算相場については、以下のページでも紹介しています。
3.婚約指輪・結婚指輪を安く抑える方法
近年は、結婚式自体にお金をかけない地味婚が流行っていることもあり、婚約指輪や結婚指輪の費用相場も変化しつつあります。結婚後の暮らしや二人の収入を踏まえて、できるだけリーズナブルな指輪を選びたいというカップルが多いです。続いては、質のいい指輪をリーズナブルに手に入れるための方法を紹介します。
指輪の素材やデザインを安くなるように調整する
婚約指輪や結婚指輪の値段は、素材で大きく変動します。一般的に選ばれるプラチナはそれなりの価格するため、低予算を希望する人にとっては躊躇してしまうでしょう。そこでおすすめなのが、「ゴールド」「ステンレス」「チタン」「パラジウム」などで作られた指輪です。
プラチナの次に人気があるゴールドには、「ピンクゴールド」や「イエローゴールド」などの種類があり、色によって価格が異なります。また、金属アレルギーが気になる人は、チタンやステンレスなどを選べば、リーズナブルな上に安心して身につけられるといったメリットを得られるでしょう。
その他、プラチナと他の金属を混ぜ合わせたコンビ素材を選ぶ方法もあります。リーズナブルな指輪といえば「シルバー」を思い浮かべる人も多いかと思いますが、シルバーは酸化しやすく黒ずむ可能性があるため、常に身につける結婚指輪にはおすすめできません。
婚約指輪・結婚指輪をセットで購入する
近年は、婚約指輪を結婚式の演出で使うケースも増えており、結婚指輪とセットで購入できる店舗が多く見られます。こうしたお店では、セット割を導入していることも多く、利用すればお得に購入可能です。
指輪をセミオーダーで作る
婚約指輪や結婚指輪の購入方法として人気があるのがセミオーダーです。リングのデザインや宝石を自由に組み合わせられるため、自分たちに合った指輪を作れます。セミオーダーの魅力は、何といっても予算に合わせて作れることです。
指輪は、土台となるリングの素材や施すダイヤの大きさ、質によって価格が大きく変動します。既存の指輪であれば、値段交渉をして価格を抑える他ありません。
一方で、セミオーダーであれば、始めの段階で予算に合わせたアイテムを選べます。できるだけ質のいいダイヤを使いたいが価格は低めを希望する場合、ダイヤの数やサイズを調整すれば、希望通りの価格帯に収められる可能性があるでしょう。
4.婚約指輪・結婚指輪を選ぶときのポイント
婚約指輪や結婚指輪は、大切な二人の記念になる物です。その場の雰囲気に流されて選んでしまうと、後悔する可能性があるでしょう。婚約指輪や結婚指輪を選ぶときは、しっかりとポイントを押さえるよう心がけましょう。続いては、5つのポイントについて解説します。
手の大きさや形に合うデザインを選ぶ
まず押さえておきたいのが、自分の手に合うデザインを選ぶことです。カタログやWeb上で見る写真で素敵に見えても、いざ実物を指にはめてみると思っていたイメージと違うということも少なくありません。必ず、一度装着してから決めることが大切です。最初は選ばなかったデザインの物が、意外と馴染むといったこともあるでしょう。
指輪のサイズを採寸する
指輪のサイズ選びは、きっちり行いましょう。例えば、むくみやすい時間帯や水を多くとる夏場は、むくみが少ない場合と指のサイズが異なるため注意が必要です。最適な指輪のサイズを測るためにも、朝晩2回計測することをおすすめします。また、リングの幅によってもしっくりくるサイズ感が異なる点にも注意が必要です。
婚約指輪との重ね着けができるかチェックする
近年流行しているのが、指輪交換の後に婚約指輪をはめるエンゲージカバーセレモニーです。そのため、購入段階で婚約指輪と結婚指輪をコーディネートするケースが増えています。重ね着けを意識せずに選ぶと、合わせたときにバランスが悪くなってしまうことも考えられるでしょう。
金属アレルギーの有無
婚約指輪や結婚指輪に限らず、アクセサリーを身につける際に気をつけなければならないのが金属アレルギーの有無です。特に、普段アクセサリーをつける習慣がない人は、結婚してはじめて気がつくというケースも考えられるでしょう。
金属アレルギーの心配がある場合、指輪の素材選びに注意が必要です。プラチナやチタン、ゴールドなどの素材であれば、金属アレルギーを引き起こしにくいためおすすめできます。
海外ブランドも確認する
婚約指輪や結婚指輪は、国内ブランドの物だけではありません。海外ブランドもあるため、検討する段階では、どちらもチェックするようにしましょう。海外ブランドは、知名度が高い物が多く、華やかな印象です。
一方で、国内ブランドは細かなデザインが魅力といえます。国内外のブランドを幅広くチェックすると、より自分好みのデザインに出会えるでしょう。
婚約指輪や結婚指輪の選び方については、下記のページでも詳しくご紹介しています。
5.婚約指輪・結婚指輪の人気ブランド例を紹介
婚約指輪や結婚指輪を選ぶ際、一度はチェックしておきたいのが人気ブランドです。主なブランドとして、以下の5つが挙げられます。
- 「MIKIMOTO」
- 「I-PRIMO」
- 「銀座ダイヤモンドシライシ」
- 「JOIE DE TREAT」
- 「LAZARE DIAMOND」
- 「EXELCO DIAMOND」
それぞれのブランドの特徴について解説します。
MIKIMOTO
1899年創業のMIKIMOTOは、日本の老舗ジュエリーメーカーとして、日本だけではなく海外からも人気があるブランドです。真珠の養殖においては、世界でも草分け的存在といえます。MIKIMOTOの魅力は、種類の豊富さです。リーズナブルな物もあるため、価格を抑えたいカップルにもおすすめできます。
I-PRIMO
I-PRIMOは、婚約指輪・結婚指輪の専門店です。シンプルなデザインが魅力で、重ね着けがしやすいのもポイントといえます。デザインバリエーションは200種類を超えているため、好みの指輪に出会いやすいでしょう。また、生涯保障のアフターサービスを提供しているため、いつでも安心して利用できます。
銀座ダイヤモンドシライシ
銀座ダイヤモンドシライシは、日本初のブライダルジュエリー専門店です。近年流行している、婚約指輪と結婚指輪との重ね着けを展開したのも、銀座ダイヤモンドシライシが先駆けでした。まるで一本の指輪のようなデザインになるため、違和感なく装着できます。また、流線型のデザインも特徴で、飽きのこない美しさに魅了される人が多いです。
JOIE DE TREAT
2018年に設立された新しいジュエリーブランドがJOIE DE TREATです。「JOIE」は、フランス語で「喜び」を意味しており、身につけた際に喜びを感じられるようにといった想いが込められています。
LAZARE DIAMOND
LAZARE DIAMONDは、1903年に始まり120年もの歴史を誇るブランドです。ダイヤモンドのカット技術に優れた世界的ブランドとして「世界三大カッターズブランド」とも称されています。伝統と追求によって得られたカッティング技術により生み出される、最高峰の美しい輝きを持つブライダルジュエリー。上質な指輪を求める方におすすめのブランドです。
EXELCO DIAMOND
EXELCO DIAMONDはベルギー・アントワープにて始まり、200年以上の歴史と伝統を持つブランドです。ダイヤモンドの形として有名なのが「アイディアルラウンドブリリアントカット」というカッティングですが、これを発明したのが、EXELCO DIAMOND4代目のマーセル・トルコウスキーです。ハイブランドで高品質な指輪ならEXELCO DIAMONDがおすすめです。
上質で緻密なデザインは、流行に流されない普遍的なものです。日常的に使えるように設計されているのもポイントの1つといえるでしょう。おすすめデザインのご紹介は、以下のページで行っていますので、ぜひご覧ください。
婚約指輪や結婚指輪は大切なものだからこそ、選ぶのにも時間がかかります。費用相場を参考にするだけではなく、自分たちの手にしっくりくる物を選ぶことが大切です。勢いで決めてしまうと後悔する可能性が高いでしょう。ポイントを押さえながら探すことで、質の高い指輪に出会えるでしょう。
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