結婚式のフラワーシャワーとはどのような演出?費用やおすすめの花についてご紹介!

結婚式のフラワーシャワーとはどのような演出?費用やおすすめの花についてご紹介!

結婚式を終えて教会から出てきた新郎新婦が花道を通るときに、ゲストが花びらをまいて2人を祝福する、フラワーシャワー。花びらが舞う中を新郎新婦が笑顔で通る素敵な演出です。フラワーシャワーを行うには、どれくらい費用がかかるのか、造花よりも生花を使ったほうが良いのかなど、気になりますね。また、近年ではフラワーシャワー以外の「〇〇シャワー」もいろいろ出てきています。
この記事では、フラワーシャワーにはどれくらい費用がかかるのか?フラワーシャワー以外の〇〇シャワーにはどのようなものがあるのかご紹介します。

目次

1.フラワーシャワーとは

結婚式で人気の演出の1つであるフラワーシャワーには、どのような意味があるのかご存じでしょうか?華やかなだけではない、フラワーシャワーについてご紹介します。

〇フラワーシャワーってどんなことをするの?
フラワーシャワーとは、挙式後に教会から出てきた新郎新婦にゲストが花びらをまいて祝福するセレモニーのことです。フラワーシャワーには、花の香で周囲を清めることで幸せを妬む悪魔から、新郎新婦を守るというおまじないの意味があります。

〇フラワーシャワーの由来について
フラワーシャワーの起源には諸説ありますが、「古代ローマである」という説があります。その当時は豊かさの象徴であった「小麦」をふりかけていたといわれており、新郎新婦が食べ物に困らないようにという願いが込められていたそうです。その後、お米をふりかけるライスシャワーになりました。ライスシャワーは、お米が主食である日本の習慣だと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?実は、日本ではなくヨーロッパの結婚式の伝統的な儀式です。
お米は、たった一粒から数百~数千粒以上のお米を収穫できるので、豊作と子孫繁栄の象徴とされてきました。そのため、ライスシャワーには「新郎新婦が豊かで子宝にめぐまれた実りある生活を送れるように」「食べることに困りませんように」という2つの願いが込められています。このライスシャワーが後に、現代のフラワーシャワーになったのですね。

なお、フラワーシャワー以外の演出については、以下のページでも解説しています。ブーケトスやリングリレーなど、結婚式・披露宴で人気の高い演出について知りたい方は、ぜひご参照ください。

2.フラワーシャワーにかかる費用

フラワーシャワーは、結婚式のプランに含まれていることもありますが、オプションとして追加できることもあります。
料金は、式場の価格設定によって異なりますが、出席者1人当たりの料金×人数で計算されることが一般的となっています。フラワーシャワーに使用する花を生花にした場合の相場は、15,000~20,000円が多く、1人当たりの料金は300円程度です。最近は、「ペタルフラワー」という造花を使用する方が増えています。生花のように見えて、100円ショップや通販で安く購入することができるため、人気が高まっています。

3.フラワーシャワーを行うときの注意点

結婚式の演出として定番となったフラワーシャワーですが、行う際にはいくつかの注意点があります。事前に知っておくべき注意点をご紹介します。

〇結婚式場に確認する
会場によっては、フラワーシャワーができないところがありますので事前に確認にしてください。フラワーシャワーを行う場所の制限や、高額なオプション料金が必要になる、持ち込み料金がかかる場合などもあります。特に生花の場合は、断られるケースが少なくありません。これは、生花は水分が多いため、踏まれて地面に張り付いてしまうと掃除が大変だからです。フラワーシャワーは、挙式後に屋外で行うことが多いので、雨天の場合には式場内の別の場所で行うことができるのかも確認しておきましょう。

〇季節によってゲストへの配慮をする
真夏の暑い時期や、真冬の寒い時期に屋外でフラワーシャワーを行うと、ゲストへ負担をかけてしまいます。季節によってはゲストをお待たせする時間を短くする配慮が必要です。季節を問わず、屋外でフラワーシャワーがあるということを、ゲストに事前に知らせておきましょう。フラワーシャワーの後は、冬は温かいドリンクやカイロ、夏は冷たいドリンクを用意すると喜ばれます。

〇花びらの量に注意する
フラワーシャワーの花びらの量が少ないと、寂しい印象になってしまいます。目安としては、最低でも大人の片手に収まるくらいの量は準備しましょう。特に、参加者の人数が少ない場合には多めに用意するのをおすすめします。生花を使う場合には、準備が早すぎるとお花が傷んでしまったりしおれてしまったりすることもあるので、花の鮮度に気をつけましょう。自分でお花を用意する場合には、お花屋さんに相談すると良いですね。また、花びらは持ちやすいように、コーンやカップに入れてゲストへの気遣いを忘れないようにしてください。

4.フラワーシャワーでおすすめの花

フラワーシャワーといえば、バラの花を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。使用する花には特に決まりはないので、バラ以外にも使える花の種類はたくさんあります。特に好きな花や思い入れのある花がある場合はそれを使用しても良いですね。ここでは、フラワーシャワーにおすすめのお花をご紹介します。

種類 花言葉
バラ 赤:あなたを愛しています
ピンク:感謝、幸福
オレンジ:絆、健やか
精神美、優美な女性
ラベンダー 幸せが来る、優美、清潔
マーガレット 真実の愛、信頼

〇バラ
フラワーシャワーには「花の香で周囲を清めることで幸せを妬む悪魔から、新郎新婦を守る」という意味があります。そのため、香り豊かなバラは最適なのです。また、バラは色も豊富でフラワーシャワーにしたときに華やかです。赤、ピンク、オレンジ色のバラは、白いウエディングドレスに映えます。バラの花言葉は、色によって異なりますがどれもウエディングにぴったりです。さまざまな色を使用して鮮やかなフラワーシャワーにするのもおすすめです。

〇桜
桜の花は、春の結婚式のフラワーシャワーにふさわしい花です。あわいピンク色がとても上品で、純白のウエディングドレスによく似合います。桜の花言葉は「精神美」「優美な女性」などがあります。

〇ラベンダー
香りが豊かなラベンダーも、フラワーシャワーにとても適しています。ラベンダーの香りが、結婚式で緊張した新郎新婦の気持ちをリラックスさせてくれます。また、色も鮮やかなので華やかなフラワーシャワーになります。ラベンダーの花言葉には、幸せがくる、優美、清潔などの意味があるため結婚式にぴったりです。

〇マーガレット
黄色やオレンジ、ピンクや水色などのカラフルなマーガレットは、フラワーシャワーを鮮やかに演出してくれます。花びらが小さいため、あとで掃除をする際に手間がかかる可能性があります。マーガレットを使うときは、事前に会場に使用が可能かどうか、確認しておくと安心です。マーガレットの花言葉は、真実の愛、信頼などがあります。

5.フラワーシャワー以外のシャワー演出もできる?

フラワーシャワー以外にも、いろいろなシャワー演出があります。教会式だけではなく、神前式の結婚式にも合うシャワー演出もあります。人気が高いシャワー演出をご紹介します。

〇羽毛を使ったフェザーシャワー
羽毛を使ったフェザーシャワーは、ひらひらとゆっくり落ちる羽がとても幻想的でメルヘンな演出です。羽は、天使を連想させるアイテムの1つです。天使は災いや悪魔から守り幸福へと導いてくれるため、フェザーシャワーには「末長く幸せでいられますように」という願いも込められています。また、羽毛は花びらよりもゆっくりと落ちてくるため、写真に収めやすいというメリットがあります。軽くて遠くへ投げにくいため、花びらを混ぜるなどの工夫をするとより華やかになります。

〇シャボン玉を使ったバブルシャワー
シャボン玉を使ったバブルシャワーも、近年人気が急上昇している演出です。バブルシャワーは、ゲストにシャボン玉を吹いてもらうこともできるので、小さいお子さまのゲストにも、喜んでもらえそうですね。シャボン玉は飛んでいる時間が長いので、みんなに協力してもらってたくさんのシャボン玉を飛ばすとロマンチックな世界を作れます。こちらもフェザーシャワーと同じく写真に収めやすいというメリットがあります。シャボン玉専用の機械をレンタルできるところもあるので、シャボン玉は機械にまかせて、ゲストにはフラワーシャワーをしてもらうという合わせ技もおすすめです。

〇風船を使ったバルーンシャワー
バルーンシャワーも結婚式で人気の演出の1つです。フラワーシャワーやリボンシャワーのようにゲストにまいてもらうのではなく、天井などから大量のバルーンを降らせます。上から大量のバルーンが降ってくるので、まるでアイドルになったような気分を味わうことができます会場全体に降らせる演出なので、ゲストも一緒にメルヘンの世界に迷い込んだような気分を味わうことができます。他にはバルーンリリースというものがあります。これは、名前の通りバルーンを空に放つという演出です。たくさんのバルーンが、太陽の光に照らされてキラキラと輝きながら空高く上がっていく様子は、とても素敵です。

〇和婚におすすめの折り鶴シャワー
折り鶴シャワーは、和婚の定番になりつつある演出です。小さい折り鶴や千代紙などの和紙で作った折り鶴をまきます。折り鶴には、健康や平和という意味が込められています。新郎新婦やゲストが健康で平和に過ごせるようにという願いを込めてまきましょう。花びらと一緒にまいても素敵ですよ。新郎新婦の2人だけで折り鶴をたくさん作るのは大変なので、事前に友人達も誘って作るのも楽しそうです。和婚には、他にも紙風船や水引などを降らせるという演出も似合いますので検討してみてはいかがでしょうか。

フラワーシャワーは結婚式の定番演出の1つです。フラワーシャワー以外にも、羽毛を使ったフェザーシャワーやリボンを使ったリボンシャワー、和婚には折り鶴シャワーなど、さまざまな演出があります。新郎新婦で相談して、ゲストにも喜んでもらえる演出を選んでください。
ゲストに花びらをまいてもらうと、祝福してもらっていることを実感できるのではないでしょうか。かかる費用も負担になりにくいため、結婚式にちょっとした演出をプラスしたい方は、フラワーシャワーを検討するのも手です。会場によってはフラワーシャワーができない場合があるので、事前に確認しましょう。

「結婚式ではフラワーシャワーの演出を取り入れたい」とご検討の方は、会場にホテル椿山荘東京を選択してみてはいかがでしょうか。緑に囲まれた素敵なガーデンウエディングで、挙式後にフラワーシャワーの演出ができます。ガーデンウエディングをはじめ、教会式や神前式など多彩なウエディングスタイルの中から、お好きなものを選ぶことができます。フラワーシャワー以外にも結婚式で取り入れたい演出があれば、ご希望に沿ったご提案をさせていただきます。

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