結婚式にかかる費用をブライダルローンで支払うには?
結婚することが決まったら、いよいよ結婚式の準備に取り掛かります。「一生の思い出に残る理想の結婚式を挙げたいけれど、手持ち資金や祝儀だけでは結婚式の費用が足りないかもしれない」と不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?そのような時、結婚式や新婚旅行など結婚資金のために使えるブライダルローンを活用することで、お悩みを解消できるかもしれません。しかしブライダルローンについて「金利はどのくらい?」「審査は厳しい?」など初めて使用するため分からないこともたくさんあるでしょう。そこで、ブライダルローンの特徴やメリット・デメリット、手続き、審査基準、返済方法などを詳しくご紹介します。
目次
- 1.ブライダルローンとは?
- 2.ブライダルローンの使い道
- 3.ブライダルローンのメリット
- 4.ブライダルローンのデメリット
- 5.ブライダルローンの選び方
- 6.ブライダルローンの手続きや審査基準
- 7.ブライダルローンの返済方法
- 8.ブライダルローン利用の際の注意点
1.ブライダルローンとは?
ブライダルローンとは、結婚にかかるお金を一括で借りられるローンのことで、主に結婚式の費用の支払いで利用します。前払いで費用を支払う結婚式場が一般的なため、ブライダルローンを利用して式場への支払いを事前に済ませ、ご祝儀やその後の収入でローンを返済するというかたちで使用されます。ブライダルローンの特徴は、「使い道」が決められたローンのため、低い金利で借りられるという点です。一方、似たようなローンに「カードローン」がありますが、ブライダルローンとは違って金利は高くなりがちですが、結婚に関すること以外でも自由に使うことができます。
2.ブライダルローンの使い道
ブライダルローンの使い道は結婚関連の費用に限定されています。一般的な適用範囲について具体的に説明します。
■結婚式、披露宴、婚礼衣装
結婚式・披露宴にかかる費用は平均362.3万円と言われています。この金額をまとめて払うと貯金のほとんどを使ってしまうという場合も少なくありません。金額的には、貯金で払える場合も、先の生活を考えてブライダルローンを借りるという人が多いようです。
■婚約指輪、結婚指輪
婚約指輪、結婚指輪の費用にもブライダルローンを使用することができます。
■新婚旅行
新婚旅行の費用も結婚関連費用として含まれます。
上記3つは、ほとんどのブライダルローンに利用可能な使い道として含まれていますが、以下の2つはローンによって異なりますので申し込みの前に適用されているか確認しましょう。
■新居への入居費
結婚式の前後にかかる費用として挙げられるのが新居への入居費用です。敷金・礼金、前払い家賃、保険料などを合計するとまとまったお金が必要になる場合があります。
■家具、家電の新調にかかる費用
家具や家電を新調する時の費用も、ローンによっては適用される場合があります。
3.ブライダルローンのメリット
■使い道が限定されているため、借りすぎを防げる
利用金額の上限が設定されていることが多く、借りたお金は結婚に関わることにしか使えないため、支払うタイミングごとに、「必要な金額」「不足する金額」を計算しておくことで、借りすぎを防ぐことができます。
■費用に制限されることなく、理想の結婚式を挙げられる
結婚式の費用の一部として利用することができるので、予算以上のプランになってしまっても理想の式を諦めることなく、必要な分の金額を借りることができます。
4.ブライダルローンのデメリット
■提出書類が多い
住民票、運転免許証、パスポートなどの本人確認書類、源泉徴収票や給与証明書などの収入証明書に加えて、結婚式場や旅行会社からの請求書、見積書など資金の使い道を確認できる書類が必要になります。事前に必要な書類を確認し、すべて揃えてから申し込みましょう。
■申し込みから融資まで時間がかかる
借入先の金融機関にもよりますが、申し込みから借入れまで1~3週間ほどかかります。事前申し込みの後、金融機関の承諾が得られたら、必要書類を準備し、正式な契約をしてから借入れを行う流れになりますので、余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。
■追加融資を受けられない
必要以上にお金を借りることや借りた後に追加融資を申請することはできません。また、カードローンに比べて審査が厳しい一面もあります。細かい審査基準はローン商品によって異なりますが、ほとんどの場合、「安定した収入があること」「満20歳以上であること」などが条件となっています。
5.ブライダルローンの選び方
選び方の重要なポイントは、金利と借入れ可能な金額です。返済のことを考えて低金利を重視するか、挙式の規模が大きくなるため借入れ可能金額を重視するかによって、お二人にとって最適なローンを選ぶことになります。結婚式に関わる費用をブライダルローンで支払い、それ以外のゲストへのお礼、二次会の飲食費などの支払いをカードローンにする等、複数のローンを使い分ける方法もあります。そのような場合、ブライダルローンの返済の一部を、ゲストや親戚からいただいたご祝儀を利用し、その不足分をカードローンで補えば、利息の支払いの負担をカードローンのみに抑えることができます。いずれにしても、どのような方法が無理なく返済できるか、お二人で相談すると良いでしょう。
6.ブライダルローンの手続きや審査基準
ここからは、ブライダルローンを借りる際の「手続き」や「審査基準」について解説します。
<手続きの流れ>
・金融機関から資料を入手する
・借入れ可能な金額を確認する
・金利を確認する
・借入金額を決める
・返済計画を立てる
・仮審査に申し込む
・必要書類を揃える
・金融機関によるローンの審査を受ける
・振り込み
ブライダルローンを取り扱っている機関は複数あります。金利や条件を比較するために資料を集め、担当者に説明を聞いて疑問点や不安な点は払しょくしておきましょう。ブライダルローンの場合は、各種証明書に加えて、結婚式場や旅行会社からの請求書・見積書など資金の使い道を確認できる「資金使途確認書類」が必要になります。ローン申し込み時に結婚準備資金に関する証明書を用意できない場合は個別に相談して、事前に証明方法を確認しましょう。
ブライダルローンを利用するということは、利用しなかった場合よりも最終的な出費が増えることになります。ブライダルローンの返済は、お互いが家計の管理に慣れていない新婚生活の期間から始まります。お二人で返済期間や金額についてしっかりと話し合って、無理のない計画を立てておくと安心です。
■審査基準について
年収、勤続年数、正社員であるかという雇用形態も審査対象となります。年収が低くても勤続年数が長い場合は返済能力があるとみなされたり、反対に、年収が高くても勤続期間が短いと審査に通らなかったりすることもあり、就職・転職直後の場合はローンを組むのが難しいことがあります。
■信用情報に問題はないか
ブライダルローンの申し込み要件に記載がない場合でも、審査では過去の支払いや返済に関する信用情報もチェックされます。
信用情報とは、ローンの申し込みやクレジットカードの支払いの遅延や滞納に関するデータのことです。これまでの借入れや返済状況に問題はないか、債務整理をしていないかなどがチェックされます。
また、公共料金の未払いや延滞がある場合も審査が通らない要因となる可能性があります。さらに、他のローンを契約していて、完済していない場合、借入残高によっては審査に通らなかったり、借入額が少なくなったりする可能性があります。実際にはお金を借りていない場合でも、ローン契約をしているだけで限度額を借りているとみなされ、金融機関によっては審査に影響することもあります。
7.ブライダルローンの返済方法
ブライダルローンの返済方法は「一括払い」または「分割払い」となります。結婚式後にご祝儀で一括払いができれば、利息の負担を抑えることができます。分割払いには月々の返済額を少なくすることができるメリットがあります。少しの金利の差でも総額の支払金額には大きな差が出てしまいます。複数の金融機関の資料を比較して、なるべく低金利のローンを選び、短い期間で返済するようにしましょう。
8.ブライダルローン利用の際の注意点
■ローンを使用できる範囲が異なる
ブライダルローンは結婚資金に関する用途に使えるローンですが、厳密にはローンを提供する企業によって用途の範囲は異なります。例えば、ブライダルエステや新居にかかる費用は結婚に関する費用ではありますが、企業によっては使用が認められない場合もあります。その他、結婚式や新婚旅行に用途を限定しているローンなどもあり、使用可能な用途はすべてが同じというわけではありません。
結婚して出費が多くなる時期は、ブライダルローンで借りたお金が様々なシチュエーションで必要になることもあります。借入金を幅広く使うためには、申し込みをする前に、用途を明確にしておくとともに、使用が認められる費用についてブライダルローンの担当者に相談しておきましょう。
■借入可能な金額は人によって異なる
ブライダルローンは、金融機関によって借入可能な上限額が異なります。実際にローンを組むことができる金額は、申込者の審査結果によって変わってきます。返済能力に問題がない場合は希望の金額を借りられるかもしれませんが、実際の借入可能額は審査を受けるまで分かりません。必ずしも希望する金額のローンが組めるわけではないので注意しましょう。
■支払済みの費用には使えない
ブライダルローンは支払済みの費用には使用できません。「結婚式の費用は貯金で支払ったけど、引っ越し費用が足りなくなった!」という場合には適用できないため注意が必要です。あらかじめ使用範囲を確認し、どの費用に充てるのかを検討しておきましょう。結婚式を成功させるにはお金の準備が大切です。挙式はゴールではなく、長く続いていく結婚生活のスタートです。費用面で諦めることなく、お二人で様々な選択肢を相談しながら、一生の思い出に残る最高の結婚式に仕上げましょう。
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