遠方のゲストを結婚式に招待する場合の交通費や宿泊費はどうすれば良い?
結婚式では遠方から来ていただくゲストもいらっしゃいます。
結婚式に遠方からゲストを招待する場合、どのエリアの会場で行うかだけではなく、交通アクセスや宿泊施設、開始時間、曜日などさまざまな配慮が必要となります。参加したゲストが「来てよかった」と気持ちよく一日を過ごせるように、細部に至るまで工夫していきましょう。
今回は少しでもゲストに負担なく参加してもらうために、新郎新婦側ができる配慮をご紹介します。遠い場所にいるゲストの招待を考えている方はぜひご参考にしてみてください。
目次
- 1.遠方からくるゲストにはどのような配慮が必要か
- 2.お車代の費用目安
- 3.新郎新婦側でゲストのホテルを手配する場合
- 4.遠方からゲストを招待するときの工夫
- 5.遠方からのゲストに配慮するならホテルウエディングがおすすめ
1.遠方からくるゲストにはどのような配慮が必要か
ゲストへの配慮と言ってもさまざまなものがあります。ここでは、具体的にどのような配慮ができるのかを詳しく見ていきましょう。
交通アクセスの配慮
遠方から結婚式に参加する場合、多くのゲストは飛行機や新幹線などの公共交通機関を利用します。その際に、到着した空港や駅から時間がかかりすぎてしまったり乗り換えが複雑だったりすると、ゲストの負担となってしまいます。ゲストにとって馴染みのない場所でも迷わずたどり着けるように、シンプルな乗り換えや、最寄り駅から歩いてすぐ、シャトルバスが運行しているなどのアクセスの良い会場を選びましょう。
曜日の配慮
一番人気の曜日は、次の日がゆっくりとできる土曜日です。しかし、土日休みの人が多いため月曜日から金曜日まで働き、翌日早朝から結婚式に向かうには疲れが取れずに移動に負担を感じるゲストもいるようです。平日休みのゲストには遅くとも2か月前には日程を伝えておくと、有給休暇等を活用し日程が調整しやすいでしょう。
開始時間の配慮
遠方からのゲストが多い場合、結婚式スタートのおすすめ時間帯は午後からです。午前中から開始となると、遠方から参列する人にとっては、移動する時間が早朝になったり、到着してすぐに受付時間になったりと、慌ただしくなってしまいます。中には前日から向かう必要があるゲストもいるかもしれません。仮に前泊するゲストがいたとしても、移動疲れが残ることもあるため、翌日午後からのゆったりとしたスケジュールがおすすめです。
宿泊場所の配慮
遠方から飛行機や新幹線を利用して参列するゲストは、宿泊を希望するケースが多いです。例えば、式の開始時間によっては前日入りして、当日宿泊し翌日帰宅する方もいらっしゃいます。そのような場合、会場と宿泊施設が近いと移動の負担も減らせますし、ゆったりと準備ができます。宿泊施設については、会場の近くにどのくらいあるのかを事前に調べておき、ゲストへ紹介してあげるのも良いでしょう。
ホテルウエディングであれば、到着時に荷物を預けることができ、移動もホテル内で完結できるのでおすすめです。
交通費・宿泊費の配慮
遠方からのゲストは飛行機や新幹線を利用して参列するため、交通費や宿泊費がかさみます。加えてご祝儀、服飾費など、金銭的な負担は大きいです。そのため必須ではありませんが、感謝の気持ちを込めて費用を全額・または新郎新婦が費用を全額・または一部負担するのが良いでしょう。ただし、ゲストによってかかる交通費や宿泊費の費用は違うため、どこまで払うのか結婚式の予算をもとに、あらかじめふたりで相談して決めておきましょう。また交通費を負担してもらう代わりに、ご祝儀を受け取らないなど、遠方からのゲストに対してはさまざまな配慮の方法があります。
2.お車代の費用目安
一般的に、遠方からのゲストが来る場合、交通費を全額・また一部負担する新郎新婦が多いです。「お車代」として結婚式に参列してもらった感謝の気持ちを渡したい場合、近距離と遠方の区切り方や費用の目安はどのくらいになるのでしょうか。日帰りや宿泊が必要な場合や、海外などのケースに分けて詳しくご紹介します。
日帰りで行ける距離の場合
一般的には、遠方からのゲストには「遠方から結婚式に来てくれてありがとう」の感謝の気持ちを込めて、新郎新婦側がお車代を用意するのがマナーといわれています。飛行機や新幹線を使う必要がある場合は、日帰りでも遠方として区別することが多いです。
他には、金額で区別をする方法もあります。次のような場合は、お車代を渡すのが良いでしょう。
- 交通費が往復5,000円以上かかる
- 高速代やガソリン代が合わせて5,000円以上になる
- 交通費と宿泊費を合わせて2万円以上になる
お車代の負担額としては、全額または一部に分かれますが、日帰りの距離の場合では半額を渡す新郎新婦が多いです。
必ずしも負担しなければいけないと決まってはいませんが、事前にふたりでお車代の相場や渡す基準について話し合っておくのがおすすめです。
飛行機+宿泊が必要な距離の場合
遠方からのゲストが移動に飛行機を使い、なおかつ宿泊をしなければ出席できない場合は、交通費だけではなくて宿泊費も発生します。金銭的負担がゲストに大きくなるため、「かかった費用の半分」「交通費か宿泊費のどちらかを負担」を選ぶ新郎新婦が多いです。他には「全額負担」「ご祝儀を辞退する」などで対応をしているパターンがあります。仮にお車代が出せない場合は、あらかじめゲストに「交通費と宿泊費が負担できないため、ご祝儀は結構です」と連絡をして辞退しておきましょう。または「宿泊費は渡せないので無理しないでね」などを事前に伝えておくと良いでしょう。
海外の場合
海外の場合は、一般的に旅費や宿泊はすべてゲスト側の自己負担となります。国内からの移動と比べて高額になってしまうため、基本的にご祝儀は遠慮することがマナーです。
3.新郎新婦側でゲストのホテルを手配する場合
遠方からのゲストで宿泊が必要な場合、泊まるホテルの手配は新郎新婦側で行うと良いでしょう。会場近辺の土地勘がないゲストではホテルを探すのにも時間がかかってしまう恐れがあるため、探す手間も省け負担も軽減できるでしょう。ただし、ゲストの予定はさまざまです。遠方でも日帰りしたい方や、観光を兼ねて出席したい、親族や友人の家に宿泊したいなど希望がありますので、事情を確認し宿泊先の用意が必要かどうかにあわせ柔軟に対応してください。ここでは新郎新婦側がホテルを手配する場合の手順をご紹介します。
その1:招待状で宿泊有無を確認
まずは招待するゲストの中から、遠方に住み宿泊が必要そうな方をリストアップします。リストアップができたら招待状を送る前に一度メールやメッセージで宿泊の有無を確認しましょう。メールやLINEなどの連絡先を知らない場合は、招待状に「日時」「開始時刻」の他に「宿泊の有無」を確認します。確認の際には必ず、宿泊費用について新郎新婦側で負担する旨も伝えておきましょう。費用がどちら負担になるか気になるゲストもいるので、こちらから伝えるようにするとゲストも相談がしやすいです。
その2:返信ハガキが届いたらホテル手配を進める
宿泊する旨が分かり、返信ハガキが届いたら、具体的にホテルの手配を進めます。その際にゲストには以下のことを確認しましょう。
- 宿泊先は新郎新婦側で手配しても問題ないか
- 前日宿泊か、当日宿泊か
- 部屋のタイプの確認(禁煙か喫煙か)
- 朝食付きで問題ないか(基本的には朝食付きを選ぶと喜ばれます)
- 相部屋でも問題ないか(友人同士や親族同士の場合)
- 精算方法(基本的には新郎新婦側で事前決済)
電話で確認するのも良いですが、聞き間違いをしてしまう恐れもあるため、メールやメッセージの文面で残すと安心です。
その3:ホテルの予約と支払いを済ませる
新郎婦側が支払う場合、予約はゲストの名前で行い、事前に精算を済ませておきましょう。備え付けのドリンクを飲んだり、ルームサービスなどを利用したりするときに発生する料金は、ゲスト側で支払ってもらうと良いでしょう。
その4:ゲストへの連絡
諸々の手続きが完了したら、ゲストに宿泊詳細の連絡をします。以下の項目を伝えましょう。
- 宿泊日
- ホテル名
- 住所、電話番号
- チェックイン、チェックアウトの時間
- 朝食の有無
こちらも聞き間違いのないよう、メールかメッセージで伝えることをおすすめします。遅くとも2週間ほど前に連絡するとゲスト側も安心です。また、事前にホテルのパンフレットを送っても良いでしょう。1週間ほど前にはホテル側にも再度予約の確認をし、支払いについても宿泊費をゲストに請求しないように確認すると安心でしょう。
約140年の歴史を紡ぐホテル椿山荘東京。都心にありながら、まるでオアシスのような緑豊かな庭園が魅力です。春夏秋冬の自然の移り変わりを楽しむことができるロケーションは、幅広い年代層のゲストの方を魅了します。訪れたゲストにくつろぎと癒しを与え、素敵な時間を提供できるでしょう。
遠方からお越しいただいたゲストの方々のおもてなしもおまかせください。式場選びに迷っているという方は、まずはブライダルフェアにお越しいただき、ホテル椿山荘東京の雰囲気を体験してみてはいかがでしょうか。
4.遠方からゲストを招待するときの工夫
遠方から結婚式に参列する場合、ゲストにとっては事前の準備だけではなく、長距離移動もあり負担になる部分が大きいです。少しでも安心でき、「参列して良かった」と感じてもらうように、事前・当日の配慮を徹底しましょう。招待するときの工夫したいポイントについてご紹介します。
電話や直筆の手紙で招待する
普段なかなか会えていないゲストに、いきなりメールで結婚式に招待するのは、心が伝わりにくい部分もあるかと思います。ましてや遠方に住んでいるのであれば、さまざまな負担をかけることになります。できれば、電話や直筆の手紙などで、気持ちを直接伝えましょう。またこのとき、交通費・宿泊費を負担する場合は必ずその旨を伝えておくと検討しやすいでしょう。
必要な時間はなるべく詳しく教える
遠方からのゲストの場合、思っている以上に交通アクセスの制限があるものです。
式当日の挙式や披露宴の集合時間やお開き時間といった、いわゆる「拘束時間」をなるべく詳しく伝えておきましょう。電車や飛行機は待ってくれません。あいまいな時間の伝え方は、アクシデントのもとになります。
引出物は持ち運びやすいものを
ただでさえ荷物が多くなる遠方からのウエディング参加。帰路につくときには、引出物などで荷物はさらに増えることになります。ゲストの負担を少しでも減らすために、引出物はなるべく持ち運びしやすいものや、カタログ形式のものを選びましょう。また、結婚式場のご当地名物を添えるなどすれば、ゲストも旅行気分を味わうことができます。
余興の内容などに失礼がないか気を配る
地方の結婚式と都会の結婚式では、常識やマナーとしての考え方が異なる場合があります。
ゲストによっては余興がフランクすぎると、不快な思いを抱く可能性もあります。あくまでケースバイケースですが、遠方から来られる人にこそ、心を込めて配慮を行き届かせたいものです。
アクセスの良い会場を選ぶ
できるかぎりアクセスの良い会場を選ぶようにしましょう。遠方からのゲストは会場近辺の土地勘がない方も多いことを考え、なるべく主要ターミナル駅から近い、乗り換えがシンプル、複数路線が利用できるような交通の便がいいところを選びましょう。送迎バスが運行しているか、タクシーがすぐに見つかるかなども確認しておくとゲストに聞かれたときに答えやすいでしょう。また、遠方からきたゲストの場合、観光して帰りたいと考える方も。観光スポットにも近いアクセスの良さも視野に入れて検討しましょう。
控室やフィッティングルームがある会場を選ぶ
飛行機や新幹線を利用する遠方ゲストの場合、会場に到着してから着替える方もいます。その場合に備えて、控室やフィッティングルームの数などを確認しておきましょう。加えて、メイクやヘアセットなどを行うゲストもいるので、座ってゆったりと準備できるように考慮できるといいですね。ゲストによっては、着付けやヘアセットを依頼したいと考えている方もいるでしょう。事前にゲストに着付けやヘアセット必要かを確認し、会場に専門店があるかもチェックしておきましょう。また、移動の疲れを感じているゲストもいるかもしれません。適宜休憩ができるような部屋も用意しておくと喜ばれます。
アットホームな雰囲気でくつろいでもらえる演出を
遠方からのゲストとは、普段はなかなか頻繁に会えない新郎新婦も多いです。結婚式をきっかけに久しぶりに再会する方もいるため、できるだけ新郎新婦とゲストが話せるような時間を作れるよう演出に工夫をしてみましょう。アットホームな雰囲気でゆっくりとくつろいでもらえるような時間を提供すると喜ばれます。
アットホームな結婚式をさらに知りたい方はこちらをご確認ください。
5.遠方からのゲストに配慮するならホテルウエディングがおすすめ
遠方からゲストを招待する場合、おもてなしに悩んでしまう新郎新婦も多いです。さまざまな配慮が必要ですが、中でもホテルウエディングは会場と宿泊施設が併設されているので、遠方ゲストを招待する際におすすめです。ホテルウエディングのメリットについてご紹介します。
時間的にも精神的にも余裕が持てる
遠方からのウエディング参加の場合、ゲストの多くは前泊を選択するでしょう。そのとき、宿泊施設と結婚式場が離れていると、時間的にも精神的にも余裕が持てません。ホテルウエディングの場合、前泊の宿泊施設と結婚式場は原則として同じホテル内になります。ゲストは前日にホテルにチェックインし、ゆっくりと長距離移動の疲れを癒すことができ、当日は余裕をもって結婚式に参加できます。
荷物を置いたまま行動できる
遠方からのゲストは、たくさんの荷物を持って歩くことになります。宿泊施設とホテルが離れている場合、荷物を持っての移動だけでかなりの負担になります。ホテルウエディングの場合、ホテル内に荷物を置いたまま行動できるので、大変身軽です。仮にチェックアウトしていても、ほとんどのホテルでは荷物を預かってもらえるので安心。翌日、そのまま観光に出かけることもできます。また、事前に連絡をしておけば、あらかじめホテルに荷物を送っておけます。同様に、帰路につく前に荷物をホテルから自宅に送れば、ほとんど手ぶらで帰ることも可能です。
ホテル内で着付けやヘアセットができる
ホテルの充実した施設は、遠方からのゲストにとって非常にありがたいものです。
着付けやヘアセットなどは、あらかじめ手配しておけば、すべてホテル内で済ませることができます。着付けやヘアセットの心配がないと、当日の朝も安心です。
ホテルならではの格式を満喫できる
都心部で結婚式を挙げる場合、遠方(地方)から来られるゲストにとっては、それ自体が観光のようなものです。結婚式場も、格式ある会場のほうが、感慨深いものとして思い出に残るでしょう。ホテルならではの品格に満たされたホテルウエディングは、それにぴったりなロケーションといえます。
観光も一緒に楽しめる
せっかく遠方からはるばる来訪していただいたゲストです。結婚式だけで帰っていただくのは、もったいないもの。帰りの時間を気にせず、そのまま結婚式の余韻に浸りながら、ホテルに連泊していただいてはいかがでしょうか。翌日は、ゆっくりと観光を楽しんでいただきましょう。ゲストにとっては、ひときわ思い出深い結婚式になること請け合いです。
ホテルウエディングの魅力をさらに知りたい方はこちらをご確認ください。
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