模擬挙式で理想の結婚式へ!挙式体験のメリットやポイントを解説

結婚式の準備を進める際、模擬挙式は大変役立つイベントです。結婚式当日の流れを実際に体験できるため、式の全体像や雰囲気をイメージできます。
本記事では、模擬挙式の概要やメリット、参加時の注意点などを詳しくご紹介します。
1.模擬挙式とは?
模擬挙式は、結婚式を計画する際に、当日の雰囲気や進行をリアルに体験できる重要なイベントです。ここでは、具体的な内容や体験のポイントについて紹介します。
模擬挙式の概要
模擬挙式とは、結婚式場やホテルが提供するブライダルフェアの一環で、体験型のイベントです。実際の結婚式と同じような流れを再現し、参加者が挙式の雰囲気や進行を体感できるのが特徴です。模擬挙式では、モデルカップルが新郎新婦役として登場し、誓いの言葉や指輪交換、退場といった結婚式の主要な流れを忠実に再現。式の全体像がつかめるでしょう。また、会場のレイアウトや音響、照明の効果など、結婚式準備に必要な多くの要素を確認できるため、式のプログラムを考える際にも役立ちます。
ゲスト目線で挙式をチェックできるのも魅力
模擬挙式に参加することで、ゲストの視点から結婚式を体感できます。新郎新婦のメイン席である高砂(たかさご)からでは分からないことも、ゲスト席からは気づけることもあるでしょう。例えば、中央の席と端の席での音響の違い、照明による見やすさなどです。模擬結婚式でゲスト目線だと式がどう見えるかが分かると、座席の配置もしやすくなるでしょう。
さらに、ブーケトスやフラワーシャワーなど、ゲスト参加型の演出を体験できる模擬結婚式もあります。どうすればゲストがより楽しんでくれるか考えるきっかけになるでしょう。
2.模擬挙式のメリット
ここでは、模擬挙式に参加することで得られる主なメリットを紹介します。模擬結婚式に参加する際に、下記の点に着目してみると、より有意義に過ごせるでしょう。
挙式の流れを体験できる
模擬挙式では、結婚式当日の進行を実際に体験できるのがメリットです。新郎新婦の入場から誓いの言葉、指輪交換、退場に至るまで式の一連の流れを確認できるため、書面や画像では得られない具体的なイメージを持てます。また、ゲスト目線での雰囲気も確認できるため、自分たちの結婚式にどのような演出を取り入れるかをより具体的に考えられるようになります。
ドレスの確認ができる
模擬挙式では、新婦のドレスの見え方や動きをリアルに確認できます。例えば、バージンロードでのドレスのトレーン(裾)が照明の当たり具合によってどのように映えるか、歩いている時にどのように動くかなどです。実際に目にすることで、具体的なイメージを持つことができるでしょう。
装飾の確認ができる
模擬挙式では、会場の装花や装飾が全体の雰囲気に与える影響を確認できます。装花の配置や照明の組み合わせが会場全体の印象を左右するため、模擬挙式で実際に確認することで、より良い空間作りのアイデアに活かせます。ゲストの目線や座席からの視界をチェックできるため、写真映えする装飾の配置や、会場のコーディネートを整えるための参考にもなります。装飾の選択によって、会場全体の印象が大きく変わるため、模擬挙式はこれを確認する絶好の機会です。
会場の詳細を確認できる
模擬挙式では、会場のレイアウトやゲストの動線を実際に確認できます。バージンロードの長さや幅、収容人数に対する広さがどの程度か、ゲストがスムーズに移動できるかなど、細かい部分までチェックできるため、スムーズな式の進行に役立つでしょう。
また、座席の配置による視界の違いを確認することで、ゲストがどこからでも式を楽しめるような座席レイアウトも考えられます。さらに、写真撮影スポットや歓談エリアの配置を確認することで、会場全体を有効に使ってゲストが快適に過ごせる空間を整えられるでしょう。
演出や音楽をチェックできる
模擬挙式では、音楽や照明が結婚式全体の雰囲気にどのように影響するかを体感できます。特に、新婦の入場や誓いの言葉の場面にかかる音楽の効果や照明のタイミングは、ゲストの思い出に残る大切なシーンです。音響設備や照明の明暗調整が式の雰囲気を大きく左右するため、この機会にピッタリな演出を見極めてみましょう。
専門スタッフとの相談ができる
模擬挙式では、司会者やプランナーに相談できる機会があるため、疑問をその場で質問できます。例えば、入場や退場の順序、ゲストの座席配置、照明の使い方など、細部にわたる演出についてスタッフから具体的なアドバイスをもらいながら、式全体のイメージをつくり上げていけるでしょう。また、模擬挙式を体験した後、その印象や気づいた点を基にスタッフと相談することで、さらに効果的な演出や進行を決めるのに役立ちます。
他の参加者との情報交換ができる
模擬挙式では、他の参加者と話すこともあるかもしれません。結婚式の準備についてお互いに話す中で、参考になる情報や新しい気づきが得られることがあります。また、他のカップルの悩みやその解決策を聞くことで、自分たちの準備にも役立つヒントが見つかるかもしれません。例えば、演出の工夫や予算を抑えながら華やかに見せるアイデアなどです。プランナーやスタッフだけでなく、他のカップルの話も聞いてみて、おふたりの結婚式に活かしましょう。
3.模擬挙式の流れ

模擬挙式の進行は、一般的な結婚式の流れとほぼ同じです。以下は、キリスト教式の模擬挙式の代表的な進行例です。
1.開式宣言
司会者や牧師が式の始まりを宣言し、模擬挙式が正式にスタートします。この宣言によって、厳粛な雰囲気が作られ、参列者が式に集中するための準備が整います。模擬挙式でも本番同様の進行で行われるので空気を感じてみましょう。
2.新郎入場
新郎がバージンロードを歩き、祭壇に向かいます。模擬挙式では新郎役のモデルが入場し、実際の挙式と同じような緊張感の中で進行されます。新郎の入場は式の幕開けを象徴する重要な場面です。
3.新婦とその父親の入場
新婦は父親とともにバージンロードを歩きます。父親が新郎に新婦を託す瞬間は、感動的な場面であり、多くの参列者にとっても印象的なシーンです。模擬挙式でもこの場面はしっかりと再現されます。
4.賛美歌の斉唱
参列者全員で賛美歌を歌い、神聖な雰囲気を高めます。この斉唱は、結婚式における重要な儀式で、神への感謝と祝福の祈りを込めて行われます。模擬挙式では短縮版の斉唱が行われることもあります。
5.聖書の朗読と神への祈り
牧師が聖書の一節を朗読し、神に結婚の祝福を祈ります。この神聖な時間は、結婚の誓いが神の前で正式なものとなる瞬間です。模擬挙式では、コンパクトな形式で行われることが一般的です。
6.新郎新婦、誓いの言葉
新郎新婦が互いに誓いの言葉を述べる場面です。模擬挙式では、モデルが誓いの場面を演じ、実際の挙式さながらに進行されます。このシーンは挙式の中でも非常に感動的な部分です。
7.指輪の交換
結婚の証として新郎新婦が指輪を交換します。指輪は永遠の愛の象徴であり、この儀式は結婚式の重要なハイライトとなります。模擬挙式でも、指輪の交換は必須の儀式として行われます。
8.結婚証明書への署名
結婚の証明書に署名をすることで、結婚が正式なものとして認識されます。模擬挙式では、この署名の儀式も再現され、参列者に実際の流れを体感させます。
9.新郎新婦による誓いのキス
新郎新婦が誓いのキスを交わす場面は、結婚の誓いが成就したことを象徴するクライマックスです。模擬挙式では、この場面は象徴的に再現されることが多く、感動的な瞬間となります。
10.新郎新婦の退場
最後に、新郎新婦が参列者の祝福を受けながら退場します。模擬挙式では、この退場のシーンも再現され、実際の結婚式を彷彿とさせるフィナーレを演出します。
模擬挙式の進行は、実際の結婚式の雰囲気や流れをリアルに体感できる貴重な機会です。各シーンでの照明や音楽、進行のタイミングに注目しながら、スムーズな式の運営をイメージすることが大切です。また、細部にわたる演出を確認することで、当日の段取りやゲストの反応をしっかりと考慮したプランを練ることができます。模擬挙式を通じて、結婚式当日の進行をより具体的にイメージし、理想の式に向けた準備を進めるための大切なステップとなるでしょう。
4.模擬挙式に参加するための準備
模擬結婚式に参加する際は、以下のような準備をしておくのがおすすめです。また、過度に緊張する必要はありません。あくまで、結婚式の準備の一つとしてリラックスした気持ちで臨みましょう。
メモ帳やカメラの持参
模擬挙式では、会場の装飾や進行の詳細を確認できるため、気になったポイントをしっかりメモしておくことが大切です。メモ帳を持参することで、挙式の進行や演出の詳細、音響や照明の効果など、後から見直して検討できる情報を記録しておくと便利です。また、スタッフやプランナーへ質問したいことや回答も残しておきましょう。
さらに、スマートフォンやカメラを使って写真や動画を撮影しておくと、振り返りがしやすくなります。撮影するのは、ドレスや装飾、会場のレイアウト、演出の様子などです。ただし、撮影許可がない場合のカメラの使用は控えましょう。
挙式当日までのイメージを具体化するためにも、こうした事前の記録が大きな助けとなります。
カジュアルな服装でリラックス
模擬挙式は正式な結婚式ではありませんので、カジュアルな服装で気軽に参加することができます。ただし、あまりにラフすぎる服装は避け、ジャケットやワンピースなどの軽いフォーマルな服装が無難です。特に、会場内を長時間歩き回ることもあるため、履き慣れた靴を選ぶようにしましょう。季節によっては、空調が寒かったり、外気との気温差があったりするので、脱ぎ着できるものを選ぶのもおすすめです。
また、パンフレットや資料を持ち帰る場合は、それらが入るサイズのバッグも用意しておきましょう。
5.模擬挙式後に行うこと

模擬挙式が終わった後に、具体的な準備を進めるためには、いくつかのステップが重要です。以下にその流れを説明します。
プランナーとの相談を進める
模擬挙式で気になった点や疑問点、さらには予算に関する相談をプランナーとしっかりと行うことが大切です。演出や装飾の費用、アレンジの対応範囲について質問することで、おふたりらしい結婚式のプランが明確になります。特に、装花や照明のアップグレードなど、費用のかかる項目については、事前に見積もりを確認し、予算に応じて調整しておきましょう。模擬挙式のアドバイスを活かして、無駄のない準備を進めることができます。
料理とドリンクの確認を行う
試食会に参加して、式場から提供される料理やドリンクについてもこの機に確認しましょう。味や見た目、サービスの質は結婚式の満足度に大きく関わるため、試食会へはぜひとも参加しておきたいものです。試食後、プランナーと料理内容や予算について話し合い、必要に応じて変更や調整を依頼することで、満足度の高い食事を提供できます。
演出の細部を確認する
模擬挙式で体験した演出については、タイミングや照明、音楽の選定を含め、細部にわたって確認することが大切です。プランナーと詳細な打ち合わせを行い、当日の進行をスムーズに進めるための準備を進めます。特に、感動を引き出す演出では、タイミングや細かな演出の効果を最大限に活用し、ゲストに強い印象を与える計画を立てましょう。
引出物やカメラマンの手配
模擬挙式後には、引出物の準備やカメラマンの手配も忘れずに行いましょう。カタログから引出物を選ぶか、自分たちで用意するかを決め、ゲストに喜ばれるギフトを選びます。また、挙式や披露宴の写真や映像を残すため、カメラマンの手配状況を確認し、撮影プランについてもプランナーと話し合いましょう。
日取りと見積もりの最終調整
人気の日取りは早めに埋まってしまうため、結婚式の日程が確保できるかプランナーに確認することが大切です。代替日を考慮しながら、スケジュールを調整します。土日祝日と比べて平日は価格が抑えられることもあるため、柔軟に対応できると良いでしょう。
日程を決めたら見積もりについても最終的に確認し、予算内で可能な演出や装飾の調整が必要な場合は早めに対応しておきましょう。
6.模擬挙式を活用して理想の結婚式を
模擬挙式は、結婚式の準備においてとても役立つイベントです。実際の挙式の流れや会場の雰囲気を体験できるので、イメージをより具体的につかむことができます。模擬挙式を通じて、理想の結婚式に向けた計画がしやすくなるでしょう。
結婚式は、新郎新婦にとってとても大切な日です。ゲストにとっても特別な日を楽しんでもらえるよう、細かな部分までこだわった会場選びが大切です。迷っていることがあれば、専門家に相談しながら、おふたりにぴったりの結婚式を目指しましょう。
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