新婚生活で必要なものとは?新生活の始め方や部屋別に必要な家具や家電まで詳しく解説!

新婚生活で必要なものとは?新生活の始め方や部屋別に必要な家具や家電まで詳しく解説!

結婚はおふたりにとって新しい門出になる大きなイベントです。結婚をきっかけに一緒に住むおふたりには必要なものは数多くあります。ひとつ屋根の下で生活を共にするのは楽しみではあるものの、どのようなものが必要になるのか不安…という方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、新婚生活にあたって必要な手続きやお金、家電や家具を選ぶポイントなどについて詳しく解説します。これからおふたりでの引越しを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

1.引越し?同居?新生活の始め方

結婚をきっかけにおふたりが一緒に生活を始める場合、それぞれがどのように暮らしてきたのかによって必要な手続きやものが異なります。おふたりのどちらか、もしくは双方がひとり暮らしだった場合はすでに家電や家具はありますが、どちらも実家暮らしだった場合はひとり暮らしの方と比べると用意するべきものがたくさんあります。

ここでは、これまでの暮らし方ごとの新生活の始め方についてご紹介します。

双方がひとり暮らし・どちらかがひとり暮らし

結婚前、双方がひとり暮らし、もしくはどちらかがひとり暮らしの場合は、どちらかの家に移動するか、おふたりで新居を探すことになります。どちらかの家に移動する場合は、すでに家具や家電などはあるため、新しく用意するものは比較的少ないでしょう。

新居を探して引越しをする場合は、すでにお互いが持っている家具家電などをどうするか決める必要があります。おふたりで暮らすとなると部屋が広くなり、家電などはひとり用からファミリー用に買い替えが必要なものもあります。事前によく話し合って決めることが大切です。

どちらも実家暮らし

結婚前、おふたり共に実家暮らしの場合は、どちらかの実家で義家族と同居するか、それぞれ実家を出て新居を探すことになります。実家から持ち運べる家具家電などがない場合、新しく揃える必要があります。一般的に、前項の場合と比べると新しく購入するものが多くなりますが、自分の部屋で使用していたタンスやハンガーラックなど、愛用していたものは持参していくと良いでしょう。

生活場所の選び方

おふたりで住む際に、結婚後の生活場所を選ぶ際にはいくつかのポイントがあります。まず、結婚後もおふたりが仕事を続ける場合はお互いの「勤務地」から選ぶのがおすすめです。お互いの勤務地の中間地点や、勤務地に行きやすい路線沿いで探すのが良いでしょう。

これから子どもを育てることを検討している場合は、ご家庭の事情にもよりますが、実家の周辺に住むことで子育て時に頼りやすいというメリットがあります。また、親御様に何かあったときにも駆けつけやすかったり、夫婦喧嘩などのトラブルが起きた際の避難場所になったり、ということもメリットとして挙げられます。

また、近年は少子化対策のため、各自治体がさまざまな支援を行っています。子どもが生まれてからも同じ地域に住むことを想定している場合は、新婚や子育て世帯に支援が手厚いエリアを選ぶのもおすすめです。

2.新婚生活を始めるのに必要な手続きやお金

結婚生活を始める際には、引越しに関わる手続きや費用が必要になります。ここでは、引越しに関わる手続きと費用相場についてご紹介します。

引越しに関わる手続き

まず、今住んでいる市区町村の役所で転出届を提出し、転出証明書をもらいます。手続きは引越し前後で14日以内に行う必要があるため、忘れないようにしましょう。引越し後は、引越し先の役所へ転入届を提出します。その際には前述の転出証明書が必要になるため注意が必要です。

電気や水道、ガス、郵便物やインターネットなどのライフラインに関する手続きも忘れずに行います。大半はインターネット上で行えるため、いつまでに行わないといけないのかを確認しながら漏れないように手続きをしましょう。

運転免許証やマイナンバーカード、パスポート、銀行口座、クレジットカード、国民健康保険などは氏名と住所変更の手続きが必要です。大半の手続きにおいては本人確認書類が必要になるため、最初に運転免許証かマイナンバーカードを変更しておくとその後の手続きがスムーズになります。

また、会社に勤めている方は社員情報の更新も必要になるため、人事に忘れずに連絡しましょう。

引越し費用の相場

ゼクシィによると賃貸の場合は、賃貸の契約時に支払った費用(前家賃含む)は38万1,387円とされています。賃貸マンションやアパートの契約時には敷金、礼金としてそれぞれ家賃の0~2ヶ月分を支払うのが一般的ですが、敷金・礼金は18万2,000円が相場です。

新居を購入する場合、頭金の相場は220万2,000円、物件総額は3,934万9,000円です。マンション購入の頭金の平均額は308万3,000円、一戸建ては144万6,000円。物件総額の平均額は、マンションが4,214万3,000円で一戸建ては3,677万7000円だと発表されており、マンションのほうが高額になる傾向にあります。

引越し業者代は、平均で6万4,000円とされていますが、荷物の量や運搬距離、引越し日によって価格が変動します。引越しの際にマイカーやレンタカーを使っておふたりで運ぶことによって節約が可能ですが、ご友人などに手伝ってもらう際はお礼が別途必要になるため注意しましょう。

引越し費用を抑えたい場合は、引越しの見積もりを1社だけではなく複数社の見積もりを取って比較、検討することがおすすめです。その際は一社ごとに見積もりを取るのではなく、一括見積もりサービスを利用しましょう。一括見積もりサービスでは、最初に必要情報を入力するだけでまとめて複数社の見積もりを取ることができます。

参考:ゼクシィ|結婚式のお金の相場【新生活編】先輩花嫁の実例付き

3.結婚生活に必要な家具家電と選ぶポイント

株式会社リクルートが行なった「新婚生活実態調査2023」によると、新婚生活における支出でインテリアや家具は平均24.4万円、家電製品は平均28.8万円だと発表されています。前項で触れたとおり引越しにも費用がかかるため、費用を抑えたい方はお互いが持っている家具や家電の中で使えるものを引き続き使用するのもひとつの方法です。

ここでは、結婚生活に必要な家具家電と選ぶポイントについて部屋ごとにご紹介します。

参考:リクルート|新婚生活実態調査2023(リクルートブライダル総研調べ)

リビングに必要なもの

リビングはおふたりがくつろぐ空間でもあるため、必要な家具や家電も数多くなります。結婚前にひとり暮らしをしていた方であれば、引き続き使用できるものもありますが、ふたり暮らし用の物件に引っ越すことによって部屋のサイズも広くなるため、買い替えが必要になるものもあります。家具・インテリア、家電ごとに見ていきましょう。

家具・インテリア

リビングに必要な家具・インテリアは以下のとおりです。

  • ソファ
  • リビングテーブル
  • テレビ台/AVボード
  • カーテン/ブラインド
  • リビングボード/キャビネット
  • ラグマット/カーペット/じゅうたん

新居の間取りや窓、床のサイズに合わせる必要があるため、カーテンやラグ、ソファなどは大半の方が新調する傾向にあります。

ふたり用のソファのサイズは座面が120cm、アームを入れて140cm程度が標準的なサイズですが、横になってくつろぎたいのであれば、3人用の幅160cm以上、奥行き80cm以上のソファを選ぶと良いでしょう。あまりお部屋が広くない場合は、ソファの代わりに座椅子を置いても問題ありません。

家電

リビングに必要な家電は以下のとおりです。

  • テレビ
  • エアコン
  • 照明器具
  • 掃除機

テレビはすでにお持ちのものを使う場合が多いかと思いますが、新調する際は部屋のサイズと合わせて選びましょう。テレビは、画面の高さの3倍以上離れて見るのが基本であるため、視聴距離を満たしているかを確認して選ぶのがおすすめです。

エアコンは、新居の室内機の設置スペースやコンセントの形状、室外機の下地補強などを事前に確認しておくことが大切です。冷暖房時の対応畳数を目安にして、リビングの畳数に適したものを選びましょう。リビングのエアコンは埃が溜まりやすい傾向にあるため、掃除機能が付いたものを選ぶと便利です。

キッチン・ダイニングに必要なもの

ダイニングセットなどはルックスを優先して選びたくなりがちですが、間取りや部屋のサイズのバランスを考えて、最適なものを選ぶのが大切です。値も張るため気に入ったものが見つかるまでは今あるものを使うなどして、時間をかけてお気に入りのものを選ぶと良いでしょう。

ここでは、キッチン・ダイニングに必要なものを家具・インテリア、家電ごとに見ていきましょう。

家具・インテリア

キッチン・ダイニングに必要な家具・インテリアは以下のとおりです。

  • ダイニングセット
  • 食器棚
  • カーテン/ブラインド
  • ダイニングボード
  • レンジ台

ダイニングセットは、おふたりで使う場合は、天板のサイズが80cm×80cm程度のふたり用のもので構いませんが、将来子どもを検討している場合は家族が増えることを考えて120cm〜140cm×80cm程度の4人用サイズを選ぶのがおすすめです。来客が多い場合は、もう少し大きくても良いでしょう。人数に合わせて天板を広げられる伸縮可能なものも便利です。

食器棚は、おふたり用の場合は幅45cm、高さは170cm〜180cm程度あれば十分なサイズです。食器棚も家族が増えるのであれば大きめのサイズのものを購入しておくと良いでしょう。食器棚に炊飯器や電子レンジの置き場を兼ねたタイプを選ぶことで省スペースになるため、おすすめです。

家電

キッチン・ダイニングに必要な家電は以下のとおりです。

  • 冷蔵庫
  • 炊飯器
  • 照明器具
  • 電子レンジ/オーブンレンジ
  • オーブントースター

冷蔵庫を選ぶ際に重視するポイントは容量です。おふたりの場合は、200~300Lあたりがベストで、普段外食が多く料理をする機会が少ない方は200L、日常的に料理をする方は300Lを選ぶのがおすすめです。冷蔵庫も、将来家族が増えることを考えると4人家族の目安である400〜500Lの容量のものを選ぶと良いでしょう。部屋の間取りを考えて、扉の開く向きにも注意して選ぶことが大切です。

前項の食器棚に炊飯器や電子レンジの置き場を兼ねているタイプを選ぶ場合は、先に電子レンジや炊飯器を購入し、そのサイズに適した家具を選ぶのがおすすめです。

寝室に必要なもの

寝室に必要なものは以下のとおりです。

  • ベッド
  • 寝具
  • サイドテーブル
  • チェスト
  • ワードローブ
  • ラグマット/カーペット/じゅうたん
  • カーテン/ブラインド

ベッドはダブルベッドがあればおふたりで寝るのに困りません。しかし、それぞれ寝具やマットレスにこだわりがある場合や、生活リズムが違う場合などはシングルベッドをふたつ並べたり、布団を別にしたりするのがおすすめです。シングルベッドを選べば、おひとりのスペースでゆっくり眠れるだけでなく、寝具の洗濯もそれぞれにできるため便利です。

また、ベッド下に収納ができる引き出しなどが付いたタイプもおすすめです。その場合は、引き出した際に部屋のスペースに余裕があるかも確認しておきましょう。

洗面所・浴室に必要なもの

洗面所・浴室に必要なものは以下のとおりです。

  • 洗濯機
  • 衣類乾燥機
  • ヘアドライヤー
  • 衣類用アイロン

洗濯機も冷蔵庫同様、おひとり用からおふたり用やファミリー用に買い替える方が多い家電です。洗濯機を買う場合は、まずサイズを確認しましょう。新居の洗濯機置き場に適したサイズのもの、もしくは洗濯機を置くための受け台である洗濯機用防水パンがすでに設置されている場合は、そこに適したサイズのものを選びます。一般的に、ひとりあたりの1日の衣類の量は1.5kgとされているため、おふたりの場合は3kg以上の容量のものが必要になります。冬は衣類が嵩張りますし、家族が増える可能性があるのであれば最低でも6kg以上の容量のものを選んでおくと安心です。

マンションなどで外に洗濯物が干せないという場合は、乾燥機能付きのものを選ぶと良いでしょう。

家電や家具においては、サイズや性能に不満がない場合は、おふたりがもともと持っていったものをそのまま使っても問題ありません。しかし、洗濯機や冷蔵庫などは最新モデルだと電気代が抑えられることもあるため、そこも加味して選ぶと良いでしょう。

4.おふたりが新婚生活を始めるうえで考えておくこと

これまでの生活環境などが異なるため、一緒に暮らしても何も問題ないというおふたりは少ないものです。これまで当たり前だったことがパートナーにとっては当たり前でなかったり、一緒に暮らすうえで家事の仕方など細かい方法が異なっていたりすることもあります。些細なことが喧嘩のきっかけになることもあるでしょう。

新婚生活を始めるうえでは、お互いに歩み寄る努力も必要です。少しでもすれ違いや衝突を減らすために、おふたりでよく話し合うと良いでしょう。

お金の管理や考え方

お金に対する考え方や価値観は人それぞれです。お金をかけたいことは人生で大切にしたいことにもつながるため、家計管理の前にお互いの価値観について理解しておきましょう。価値観が異なる場合は歩み寄ることが大切です。

価値観について理解ができたら、具体的なお金の管理方法について決めましょう。どちらかが一括で管理する、共通の口座に決まった金額を入れて生活費にするなど、おふたりに適した方法を選ぶのがポイントです。また、節約をするのであれば何を対象とするか、贅沢をするときはどんな時かなどをすり合わせておくと良いでしょう。

食事をどうするか

近年は共働きの夫婦が多いですが、どちらかに家事の負担が偏ってしまうと衝突の原因につながる可能性があるため、注意が必要です。一緒に暮らす前に、食事はどちらかが作る、片方が担当する、外食を基本にする、など仕事と家事のバランスを考えて決めておきましょう。共働きの場合は、どちらかの仕事が忙しい時も想定しておくのがおすすめです。

また、食事に限らず、家事全般をリスト化しておき、都度見直しながら話し合いをすることによって不満が溜まることを防げます。例えば子どもができたり、産休に入ったりなどといった環境の変化における見直しの条件も考えておくと良いでしょう。そして、お互いに「ありがとう」を伝えることを習慣にすることによって、チームとして絆が深まることにつながります。

生活習慣の違いについて

タオルやシーツを替える頻度やトイレの蓋の開け閉めなど、ひとりで暮らしていたときの当たり前がパートナーにとっては当たり前でないこともあります。些細なことではありますが、積もり積もるとトラブルのきっかけになることもあるため注意しましょう。生活習慣はこれまでの環境によることが多いため、お互いに歩み寄ることが大切です。「何か気になることがあったら、お互いが口に出して伝え合おう」と共通の認識を持っておくと良いでしょう。

また、共働きの場合、ひとりは朝から出勤、もうひとりは夕方から自宅で仕事など、仕事のスタイルで一緒にいる時間が異なります。休日の過ごし方や、お子様がいらっしゃる場合はお子様への対応や保育園・幼稚園などへのお迎えの有無などを事前に話しておくことも大切です。

 

今回は新婚生活において必要なものをご紹介しました。結婚前のおふたりの状況によって、必要なことや必要なものは異なるため、お互いの状況を理解して進めることが大切です。

新婚生活を始めるときは、必要な手続きをしたり家具・家電を用意したりなど、非常に忙しくなります。併せて結婚式の準備も進めるとなるとさらに忙しくなるため、新婚生活や結婚式の準備は計画的に行いましょう。

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