もう一度チェック!結婚に際しての事務手続き

もう一度チェック!結婚に際しての事務手続き

結婚が決まったら結婚式に向けての準備と並行して、各種の事務手続き行う必要があります。
特に女性は名字が変わる場合が多いので、男性以上に手続きが煩雑になりがちです。
スムーズな結婚準備のために、ひとつひとつ確実に手続きを行いましょう。

なるべく手間を省くために、役所に行く回数を減らす

結婚に関する事務手続きの手間を省くコツは、役所に行く回数を減らすことです。
例えば、婚姻届を出す前に引越しをする場合は、いま住んでいる市町村の役場で転出届けを出し、同時に国民健康保険に加入している人は資格喪失手続きを行いましょう。
そのとき、婚姻届も一緒にもらいましょう( 婚姻届は全国どこの役場でも同じ書式です )

引越しをしたら、新住所の役場に転入届( 同一市町村なら転居届 )を出します。
このとき、国民年金の住所変更手続き、国民健康保険の加入手続きなども一緒に行います。肝心の婚姻届も、一緒に提出します。
こうすることで、婚姻届( 入籍 )と転出・転入といった引越し関連の手続きを一度に済ますことができます。

なお、転居・転入届は「 引越し後14日以内に提出する 」ことが義務付けられています。
この期間を守らないと、転入届と一緒に婚姻届が提出できなくなる可能性があるので、注意しましょう。

婚姻届を提出するときに必要なものは?

婚姻届の提出には、婚姻届そのものもちろん、以下のものが必要です。
なお、婚姻届は全国どこの役場で入手しても同じものです。転出届の提出時等に一緒に入手しましょう。

【 婚姻届に必要なもの 】
*婚姻届
*本人確認書( 運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなど )
*おふたりの印鑑
*20歳以上の証人2名 ( 通常は親や仲人、友人などになってもらいます )

婚姻届が承認された日が、入籍日( 結婚記念日 )となります。婚姻届を提出するタイミングは、結婚式の前でも、結婚式後でも問題ありません。
ただ、新婚旅行で海外に行く新郎新婦も多いでしょう。パスポートを書き換えすることなどを考えた場合は、結婚式の数ヶ月前に婚姻届を提出することをおすすめします。

氏名や住所変更等の事務手続きが必要なもの

婚姻届を提出し、氏名や住所などを変更した場合は、さまざまな氏名変更の手続きが必要になります。
また結婚を機に、退職や休職、転職をする人もいらっしゃるでしょう。
氏名や住所変更等の事務手続きが必要なものとしては、以下のものが挙げられます。婚姻届を出したら、すぐに手続きを行いましょう。
特に運転免許証は、身分証明書になるので早めに手続きすることをおすすめします。
なお、窓口に行かなくてもインターネット上で手続きできるものもあります。

【 事務手続きが必要なもの 】
*雇用保険( 退職し、再就職の意志のある人 )
*公的年金
*健康保険
*確定申告

【 氏名・住所変更等の手続きが必要なもの 】
*運転免許証・・・新住所を所轄する警察署( 交通課 )または運転免許試験場で手続きします。
*パスポート・・・都道府県の旅券発券窓口で手続きします。申請から受領までに通常で1週間程度かかるので、余裕を持って。
*生命保険・損害保険・・・
各保険会社に連絡し、必要書類を入手します。インターネット対応が可能な保険もあります。同時にプランの見直しも行いましょう。
*印鑑登録・・・転出時に廃止届を、転入時に登録届を出します。
*銀行口座・・・口座を開設した銀行の支店、または最寄の支店で手続きします。
*クレジットカード・・・各クレジットカード会社に連絡し、必要書類を入手します。
*自動車登録・・・登録方法が煩雑なので、ディーラーに依頼しましょう。
*電話・携帯電話・・・加入している電話会社に連絡します。インターネット対応が可能な場合もあります。
*インターネットプロバイダ・・・加入しているインターネットプロバイダに連絡します。インターネット対応が可能な場合もあります。
*有料放送( ケーブルテレビ・wowowなど )・・・加入している有料放送会社に連絡します。インターネット対応が可能な場合もあります。
*NHK受信料・・・NHKに連絡します。インターネット対応が可能です。
*新聞・・・最寄の新聞販売店に連絡します。

勤務先に行う手続き

特に女性の場合、結婚を機に名字が変わったり、退職・休職する人もいらっしゃるでしょう。
急な報告は会社に迷惑がかかる場合があるので、早めに行いましょう。

【 結婚の報告 】
結婚の報告は勤め先の上司や担当部署に、結婚式の3~4ヶ月前に行いましょう。

【 休暇届・退職届 】
結婚式の準備や新婚旅行などで休暇を取りたい場合は、3ヶ月前を目安に届出を行いましょう。
退職届も同様で、提出は退職予定日の3ヶ月前が余裕を持って準備できるでしょう。

郵便物の転送届は、必ず手続きを!

郵便物の転送届は最寄の郵便局で、引越しの1週間前から手続きできます。
転送届の手続きをしておくと、旧住所に送られてきた郵便物がそのまま転送されるので、
住所変更の連絡をし忘れていたものを、ダイレクトメールなどからチェックできます。
特に以前契約していて最近使用していないクレジットカードや、お気に入りのショップや美容院からのダイレクトメールなどは見落としがちなので、
注意しましょう。

いかがでしたか?結婚の事務手続きはすることが多く、何かと大変なものです。
この記事を参考に、スムーズに事務手続きを行いましょう。

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