【国際結婚】必要な書類・手続きや挙式について一挙紹介!

【国際結婚】必要な書類・手続きや挙式について一挙紹介!

国際結婚では、婚姻届や婚姻届受理証明書の他にもさまざまな書類が必要です。書類を揃えたり手続きを進めたりするにあたり、国際結婚特有の注意点を踏まえる必要があります。本記事では、国際結婚に必要な手続きと書類の内容や、手続き時の注意点をご紹介いたします。同時に、挙式会場の選び方や配慮したいポイントも解説していますので、ぜひ参考としてご利用ください。

目次

1.日本で国際結婚する際に必要な書類

国際結婚をする際は、日本人同士の結婚と同じく婚姻届・婚姻届受理証明書・戸籍謄本が必要です。それに加えて、外国人のパートナーは婚姻要件具備証明書または出生証明書、パスポートを用意します。パートナーの国籍によっては必要な書類が異なるケースがあるため、分からないことがあれば、役所の戸籍担当者や在日大使館・領事館などへ事前に問い合わせておくと良いでしょう。

婚姻届

婚姻届は、各自治体の役所で入手できます。デザインが施されている婚姻届であれば、コンビニでも入手可能です。戸籍法施行規則で指定されている体裁を守れば、自作の婚姻届を使っても問題ありません。外国人パートナーとその父母の氏名は、カタカナもしくは漢字で記入しましょう。外国人パートナーの生年月日は西暦で、本籍欄には出身国の国名を書き込みます。氏の選択欄はチェック不要ですが、届出人の署名は必ず本人がそれぞれ自筆しましょう。

婚姻届受理証明書

婚姻届受理証明書は、婚姻届が受理されたことを公的に証明する書類です。国際結婚においては、「日本国内の役所で婚姻届が受理され、夫婦として認められた」という旨を証明する書類となります。婚姻届を提出した自治体の窓口で入手可能です。なお、婚姻届を提出した自治体窓口以外では入手できないため注意しましょう。

戸籍謄本

夫婦のうち、日本国内に戸籍がある方で本籍地以外の役所に届け出る場合にのみ必要となります。自身の本籍地の役所で婚姻届を提出する場合は提出不要です。戸籍謄本は本籍地のある役所の他、一部のコンビニの交付サービスとマイナンバーカードを使って入手できます。役所で戸籍謄本を入手する場合は、所定の本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)と手数料、印鑑を忘れずに持参しましょう。

婚姻要件具備証明書または出生証明書(外国籍のパートナー)

婚姻要件具備証明書とは、外国人のパートナーの独身を証明するために必要な書類を指します。外国人パートナーが、日本国内の法律に従って結婚できる(独身である・結婚できる年齢に達している)ということを証明するものです。発行してもらえる場所は、外国人パートナーの国の在日大使館または領事館です。もし、パートナーがアメリカ人なのであればアメリカ大使館または領事館で発行してもらえます。
ただし、国によっては婚姻要件具備証明書を発行していないケースもあります。その場合は、本国にて発行した出生証明書を日本まで取り寄せなくてはなりません。

パスポート(外国籍のパートナー)

外国人パートナーの国籍を証明してくれるのがパスポートです。顔写真が掲載されているページの写しと、そのページを日本語訳したものを用意しましょう。日本語訳には、翻訳した方の氏名と住所も一緒に記載する必要があります。翻訳作業自体は、自分たちで行っても問題ないケースがほとんどです。ただし、場合によっては翻訳者の指定がされていることもありますので、事前確認を忘れずに行いましょう。

2.国際結婚に必要な書類が揃った後の手続き

国際結婚に必要な書類を揃えたら、最寄りの役所や在日大使館などへ提出して手続きを進めましょう。ここでは、行うべき手続きの流れと内容を解説します。

最寄りの役所へ必要書類を提出

最寄りの役所へ婚姻届を提出します。婚姻届に不備がなければそのまま受理され、婚姻届受理証明書を発行してもらえます。この段階で、日本国側ではおふたりの婚姻が成立したことになります。ただし、婚姻届の内容に不備があったり、法的要件を満たしていないと判断されたりした場合は、法務省の判断を待つことになるため、不備がないよう書類はきちんと揃えましょう

パートナーの国の在日大使館または領事館へ届け出る

役所で婚姻届受理証明書を入手したら、パートナーの国の在日大使館または領事館で手続きを進めます。
婚姻要件具備証明書が発行されるのであれば、発行の依頼もその場で行いましょう。大使館・領事館への届出が受理されると、日本側・外国側両方での婚姻が成立したことになります。

3.国際結婚の手続きにあたって注意すべきこと3つ

国際結婚では、日本人同士の結婚とは異なる手続きを踏みます。以下にて、国際結婚の手続きをするにあたり注意すべき点を3つご紹介いたします。滞りなく手続きを進めるためにも、事前にしっかり確認しておきましょう。

1.各種書類の有効期限を把握しておく

役所へ提出する公的書類には、有効期限が設けられています。日本国内で発行された書類は発行後3ヶ月以内、海外で発行された書類は発行後6ヶ月以内と設定されているのが一般です。各種書類が揃ったら、できる限り早めに手続きを進めましょう。
場合によってはパートナーの国から出生証明書を取り寄せる可能性があるため、書類を揃えるまでに、予想以上の時間がかかってしまうことが考えられます。有効期限の他、書類を取り寄せるまでのタイムラグを見越したスケジュールを立てておきましょう。

2.海外で発行した書類には日本語訳が必要なケースがある

パスポートや婚姻要件具備証明書に日本語訳が記載されていない場合は、日本語に訳さなくてはいけません。自分たちで翻訳する他、国が指定する翻訳者へ依頼するケースもあります。なお、パスポート・婚姻要件具備証明書に訳文があらかじめ記載されているのであれば、翻訳作業は必要ありません。

3.婚姻届はふたりで提出する

婚姻届を提出する際は、本人確認があるため必ずおふたりで役所へ出向きましょう。本人確認には、日本人であれば写真つきの身分証明書(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等)、外国人であればパスポートが必要です。当日になって慌てないよう、本人確認書類をしっかり用意して役所に足を運びましょう。
このように国際結婚では、日本人同士の結婚とは異なる手続きや書類が必要となります。何かと慌ただしく感じるかもしれませんが、それもまた素敵な思い出になるはずです。「手続きが終わった後に挙式・披露宴を予定している」という方は、ぜひホテル椿山荘東京をご検討ください。
荘厳な雰囲気のなかで自然の瑞々しさを感じられるチャペルや、四季折々の自然を楽しめる広大な庭園で挙式やフォトウエディングが行えます。また日本文化を堪能したいと考えているおふたりに向けた和婚もご用意しており、四季折々の「和」が感じられる庭園で素敵なひとときをお過ごしいただけます。まずは、ブライダルフェアへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

4.国際結婚ではどちらの国で挙式をすべき?

「国際結婚ではどちらの国で挙式すべきなのか」と、迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。挙式会場を決める判断軸としては、以下の3点が挙げられます。

  • おふたりの生活環境
  • 家族・親族の希望
  • 招待したいゲストの数や集まりやすさ

おふたりの生活拠点が日本国内にあるため、国内で挙式するというケースが多くみられます。また、日本で結婚式を行ったうえで外国人パートナーの母国でも挙式する「ダブル挙式」のパターンもあります。家族や親族、ゲストの希望を大切にしつつも、最終的におふたりが納得できる場所を選びましょう。

5.国際結婚では海外ウエディング・国内ウエディングどちらも挙げるのもおすすめ

外国人パートナーの母国で挙式するケースだけでなく、別の国で挙式するケースもあります。海外ウエディングにこだわるのであれば、「海外で正式な挙式を済ませ、国内ではカジュアルな挙式を行う」スタイルがおすすめです。日本にいる家族や友人には、パートナーを紹介する意味合いを込めて食事会を開いたり、カジュアルなパーティーを開催したりすると良いでしょう。

6.国際結婚をする際の結納・ご祝儀はどうすべき?

日本と海外では、結婚に関する文化も異なります。例えば、花婿の家から花嫁の家へ金品を収める結納は、日本独自の婚姻の慣習です。中には、パートナーの親御様が日本に在住していない場合もあるため、日本式である結納という儀式にこだわりすぎないのが吉。例えば、婚約指輪とそのお返しを「結納品」「結納返し」と捉えて、柔軟に考えましょう。

結納に近い儀式を取り入れるのもアリ

パートナーとそのご家族に日本文化に親しんでもらうため、あえて結納を行うケースもあります。また、結納に似た各国の慣習をミックスして取り入れるのも方法のひとつです。例えば、キリスト教圏では聖職者が立ち会いのうえで結婚を誓う「婚約式」という儀式を行いますが、日本式の結納とは異なり金銭や宝飾品の交換はされません。イスラム圏では、花婿から花嫁へ「マフル」と呼ばれる金銭や家財道具などを贈る風習があります。

ご祝儀文化の違いを知ろう

結婚式に招待されたゲストが、新郎新婦に包むのがご祝儀です。しかし、金額相場まできっちりと決まっているご祝儀文化は日本独自のものであり、海外には日本のようなご祝儀文化はみられません。かわりに、欧米ではメッセージカードやギフトカードなどの物品をプレゼントとして持ち寄るケースが多くみられます。

ゲストの大多数が日本人だったり、パートナーとパートナー側のゲストが日本文化に親しんだりしている場合なら、ご祝儀制でも問題はありません。しかし、日本文化に馴染みのない外国人ゲストが多い場合は、ご祝儀制ではなく会費制にする方が分かりやすいでしょう。また、海外から来日するゲストには旅費の負担もあります。ゲストの負担が軽くなるよう、会費にもできる限りの配慮をしましょう。

7.国際結婚の結婚式での配慮・アイデアは?

司会の言語に配慮したり、パートナーの母国の慣習を尊重したりなど、国際結婚では通常のウエディングにはない配慮が必要となります。

可能なら、司会を2カ国語にする

日本語をあまり理解できないゲストが多い場合は、日本語と同時にパートナーの母国語または英語通訳の司会をつけると良いでしょう。語学力のあるゲストにあらかじめお願いして、通訳者の役割を担ってもらうのもひとつの手です。

パートナーの母国の慣習に配慮する

日本では当たり前のことでも、パートナーの母国ではNGという場合があります。例えば、パートナーとそのご家族の宗派によっては「宗教上の都合で一部のお料理が食べられない」という事情が発生することが考えられます。結婚式場によっては、宗教上の理由による料理変更は個別対応が可能です。全体的な変更が必要なくなり、より柔軟にプランニングできるので、ウエディングプランナーに相談してみましょう。

あえて日本らしい演出をプラスする

外国人のゲストが多い場合、あえて日本らしい演出をプラスするのもおすすめです。和装婚にしたり、食事やデザートに和のテイストを入れたりすると、パートナーやそのご家族、友人に日本文化に親しんでもらえるでしょう。演出に、鏡開きや和楽器の演奏を取り入れるのもおすすめです。ただし、日本らしい演出を入れる場合は、パートナーの母国文化のエッセンスもどこかで入れてバランスを取りましょう。
演出については「【最新版】結婚式・披露宴の人気演出をシチュエーション別に一挙公開! 」の記事でさらに詳しくご紹介しています。アイデアの参考としてご確認ください。

8.国際結婚の式場の選びかた

国際結婚では、日本人同士の結婚式にはない配慮が必要となります。日本人ゲスト・外国人ゲスト両者に楽しんでいただくための会場選びのポイントを、以下で5つご紹介いたします。

1.宿泊施設がある

外国人ゲストの中には、式に参列する前後の日を使って日本を観光する方もいるでしょう。そんなゲストのためにも、宿泊施設がある結婚式場を選ぶのがおすすめです。参列する結婚式の式場としてだけでなく、観光拠点としても楽しんでもらえるでしょう。さらに、式場と宿泊施設が一体になっていれば、スムーズに移動でき、道に迷う心配もありません。

2.言葉の壁をカバーできる

英語や中国語など、外国語が通じるスタッフがいる結婚式場なら、当日のゲストとのコミュニケーションもスムーズです。特に、インバウンド対策に力を入れている結婚式場であれば、言葉の壁をカバーできるサービスが揃っているでしょう。

3.交通アクセスが便利

外国人ゲストが多い場合、交通アクセスが良くないと、言葉や土地勘の問題もあって会場にたどり着くこと自体が困難です。最寄り駅からタクシーに乗車して10分程度で到着する距離、または運転手さんに会場名を告げただけで理解してもらえるような会場が理想です。都内や首都圏のホテルであれば、空港から直通のリムジンバスが出ているところもあるため、交通アクセスの良さを必ず確認しましょう。

4.ホスピタリティが充実している

国際結婚の結婚式では、海外からのゲストはもちろん小さなお子様からシニアまでさまざまな年齢層のゲストが集います。結婚式場や披露宴会場だけでなく、ゲストの休憩場所や授乳室などの施設が充実している式場を選びましょう。また、長旅の疲れで万が一ゲストの体調が悪くなった時に迅速に対応してくれるか否かも重要な要素です。

5.チャペル・神前式など幅広いスタイルの挙式に対応している

「外国人パートナーの宗派に合わせてチャペルでの挙式にしたい」「和婚の要素を取り入れたい」といった希望を抱く方もいるのではないでしょうか。その場合、キリスト教式・人前式が行えるチャペルや庭園、神前式が行える神殿が揃う結婚式場を選択すれば、おふたりの希望に沿った挙式スタイルを選べます。

ホテル椿山荘東京は、遠方からのゲストに向けた宿泊施設を備えているのはもとより、電車やシャトルバス、空港発着のリムジンバスといった複数の交通手段を使ってお越しいただけます。また、国際結婚されるおふたりにふさわしい場所をご用意。厳かなチャペルや神殿、四季折々の豊かな自然を楽しめる日本庭園など、フォトジェニックなロケーションで挙式・撮影が可能です。おふたりのお越しを心よりお待ちしております。
ホテル椿山荘東京のブライダルフェアをさらに詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。

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