結婚式の前日に「やるべきこと」「避けるべきこと」とは?
結婚式を明日に控えた新郎新婦は、どのように過ごせば良いのでしょうか。一生懸命準備をしてきた最終仕上げの日です。今回は、結婚式を一生の思い出に残る良いものにするために、前日にやるべきこと、避けるべきことについて解説します。
目次
- 1.結婚式の前日にやるべきこと
- 2.親への手紙を書くときのポイント
- 3.新郎からの謝辞の作り方
- 4.結婚式の前日に避けるべきこと
- 5.結婚式当日のスケジュール
- 6.結婚式当日の注意点
- 7.結婚式の前日はゆったりと過ごして
1.結婚式の前日にやるべきこと
結婚式の前日は、翌日のための準備があります。事前にチェックリストを作っておくと便利です。効率よく準備を済ませて翌日のために休む時間を作りましょう。
〇荷物を会場に搬入する
ウエルカムボードやウエルカムドール、リングピローなどの細かいものや手作りの品の搬入は前日に行います。当日は何かと忙しくなるので、前日に済ませておくと安心です。ものや会場によっては、数日前から預かってもらえるものもあるので、式場のスタッフに確認しましょう。当日の作業や荷物を減らすためにも、前日までに搬入できるものは全て搬入しておくことをおすすめします。
〇外部に手配した品物の確認
式場で用意できないものを外部に手配することがあります。引き出物やプチギフト、演出用のプロジェクターなどの機材やDVDなど外部に手配したものが届いているかどうか確認しておきましょう。当日に慌てないため、前日までに確認しておくと安心です。
〇謝礼、お車代の準備
式場スタッフと当日の受付を手伝ってくれる方への謝礼、遠方から来るゲストへのお車代を準備しましょう。
結婚式や披露宴で渡す謝礼は、事前に新札を用意しておいてください。ご祝儀袋やポチ袋に入れて渡します。万が一、準備し忘れている方がいた時のために、少し多めに用意しておくと良いでしょう。結婚式の当日、新郎新婦は忙しいので、友人や親戚に渡す謝礼やお車代は、両親や兄弟にお願いしておくと良いでしょう。
〇欠席者の連絡
ゲストから欠席の連絡がきたら、できるだけ早く式場へ連絡しましょう。前日の連絡ではキャンセルすることは難しい可能性が高いですが、式場のスタッフと当日の対応について相談することが可能です。
〇両親への挨拶
結婚式の前日は、今まで育ててもらった両親に感謝の気持ちを伝えましょう。
かつては、三つ指をついて「お父さん、お母さん、長い間育ててくれてありがとうございました」と挨拶することが一般的でした。現代では、このような堅苦しい挨拶をする必要はありませんが、感謝の気持ちを伝えましょう。直接言うことが照れくさい場合には、手紙を渡すという方法もあります。結婚をしても子供であることに変わりはありませんし、会えなくなるわけでもありませんが、けじめとして挨拶をしましょう。
〇体を休める
前日にやるべきことを終えたら、できるだけ体を休めて翌日にそなえましょう。ぬるめのお風呂でゆっくりと半身浴をすることで、むくみも解消されてリラックスして眠りにつくことができます。緊張してどうしても眠れない場合には、ホットミルクを飲んで体を温めると眠りにつきやすくなります。
翌日の結婚式のことに集中できるように、式場に隣接する宿泊施設や式場の近くのホテルに宿泊するのもおすすめです。ホテル椿山荘東京では、結婚式の当日だけでなく前日にも宿泊することができます。
女性は、睡眠時間をしっかりとらないとむくんでしまい、お化粧が乗りにくくなるなどの心配もありますよね。前日から式場の近くに宿泊することで、睡眠時間も確保でき、結婚式当日も心にゆとりを持ち準備ができるでしょう。
〇新郎は祝辞の確認
披露宴では、新郎が祝辞を述べることが一般的です。念のため、前日に確認をしておくと安心です。当日は緊張することが予想されるので、最終確認も兼ねて何度か練習をしておきましょう。
〇新婦が前日にやるべきこと
衣装の下に身につける下着や小物が揃っているか、確認しましょう。式場で借りられるものと自分で用意しなければならないものがあります。洋装の場合には補正下着やブライダル用のストッキングなど、和装の場合には肌襦袢(じゅばん)や和装ブラジャーなど、事前に用意しなければならないものが揃っているかチェックしておくと安心です。
新婦が両親への手紙を用意する場合には、最終確認を行いましょう。前日に書くことは避けるのが無難です。
2.親への手紙を書くときのポイント
披露宴の後半の新婦が親への手紙を朗読する場面は、ゲストの涙を誘います。ゲストの前で朗読する、親への手紙を書くポイントについて解説します。
〇手紙の長さ
結婚式での親への手紙の長さは、時間にして2~3分程度にまとめましよう。文字数としては400~800文字程度です。
親への感謝の気持ち、エピソードを2~3分に納めることは難しいのですがあまり長すぎてもゲストは飽きてしまう可能性があります。逆に短すぎるとそっけないものとなってしまいます。下書きをして、一度ゆっくり読んでみてください。親への感謝の気持ちを短くまとめることは難しいのですが、目安として3分以内に納めましょう。
〇手紙の構成
感謝の気持ちを伝えるためには、手紙の構成が重要です。心に届く文章にするためには3部構成にすると良いでしょう。
・導入文
導入文は、手紙の冒頭部分です。まず、参列してくれたゲストへのお礼と断りの言葉を述べましょう。導入文は、披露宴の主催者が親なのか新郎新婦なのかによって異なります。
親が主催者の場合の例
本日ご出席の皆様、この場をお借りして私から両親への感謝の言葉を申し上げることをお許しください。
新郎新婦が主催者の場合の例
本日はお忙しい中、私たちのためにお集りいただき、誠にありがとうございます。ここで私から両親への感謝に言葉を申し上げることをお許しください。親への手紙は私事なので、最初に了承を求めることが大事です。
・展開
強く印象に残っている面白いエピソードなど、聞いているゲストも楽しめそうなことを話しましょう。楽しかった思い出を話して感謝の気持ちを述べる、面白いエピソードを話して笑いを誘う、反抗期の話をして謝罪と共に感謝の気持ちを述べるなど、親子のエピソードとそれに対する自分の気持ちを話しましょう。
・結び
最後に、ここまで育ててくれた親への感謝の気持ちを述べます。更に、新郎の親へ「至らないところもありますが、これからよろしくお願いします」とメッセージを入れてください。未来への豊富を語って、結びの言葉とします。
〇忌み言葉に気をつける
結婚式のスピーチでは、忌み言葉を使わないように注意が必要です。不幸なイメージの言葉、死ぬ・亡くなる・崩れる・倒れるという言葉は避けましょう。また、再婚を連想させるような再び・再度などの言葉も使用を控えてください。
3.新郎からの謝辞の作り方
披露宴の締めの挨拶として新郎が謝辞を述べることがあります。新郎の謝辞で披露宴がお開きとなるので責任重大です。しっかりとポイントを押さえると、締まりのある披露宴の締めくくりとなるので、新郎の腕の見せ所となります。
〇新郎謝辞とは?
新郎謝辞とは、披露宴の主催者が新郎であった場合に、両家を代表して新郎がゲストに向けて感謝の気持ちを伝えるスピーチのことです。新郎謝辞は、披露宴の締めの挨拶として行います。新郎の父が主催者であった場合は、新郎の父が謝辞を述べます。
〇謝辞のポイント
新郎謝辞の構成は「導入」「本題」「結び」の3部構成にすると簡潔でスマートな文になります。披露宴の締めくくりなので、文章が長すぎないように2分程度にまとめましょう。
導入では、参列してくれたゲストへのお礼、スピーチや余興をしてくれた人へのお礼を述べます。本題では、今日一日を振り返って思ったことや、これからスタートする新婚生活への抱負を入れると良いでしょう。
結びでは、改めて両家の親への感謝の気持ちとゲストの幸せや健康を願う言葉で締めくくります。当日、自分の言葉で話すことに自信がないという人はカンペを用意しても問題ありません。可能であれば、構成だけをあらかじめ考えておいて、自分の言葉で話した方がゲストに伝わりやすくなります。また、謝辞の文は、堅くなりすぎないこともポイントです。
4.結婚式の前日に避けるべきこと
結婚式の準備も終わって一息ついたら、どのように過ごしたら良いのでしょうか。実は、結婚式の前日に避けるべきことがあります。結婚式を成功させるためにもぜひ覚えておきましょう。
〇お酒を飲むこと
結婚式の前夜祭として、親しい友人が集まってお祝いをしようというお誘いがあるかもしれません。せっかくのお誘いなので独身最後の夜を楽しむのは良いのですが、前日にお酒を飲むことは避けましょう。つい飲みすぎてしまうと、翌日顔や体がむくんでしまうかもしれません。また、寝坊してしまう可能性もあります。自分が主役の結婚式が二日酔いで台無しになってしまうことも考えられます。結婚式をベストコンディションで迎えるためには、結婚式の前日にお誘いがあった場合は、結婚式の1週間前や結婚式後などに日にちを変更してもらった方が良いでしょう。
〇シェービングをすること
結婚式の前日に、女性はシェービングをすることは避けましょう。なぜなら、肌トラブルを起こしてしまう可能性があるからです。背中や腕、デコルテ部分が気になる方は、結婚式の3日前までにシェービングをすることをおすすめします。男性はいつも通りのケアを行っても問題ありません。毎朝シェービングを行う人は、いつも通り朝にシェービングをしましょう。
〇親への手紙を書くこと
結婚式で新婦が親へ感謝の手紙を朗読するという人も多いですよね。しかし、親への手紙を前日に書くことは避けましょう。結婚式の前日は、親元を離れることを考えるとナーバスになってしまう人もいます。思いが溢れて、泣いてしまうこともあるでしょう。せっかくの結婚式に泣き腫らした目で出なければならなくなります。結婚式の前日の手紙を書くことは避けて、確認をする程度にすることをおすすめします。
5.結婚式当日のスケジュール
結婚式当日のスケジュールはとてもタイトで忙しいです。結婚式場のスタッフが指示をしてくれるので、明確な時間を全て覚えておく必要はありませんが、ある程度の流れを覚えていた方が良いでしょう。新婦は着替えやヘアメイクなど準備に時間がかかるので、一般的には親族紹介の3時間前には会場入りします。
■一般的な当日スケジュール
1.会場入り
2.ヘアメイク
3.親族紹介
4.写真撮影
5.挙式リハーサル
6.挙式
7.披露宴
8.お開き
6.結婚式当日の注意点
結婚式当日を迎えるにあたって、いくつか注意点があります。
〇朝ごはんはしっかり食べる
普段は朝ごはんを食べる習慣がない人も、結婚式当日はしっかり食べておくことをおすすめします。新郎新婦は何かと忙しいので、落ち着いて食事ができるのは朝ごはんだけかもしれません。一日のエネルギーをチャージしておくことは大切です。体調を崩さないよう食べ過ぎには注意しましょう。
〇メイクはしない、整髪料はつけない
結婚式当日、式場に到着したら新郎新婦共に着替えとヘアメイクを行います。ノーメイクで整髪料はつけずに会場に入りましょう。事前に依頼をしていればメイクはヘアメイクさんが全て行ってくれます。会場入り前にメイクをしてしまうと、最初にメイクを落とすという手間がかかってしまうため、洗顔とスキンケアだけ行い式場に向かいましょう。
7.結婚式の前日はゆったりと過ごして
以上、結婚式前日にやるべきことについて紹介をしました。必要な準備を終えた後はゆっくりと過ごし、結婚式当日を迎えましょう。
最後に、結婚式をベストコンディションで迎えるため、ホテル椿山荘東京のご利用をぜひご検討ください。ホテル椿山荘東京では、結婚式の当日だけでなく前日から宿泊が可能なため、両親や家族と一緒に最後の夜をゆっくりと過ごし、翌朝も慌てることなく式に向かうことができます。
満足できる結婚式を挙げるためにはロケーションがとても大切です。ホテル椿山荘東京は、都会であることを忘れるほどの緑に囲まれた美しいロケーションがあります。四季折々の景色を楽しむことができるため、どの季節に挙式をしても景色でもゲストをおもてなしすることができます。あらゆる人の要望にあわせ、多彩なウエディングスタイルを提供するホテル椿山荘東京のウエディングについて、詳しくはこちらもご覧ください。