地味婚と普通の結婚式は何が違うの?費用や結婚式のスタイルを解説
結婚式のスタイルは、カップルによってさまざまですが、近年は「地味婚」が人気です。これから結婚を予定しているカップルの中に、地味婚をしたいと計画している人もいるのではないでしょうか。しかし、普通の結婚式との違いが分からず、本当に地味婚で良いのか迷っている人も多いでしょう。
今回は、地味婚と普通の結婚式について、費用や結婚式のスタイルを通して比較していきます。後悔のない結婚式をするためにも、ぜひご参考になさってください。
目次
1. 地味婚の特徴
実は、地味婚という言葉には明確な基準がありません。一般的には費用を抑えたシンプルな結婚式のスタイルを表します。また、演出やゲストの面でも地味婚には特徴があるため、結婚式を計画する上で押さえておくと良いでしょう。地味婚の主な特徴は以下の通りです。
派手な余興や演出をしない
従来の結婚式といえば、派手な余興やサプライズなどがあり、賑やかな印象を受けます。しかし、地味婚ではこうした演出を行わず、穏やかに執り行うのが一般的です。余興や演出は盛大で楽しいものですが、費用や準備に手間がかかるだけでなく、ゲストにも負担をかける可能性があります。地味婚ではこうしたリスクを避け、できる限りシンプルなスタイルにするのが特徴です。余興や演出よりも、新郎新婦との会話を楽しめる環境作りをするケースが多いでしょう。
招待するゲストの数が少ない
一般的な結婚式は、職場や友人、親戚関係など、新郎新婦にゆかりのあるゲストを呼ぶイメージがあります。中には、100人を超えるような大勢のゲストが訪れる結婚式もあるでしょう。一方、地味婚では、ごく親しい友人や家族のみをゲストに迎え、ホームパーティーのような式を開催します。格式張った結婚式ではなく、和気あいあいと穏やかな時間を過ごすのが特徴です。
結婚式の費用を抑える
ゲストが少ない地味婚は、一般的な結婚式のような広い会場が必要ありません。小さな結婚式場で十分なため、その分費用も抑えられるでしょう。また、会場装飾や食事、引き出物の費用も最小限で済むため、結婚式にたくさんの費用をかけられないカップルにもおすすめです。
2. 地味婚と一般的な結婚式は何が違うの?
これから結婚式をしたいと思っている人にとって、地味婚と一般的な結婚式は具体的に何が違うのか気になるところでしょう。結婚式のスタイルを考える上で参考になる「費用」「ゲスト数」「スタイル」について、地味婚と一般的な結婚式の違いを解説します。
費用が違う
地味婚と一括りにしても、ゲストの人数によって費用は異なります。地味婚にかかる主な費用は、会場費や食事代、引き出物程度です。ゲストの人数が少なければ少ないほど、全体の費用が抑えられます。地味婚の中でも、ゲストを多く呼ぶ場合は、200万円程度かかります。普通の結婚式の平均費用は約360万円といわれているため、非常にリーズナブルであることが分かるでしょう。
一般的な結婚式の費用内訳については、以下のページでご紹介しています。
ゲスト数が違う
地味婚で呼ぶゲストの範囲に定義はありませんが、ごく親しい人だけが参加するのが特徴です。例えば、親族だけで開催する場合は、10名程度になることもあるでしょう。新郎新婦それぞれの友人を呼んだとしても、30名程度が一般的です。
一方、一般的な結婚式では、親族や親しい友人に加えて、遠い親戚や会社の関係者なども出席します。そのため、最低でも60名前後参加することが多いでしょう。中には、100名を超える盛大な結婚式を開催する人もいます。当然、ゲストの数に合わせて会場のキャパシティを考えなければなりません。そのため、ゲスト数は結婚式の費用にも大きく影響します。
結婚式のスタイルが違う
地味婚は、一般的な結婚式とスタイルが大きく異なります。地味婚で選ばれるスタイルは、主に次の3つです。
- 少人数のウエディング
- 会費制ウエディング
- フォトウエディング
まず、少人数のウエディングには、親族や親しい友人のみ出席するのが特徴です。披露宴を行うこともありますが、会食だけで済ませることも多いでしょう。
会費制ウエディングでは、ご祝儀の代わりに会費を集めてパーティーを開催します。
フォトウエディングは、最も費用がかからないスタイルで、パーティーを行わず写真を撮って記念にします。
詳細は、以下のページで詳しくご紹介しています。
一方、一般的な結婚式にもさまざまなスタイルがあります。主に「教会式」「神前式」「仏前式」「人前式」などが挙げられ、どれも格式高く厳かな雰囲気があります。人前式は、場所を選ばず自由に執り行いますが、チャペルや披露宴会場を使うことが多く、地味婚よりも派手な印象です。それぞれのスタイルに関する詳細は、以下のページでご紹介しています。
結婚式を開催したいけれど、会場が多すぎてどこを選んだら良いか分からないという人も多いでしょう。「ホテル椿山荘東京」では、一般的な結婚式はもちろん、地味婚にも対応しております。都心にあるとは思えない自然豊かな場所で結婚式を挙げませんか?ご希望の挙式スタイルにマッチする会場をご提供しているため、ぜひ下記のページをご参考ください。
3. 地味婚はこのような考えを持つカップルにおすすめ!
結婚式は、新郎新婦にとって掛け替えのない思い出になります。そのため、希望に見合った結婚式をすることが大切です。地味婚を考えている人は、自分たちにマッチするかどうかをよく考えてから準備を進めると、スムーズに結婚式を挙げられるでしょう。次のような考えを持っているカップルには、地味婚がおすすめです。
静かで身内と楽しめるような結婚式を挙げたい
派手で賑やかな結婚式を望まず、家族やごく親しい友人たちと静かな時間を過ごしたい人には地味婚が向いています。地味婚であれば、新郎新婦とゲストの距離が近く、穏やかでアットホームな時間を楽しめるでしょう。
職場の上司や遠い親戚を招待するのは気が引ける
結婚式だからといって、職場の上司や滅多に会わない遠い親戚を招待し、遠方から参加いただくのは気が引けると考える人も多いでしょう。また、ゲスト選びの線引きが分からないということもよくある話です。こうした場合も、ごく親しい人だけと決めて地味婚にすれば、ゲスト選びもシンプルになります。
会費制で結婚式を挙げたい
多くの友人を呼びたいけれど、できるだけ費用はかけたくない場合におすすめなのが会費制です。会費制の場合、ご祝儀の代わりに会費を払って参加してもらうため、会場費や食事代を抑えられます。出席する側もカジュアルに参加しやすいため、和気あいあいとした時間を過ごせるでしょう。
派手な演出・余興を行う予定がない
新郎新婦の考えによっては、派手な演出や余興を好まない場合もあります。また、身内や友人に余興をするタイプの人がいない場合も、シンプルな地味婚であれば気兼ねなく参加しやすいでしょう。
4. 地味婚を挙げて後悔することもあるの?
人気の地味婚ですが、場合によっては後悔する可能性はゼロではありません。何も知らずにイメージだけで地味婚を挙げて後悔しないように、どんな点で後悔する可能性があるかを把握しておきましょう。以下の3点について解説します。
地味すぎて「つまらない」とゲストに思われる可能性がある
あまりにもシンプルな地味婚をしてしまうと、結婚ムードが失われてしまいゲストに「つまらない」と思われることも少なくありません。一般的に、地味婚は演出や余興がないため、メリハリのないパーティーになりがちです。
従来の結婚式に慣れている年代の人や結婚式を楽しみにしていた人にとっては、アットホームすぎる地味婚だと拍子抜けしてしまうこともあるでしょう。
妥協してしまう可能性がある
シンプルな地味婚を目指すあまり、演出や衣装など本当は希望していたことまで妥協してしまう恐れがあります。地味婚だとしても、結婚式は人生の大きなイベントの1つです。本当はドレスに憧れていたのに、地味婚にしたからといってワンピースを選ぶこともあるでしょう。楽しみにしていた食事の費用を抑えたために、思ったようなコースが出ない可能性もあります。妥協してしまうと、後になって「本当はこうしたかった」「良い式にできなかった」と後悔が残るため注意しましょう。
費用に囚われすぎる可能性がある
地味婚を選ぶ人の多くは、できるだけ費用を抑えたいと考えています。ポイントを押さえて、節約するのであれば問題ありませんが、費用面にばかり囚われてしまうと後悔につながるでしょう。例えば、費用を気にするあまり、肝心のゲストを疎かにしてしまうことも考えられます。ゲストにとって居心地の悪い結婚式になれば、後にトラブルになる可能性もあるでしょう。地味婚であっても、大切なゲストに対する配慮が大切です。
5. 後悔しない地味婚のポイント
結婚式は、新郎新婦はもちろん、親族や親しい友人にとっても、楽しみにしていた大切な日です。シンプルな地味婚だからと妥協するのではなく、こだわりを持って後悔のない式をしたいものでしょう。続いては、後悔しない地味婚を行うためのポイントを3つ解説します。
両親・ゲストの意見を聞く
結婚式は、一大イベントです。地味婚を選ぶと、つい自分たちだけで式の内容を決めてしまうことも少なくありません。しかし、家族やゲストを無視して勝手に話を進めると、不快感を与える可能性があります。
特に、両親にとっては大切に育てた我が子の晴れ舞台です。誰よりも新郎新婦をお祝いしたいと考えているでしょう。年代によっては、地味婚の魅力を知らない人もいるため、しっかりと説明した上で結婚式を迎えることが大切です。両親やゲストが、気持ち良く祝福できるような心配りを忘れないようにしましょう。
お金をかける部分を考えておく
地味婚でも自分が大切にしたいポイントは、お金をかけて実現させたほうが良いでしょう。例えば、小さい頃から憧れだったドレスや会場の装飾、食事など、妥協できないポイントを事前にリストアップしておくことをおすすめします。その分、節約できるところも押さえておきましょう。式場を安く利用できる日があれば、その日を狙うのも良いでしょう。その他、リングピローや引き出物など、手作りできる部分は自分たちで用意すると費用を抑えられます。
ゲストが楽しめる配慮をする
結婚式は、新郎新婦が大切にしている人を迎えて自分たちの結婚を報告するイベントです。そのため、ゲストに対する配慮を忘れてはいけません。地味婚を行うにしても、あまりにもシンプルすぎる内容だとゲストが楽しめない可能性があるでしょう。計画をする際には、自分たちの希望だけではなく、ゲストの目線で結婚式の流れを考える必要があります。例えば、食事をするだけではなく、ゲストと一緒に楽しめるようなゲームや演出を企画するのもおすすめです。たくさんの費用をかける必要はありませんが、おもてなしの心を忘れないように心がけましょう。
地味婚は、シンプルでアットホームな結婚式です。従来の結婚式とは異なり派手さはありませんが、心のこもった時間を過ごすことができます。地味婚を選ぶとしても妥協することなく、ゲストへの配慮も意識すれば、参加する全ての人にとって心温まる日となるでしょう。
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