婚約指輪のお返しを送った人は46%!渡すタイミングやお返しのマナーを徹底解説

婚約指輪のお返しを送った人は46%!渡すタイミングやお返しのマナーを徹底解説

婚約指輪を受け取ったあと、「お返しは必要?」と悩む方は少なくありません。お返しは必ず用意しなければいけないものではありませんが、感謝の気持ちやお互いの絆を深める機会にもなります。この記事では、お返しの相場や人気アイテム、渡すタイミングやマナー、現金で贈る場合のポイント、地域ごとのしきたり、さらに多様なおふたりへの配慮まで、最新データとともにやさしくご紹介します。おふたりが納得できる“ちょうどいいお返し”を選ぶヒントに、ぜひご活用ください。

1.婚約指輪のお返しは必要?最新の実態とその背景

結婚の約束を形にする婚約指輪。そのお返しは「必須」ではありません。 ゼクシィの2024年調査によると、婚約指輪のお返しをした人は全国で44.3%。2人に1人がお返しをしている結果となっています。

お返しを贈ることで感謝の気持ちを伝えることができますが、無理をして用意する必要はありません。 最近では、パートナーから「お返しは気にしなくていいよ」と言われるケースも増えているようです。その場合は、感謝の言葉や手紙など、形式にこだわらず素直な気持ちで感謝を伝えるのも素敵です。

参考:ゼクシィ「ゼクシィ結婚トレンド調査 2024 首都圏」 

2.婚約指輪のお返し相場はどのくらい?

お返しをする場合、一番悩みやすいのが「予算」でしょう。 目安の金額としては、もらった婚約指輪の金額の1/3〜1/2程度とされています。

ゼクシィ結婚トレンド調査 2024によると、婚約指輪の全国の平均購入額は39万円です。 この金額を基準とすると、お返し相場は以下のように考えられます。

指輪価格の例 お返し相場(1/3~1/2)
30万円 約10万~15万円
40万円 約13万~20万円
43.9万円 約14.6万~22万円
50万円 約17万~25万円

3.婚約指輪のお返しを渡すタイミングとマナー

お返しを贈ることにした場合、「いつ」「どのように」渡すのが良いのか気になる方も多いでしょう。 婚約指輪のお返しは、結納や両家顔合わせの場、または記念日や特別なデートの時に贈るのが一般的です。

結納の時にお返しする

婚約指輪のお返しを、結納品を渡す時に贈る方法です。お返しは、受け取ったほうが親族に品物を披露します。そのため、お返しに選ぶ品は品格のあるフォーマルなものがふさわしいでしょう。例えば、腕時計や高級文具、ネクタイピンなどが適しています。 結納で婚約指輪を受け取った場合、その場または後日に「結納返し」としてお返しを渡します。 関東では「半返し(もらった金額の半分)」、関西では「受書のみ・後日1割程度」など、地域によってしきたりが異なるので、両家で相談しながら決めましょう。

顔合わせや食事会までにお返しする

結納を行わずに両家の顔合わせをするケースも増えています。その場合は、それまでにお返ししておくのがベターです。 顔合わせの際に婚約指輪のことが話題になるケースもあります。顔合わせまでにお返ししておくと、話題が出た時に両家に婚約指輪とともにお返しを披露することができるため、和やかな雰囲気作りにもつながるでしょう。

記念日やデートの時にお返しする

結納や代わりの両家顔合わせをしないのであれば、ふたりの記念日やデートの時にお返しする方法もあります。記念日なら、お互いが知り合った日や付き合い始めた日、誕生日、クリスマスやバレンタインデー、ホワイトデーなど。デートなら、ホテルでのディナーや初デートの場所、旅行先など、ふたりの思い出になる場所を選ぶのがおすすめです。結婚式までに済ませると良いでしょう。 「お返しはいらない」と言われた時は、相手の気持ちをよく聞き、無理に贈り物を用意せず、手紙やささやかな感謝の言葉で気持ちを伝えるだけでも十分です。

4.婚約指輪のお返しに人気の贈り物ランキング

お返し選びに迷ったら、日常で使いやすく、長く大切にできる実用品がおすすめです。 ゼクシィ結婚トレンド調査 2024による人気ランキングを参考にすると、次のような傾向があります。

順位 アイテム 割合(全国推計値・%)
1位 腕時計 29.4
2位 スーツ 15.9
3位 財布 8.5
4位 カバン 6.2
5位 電化製品 5.8
6位 5.6
7位 洋服(スーツ以外) 4.8
8位 ネクタイピン 3.1
9位 メンズアクセサリー 2.4
10位 カフスボタン 1.3
11位 旅行券 1.3

腕時計

腕時計は、毎日身につけられる実用品であり、「これから一緒に時を刻む」という特別な意味も込められます。 記念日やイニシャルを刻印すれば、世界に一つだけの贈り物になります。

スーツ・靴・ネクタイピン

仕事でスーツや革靴を使うパートナーには、オーダーメイドや上質なブランド品が選ばれています。 大切な商談や式典、顔合わせの場でも使え、長く重宝されるでしょう。

財布・バッグ・メガネ・高級文具

毎日使う財布やバッグ、ペン、メガネも人気です。 上質な革小物やペアグッズなど、二人で一緒に選ぶのも良い思い出になります。

旅行・体験ギフト

「物より思い出を大切にしたい」というおふたりには、旅行や体験ギフトがおすすめです。 新婚旅行や記念日のディナーにお返し予算をあてる方も増えています。

そのほかのおすすめな贈り物

ランキングにあがったお返しの他にも、以下もおすすめです。

  • 高級文具
  • おそろいのアイテム
  • 電化製品
  • バイクや自転車

日常的に使用するものや趣味で使えるものなど、お相手の生活や好みに合わせて選択するのも良いでしょう。

結婚指輪の費用をお返しに充てる方法も

「結婚指輪の費用をお返しとして負担する」方法も、合理的で人気です。 このスタイルは、ジェンダーや家計の枠をこえて選ばれるケースが多くなっています。

5.現金でお返しはあり?マナーと気をつけたいこと

「パートナーが好きなものを選んでほしい」「何をお返ししたらいいか決められない」、そんな時は現金でお返しするのも選択肢の一つです。

現金で贈る場合も、「半返し(1/2)」や「1/3」が相場となります。 包み方は「のし袋(表書き例:寿/御礼/御袴料)」を使用するのが一般的です。 ただし、現金のお返しが高額になりそうな場合や迷った時は、国税庁サイトを参考にし、社会通念上相当な範囲内であることを確認しましょう。 不安な時は税理士などの専門家に一度相談してみるのも安心です。

6.結納や地域ごとのしきたり・マナーも確認

日本ならではの美しいしきたりを大切にしたいと考える方へ。結納や結納返しについて、地域ごとのマナーや押さえておきたい基礎知識をご紹介します。

結納返しの基本

結納は、婚約を正式なものとするための日本の伝統的な儀式です。地域によってしきたりやマナーが異なるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。特に、結納返しは相手への感謝の気持ちを表す大切な機会ですので、基本を理解し、失礼のないように準備を進めましょう。

のし・表書きの書き方

婚約指輪のお返しや結納返しには、「のし袋」を使い、「寿」や「御袴料」といった表書きが一般的です。 表書きの種類や包み方に迷った時は、専門スタッフやホテルでサポートしてもらうこともできます。

7.ジェンダーや多様性への配慮

最近は、性別や役割にとらわれない多様なおふたりも増えています。 贈り物を選ぶ際は「男性向け・女性向け」という固定観念にこだわらず、パートナーの好みや二人のライフスタイルに合わせて選ぶのが喜ばれるコツです。

たとえば、「ペアで使えるもの」や「体験ギフト」など、おふたりで一緒に楽しめるお返しも人気です。

8.婚約指輪のお返しは「おふたりらしい形」で

婚約指輪のお返しは「必須」ではありません。お返しをする場合の相場は指輪価格の1/3〜1/2。品物でも現金でも、心を込めて贈ればマナー違反にはなりません。地域や家庭の慣習、パートナーの気持ちを大切に、おふたりが納得できる形で感謝を伝え合うことがなにより大切です。

結婚に向けて、準備が進む中で迷うことがあれば、両家や専門家、ホテルスタッフなど信頼できる人に相談してみてください。 そして、おふたりらしい新しい人生のスタートを、お互いを思いやる気持ちで迎えてください。

結婚が決まると両家への挨拶や結納・顔合わせの準備などで忙しくなります。また、結婚式の準備も少しずつ始めていかなければなりません。結婚式の準備で最も大切なのは式場選びです。ふたりの理想的な結婚式を実現できる場所を選びましょう。

ホテル椿山荘東京では、チャペルウエディングや神前挙式など、おふたりの好みに合わせて様々なウエディングスタイルを実現できます。ブライダルフェアでは、式場見学やお料理の試食、ウエディングドレスの試着もできるので、ぜひご参加ください。

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